2011/03/27(日) - 12:59
2011年3月26日、ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)第6ステージが行なわれ、山岳コースを乗り切ったホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)がスプリント勝利。最終ステージを残し、アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)が総合リードを守った。
タラゴナからバルセロナ近郊のモレ・デル・バジェスまでの195kmで行なわれた第6ステージ。3つの3級山岳が散りばめられており、最後の3級山岳ウラストレル峠がゴール35km手前に登場。この山岳コースで序盤からアタックが多発した。
最初の3級山岳ケロル峠で総合2位リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、レディオシャック)や総合3位ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)が攻撃を仕掛けたが、サクソバンク・サンガードがこれを封じ込める。ようやく逃げが決まったのは65km地点だった。
逃げを試みたカンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、HTC・ハイロード)とダルウィン・アタプマ(コロンビア、コロンビア・エス・パシオン)は、92km地点で4分20秒のリードを築く。一方のメイン集団はサクソバンク・サンガードとレディオシャック、そしてモビスターがコントロール。
最後の3級山岳ウラストレル峠でピーター・ステティーナ(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)がメイン集団から飛び出したが、先頭グループに追いつけずに吸収。山岳を生き残ったロハスを勝たせるために、モビスターが懸命にメイン集団のペースを上げる。結局シウトソウとアタプマはラスト10km地点で吸収された。
最後はモビスター、コフィディス、ランプレ・ISD、カハルーラルが入り乱れる形でゴールスプリントへ。先頭で競り合うマヌエル・カルドソ(ポルトガル、レディオシャック)とロハス。ゴール手前で勝利を確信したカルドソが片手を挙げたが、最後まで踏み続けたロハスが先着した。
これまでの5ステージのうち、実に4ステージでトップ3に絡む走りを見せていたロハス。ようやく手にした勝利でチームメイトたちの働きに報いた。「これまでのステージでは小さなミスを繰り返していた。でも自分が最速だと言い切る自信があったんだ。これでプレッシャーから解き放たれるよ。明日も勝利を狙いたい」。ツアー・ダウンアンダーでシーズンインしたロハスは、チャレンジ・マヨルカに続くシーズン2勝目を飾った。
この日も総合成績は動かず、コンタドールが総合リーダージャージを着て最終ステージに挑むことに。バルセロナにゴールする最終ステージは、平坦基調の124km。コンタドールが初優勝に王手をかけた。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはモビスター公式サイトより。
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2011第6ステージ結果
1位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) 4h22'19"
2位 マヌエル・カルドソ(ポルトガル、レディオシャック)
3位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
4位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・サーヴェロ)
5位 ディエゴ・ミランヒメネス(スペイン、カハルーラル)
6位 ダニエーレ・ピエトロポッリ(イタリア、ランプレ・ISD)
7位 ルーベン・ペレス(スペイン、エウスカルテル)
8位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
9位 レミ・キュザン(フランス、コフィディス)
10位 ミカル・ゴラス(ポーランド、ヴァカンソレイユ・DCM)
個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) 26h50'47"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、レディオシャック) +23"
3位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)
4位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・サーヴェロ) +35"
5位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック)
6位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、チームスカイ) +38"
7位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
8位 シャビエル・トンド(スペイン、モビスター)
9位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +50"
10位 ケヴィン・シールドライヤース(ベルギー、クイックステップ) +1'12"
山岳賞
ナイロ・クインターナ(コロンビア、コロンビア・エス・パシオン)
チーム総合成績
レディオシャック
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
タラゴナからバルセロナ近郊のモレ・デル・バジェスまでの195kmで行なわれた第6ステージ。3つの3級山岳が散りばめられており、最後の3級山岳ウラストレル峠がゴール35km手前に登場。この山岳コースで序盤からアタックが多発した。
最初の3級山岳ケロル峠で総合2位リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、レディオシャック)や総合3位ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)が攻撃を仕掛けたが、サクソバンク・サンガードがこれを封じ込める。ようやく逃げが決まったのは65km地点だった。
逃げを試みたカンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、HTC・ハイロード)とダルウィン・アタプマ(コロンビア、コロンビア・エス・パシオン)は、92km地点で4分20秒のリードを築く。一方のメイン集団はサクソバンク・サンガードとレディオシャック、そしてモビスターがコントロール。
最後の3級山岳ウラストレル峠でピーター・ステティーナ(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)がメイン集団から飛び出したが、先頭グループに追いつけずに吸収。山岳を生き残ったロハスを勝たせるために、モビスターが懸命にメイン集団のペースを上げる。結局シウトソウとアタプマはラスト10km地点で吸収された。
最後はモビスター、コフィディス、ランプレ・ISD、カハルーラルが入り乱れる形でゴールスプリントへ。先頭で競り合うマヌエル・カルドソ(ポルトガル、レディオシャック)とロハス。ゴール手前で勝利を確信したカルドソが片手を挙げたが、最後まで踏み続けたロハスが先着した。
これまでの5ステージのうち、実に4ステージでトップ3に絡む走りを見せていたロハス。ようやく手にした勝利でチームメイトたちの働きに報いた。「これまでのステージでは小さなミスを繰り返していた。でも自分が最速だと言い切る自信があったんだ。これでプレッシャーから解き放たれるよ。明日も勝利を狙いたい」。ツアー・ダウンアンダーでシーズンインしたロハスは、チャレンジ・マヨルカに続くシーズン2勝目を飾った。
この日も総合成績は動かず、コンタドールが総合リーダージャージを着て最終ステージに挑むことに。バルセロナにゴールする最終ステージは、平坦基調の124km。コンタドールが初優勝に王手をかけた。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはモビスター公式サイトより。
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2011第6ステージ結果
1位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) 4h22'19"
2位 マヌエル・カルドソ(ポルトガル、レディオシャック)
3位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
4位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・サーヴェロ)
5位 ディエゴ・ミランヒメネス(スペイン、カハルーラル)
6位 ダニエーレ・ピエトロポッリ(イタリア、ランプレ・ISD)
7位 ルーベン・ペレス(スペイン、エウスカルテル)
8位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
9位 レミ・キュザン(フランス、コフィディス)
10位 ミカル・ゴラス(ポーランド、ヴァカンソレイユ・DCM)
個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) 26h50'47"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、レディオシャック) +23"
3位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)
4位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・サーヴェロ) +35"
5位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック)
6位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、チームスカイ) +38"
7位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
8位 シャビエル・トンド(スペイン、モビスター)
9位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +50"
10位 ケヴィン・シールドライヤース(ベルギー、クイックステップ) +1'12"
山岳賞
ナイロ・クインターナ(コロンビア、コロンビア・エス・パシオン)
チーム総合成績
レディオシャック
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos