2011/03/23(水) - 11:31
2011年3月22日、セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ(UCI2.1)第1bステージ・チームタイムトライアルが行なわれ、アンドローニ・ジョカトリがトップタイムをマーク。優勝候補のリクイガス・キャノンデールは5名が落車するトラブルにより最下位に終わった。
午前の第1aステージに引き続き、午後の第1bステージ・チームタイムトライアルはアドリア海に面したリッチョーネが舞台。高低差が20mに満たない15.6kmコースにはテクニカルコーナーが多く設定されている。
優勝候補に挙げられていたのは、昨年全く同じコースで行なわれたチームタイムトライアルで優勝したリクイガス・キャノンデール。しかしリクイガスは大多数の選手がラスト1kmで落車するというトラブルに見舞われてしまう。
すでに隊列から脱落していたマウロ・フィネット(イタリア)とエドワード・キング(アメリカ)を除く6名のうち、パオロ・ロンゴボルギーニ(イタリア)以外の5名が落車。アレッサンドロ・ヴァノッティ(イタリア)が病院へ搬送され、2分37秒遅れの最下位という散々な結果に終わった。
このテクニカルコースを最速で駆け抜けたのはアンドローニ・ジョカトリ。南米出身のクライマーを多く揃えるプロコンチネンタルチームが、ランプレ・ISDやFDJを5秒差で打ち負かした。平均スピードは50.502km/h。ホセ・セルパ(コロンビア)が先頭でゴールしたが、午前中の第1aステージの順位によってエマヌエーレ・セッラ(イタリア)がリーダージャージを手にしている。
ガゼッタ紙のインタビューの中で、セッラは驚きを込めて喜びを語る。「人生の中でチームタイムトライアルで勝利する日が来るとは思っていなかった。クライマーが5人揃ったチームで勝利を成し遂げたんだ。勝利の秘訣は、全員が最初から全開で走ったこと。チームの勝利だ。この勝利はジロ・デ・イタリアに向けて大きな一歩。明日は平坦ステージだけど、僕のようなクライマー向きのステージが2つ残っていて、最後は個人タイムトライアル。場合によってはセルパをアシストすることになるだろう」。
ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリは12位。宮澤崇史は隊列から離脱し、3分33秒遅れでゴールしている。内間康平が最後まで隊列に残ったダンジェロアンティヌッチィ・NIPPOは17位。小森亮平は4分32秒遅れでゴールした。
第1bステージ(リッチョーネ 15.6km チームTT)
1位 アンドローニ・ジョカトリ 18'32"
2位 ランプレ・ISD +05"
3位 FDJ
4位 コルナゴ・CSFイノックス +13"
5位 アドリアモビル +15"
6位 チームタイプ1 +23"
7位 ジェオックス・TMC
8位 デローザ・チェラミカフラミニア +24"
9位 アックア・エ・サポーネ +25"
10位 ユナイテッドヘルスケア +28"
11位 ミケ +29"
12位 ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ +31"
13位 エンドゥーラ・レーシング +36"
14位 コロンビア・エス・パシオン +49"
15位 オラホテルズ・カラーラ +1'00"
16位 フォアアールベルク +1'06"
17位 ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO +1'07"
18位 プライス・ユアーバイク +1'08"
19位 アモーレ・エ・ヴィータ +1'13"
20位 スパレバンケン・ヴェスト +1'16"
21位 WIT +1'22"
22位 リクイガス・キャノンデール +2'37"
個人総合成績
1位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ) 2h16'07"
2位 ジャクソン・ロドリゲス(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
3位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)
4位 アンヘル・ビシオソ(スペイン、アンドローニ・ジョカトリ)
5位 ホセ・ルハノ(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
6位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
7位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
8位 ダニエーレ・リーギ(イタリア、ランプレ・ISD) +05"
9位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD)
10位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)
106位 内間康平(日本、ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO) +1'07"
155位 宮澤崇史(日本、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ) +3'33"
162位 小森亮平(日本、ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO) +4'32"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, Riccardo Scanferla
午前の第1aステージに引き続き、午後の第1bステージ・チームタイムトライアルはアドリア海に面したリッチョーネが舞台。高低差が20mに満たない15.6kmコースにはテクニカルコーナーが多く設定されている。
優勝候補に挙げられていたのは、昨年全く同じコースで行なわれたチームタイムトライアルで優勝したリクイガス・キャノンデール。しかしリクイガスは大多数の選手がラスト1kmで落車するというトラブルに見舞われてしまう。
すでに隊列から脱落していたマウロ・フィネット(イタリア)とエドワード・キング(アメリカ)を除く6名のうち、パオロ・ロンゴボルギーニ(イタリア)以外の5名が落車。アレッサンドロ・ヴァノッティ(イタリア)が病院へ搬送され、2分37秒遅れの最下位という散々な結果に終わった。
このテクニカルコースを最速で駆け抜けたのはアンドローニ・ジョカトリ。南米出身のクライマーを多く揃えるプロコンチネンタルチームが、ランプレ・ISDやFDJを5秒差で打ち負かした。平均スピードは50.502km/h。ホセ・セルパ(コロンビア)が先頭でゴールしたが、午前中の第1aステージの順位によってエマヌエーレ・セッラ(イタリア)がリーダージャージを手にしている。
ガゼッタ紙のインタビューの中で、セッラは驚きを込めて喜びを語る。「人生の中でチームタイムトライアルで勝利する日が来るとは思っていなかった。クライマーが5人揃ったチームで勝利を成し遂げたんだ。勝利の秘訣は、全員が最初から全開で走ったこと。チームの勝利だ。この勝利はジロ・デ・イタリアに向けて大きな一歩。明日は平坦ステージだけど、僕のようなクライマー向きのステージが2つ残っていて、最後は個人タイムトライアル。場合によってはセルパをアシストすることになるだろう」。
ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリは12位。宮澤崇史は隊列から離脱し、3分33秒遅れでゴールしている。内間康平が最後まで隊列に残ったダンジェロアンティヌッチィ・NIPPOは17位。小森亮平は4分32秒遅れでゴールした。
第1bステージ(リッチョーネ 15.6km チームTT)
1位 アンドローニ・ジョカトリ 18'32"
2位 ランプレ・ISD +05"
3位 FDJ
4位 コルナゴ・CSFイノックス +13"
5位 アドリアモビル +15"
6位 チームタイプ1 +23"
7位 ジェオックス・TMC
8位 デローザ・チェラミカフラミニア +24"
9位 アックア・エ・サポーネ +25"
10位 ユナイテッドヘルスケア +28"
11位 ミケ +29"
12位 ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ +31"
13位 エンドゥーラ・レーシング +36"
14位 コロンビア・エス・パシオン +49"
15位 オラホテルズ・カラーラ +1'00"
16位 フォアアールベルク +1'06"
17位 ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO +1'07"
18位 プライス・ユアーバイク +1'08"
19位 アモーレ・エ・ヴィータ +1'13"
20位 スパレバンケン・ヴェスト +1'16"
21位 WIT +1'22"
22位 リクイガス・キャノンデール +2'37"
個人総合成績
1位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ) 2h16'07"
2位 ジャクソン・ロドリゲス(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
3位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)
4位 アンヘル・ビシオソ(スペイン、アンドローニ・ジョカトリ)
5位 ホセ・ルハノ(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
6位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
7位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトリ)
8位 ダニエーレ・リーギ(イタリア、ランプレ・ISD) +05"
9位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD)
10位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)
106位 内間康平(日本、ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO) +1'07"
155位 宮澤崇史(日本、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ) +3'33"
162位 小森亮平(日本、ダンジェロアンティヌッチィ・NIPPO) +4'32"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, Riccardo Scanferla
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