2011/02/07(月) - 09:06
2011年2月6日、第10回ツアー・オブ・カタール(UCI2.1)が同国首都ドーハで開幕。初日の2.5kmプロローグ(個人タイムトライアル)でファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック)や4秒差で下したラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)がリーダージャージを獲得した。
ツアー・オブ・カタールはUCIアジアツアーに組み込まれる6日間のステージレース。UCIのクラスは2.1と決して高くないが、ツール・ド・フランスと同じASO(アモリ・スポル・オルガニザシオン)主催レースであり、毎年豪華なチーム&選手が集まる。
ほぼ真っ平らなカタールの土地柄、優勝候補に挙がるのはスプリンターたち。このカタールでシーズンデビューを飾る選手も多い。
過去に3回優勝しているトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)やマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード)、ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レオパード・トレック)、ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・サーヴェロ)らが顔を合わす。ツール・ド・ランカウイでステージ5勝を飾ったアンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・ネーリ)も出場した。
初日はドーハ市内のカルチャル・ヴィレッジを舞台にした2.5kmの個人タイムトライアル。どのチームもTTバイクを用意せず、ノーマルバイクでの出走となった。
風が強く、石畳やコーナーを含むテクニカルなコースで、25歳ボームが3分07秒のトップタイムを叩き出した。
レオパード・トレックでシーズンデビューを飾ったカンチェラーラは4秒差の2位。コンディションの面で、ロードレースとシクロクロスを両立させるボームに分があったのは確かだろう。ボームはジュニア時代からシクロクロスで頭角を現し、2007年にシクロクロス世界チャンピオンに。今年シクロクロスのオランダ選手権で5連覇を達成している。
ボームはラボバンク公式サイトのインタビューの中で「良いウィンタートレーニングをこなせたという実感はあったけど、これは予想外の結果だ。カンチェラーラのことは別段気にしていなかった。チームにとっても自分にとっても満足の勝利。でも今日はたったの2.5km。明日から150kmのレースが待っている」とコメント。黄金のリーダージャージに袖を通した。
史上最多4回目の総合優勝を目指すボーネンは6秒遅れの7位で上々の滑り出し。総合狙いのスプリンターの中ではポールポジションを得たと言っていいだろう。先日4000m個人追い抜きで世界記録を叩き出したジャック・ボブリッジ(ガーミン・サーヴェロ)は10秒遅れの13位。イギリスチャンピオンジャージを着るブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は13秒遅れの29位に入っている。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはラボバンク公式サイトより。
ツアー・オブ・カタール2011プロローグ結果
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) 3'07"
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック) +04"
3位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ) +05"
4位 フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
5位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +06"
6位 ヘルト・ステーグマン(ベルギー、クイックステップ)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ) +08"
9位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)
10位 マシュー・ブラマイヤー(アイルランド、HTC・ハイロード) +09"
個人総合成績
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) 3'07"
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック) +04"
3位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ) +05"
4位 フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
5位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +06"
6位 ヘルト・ステーグマン(ベルギー、クイックステップ)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ) +08"
9位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)
10位 マシュー・ブラマイヤー(アイルランド、HTC・ハイロード) +09"
ポイント賞
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)
新人賞
アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)
チーム総合成績
ラボバンク
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
ツアー・オブ・カタールはUCIアジアツアーに組み込まれる6日間のステージレース。UCIのクラスは2.1と決して高くないが、ツール・ド・フランスと同じASO(アモリ・スポル・オルガニザシオン)主催レースであり、毎年豪華なチーム&選手が集まる。
ほぼ真っ平らなカタールの土地柄、優勝候補に挙がるのはスプリンターたち。このカタールでシーズンデビューを飾る選手も多い。
過去に3回優勝しているトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)やマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード)、ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レオパード・トレック)、ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・サーヴェロ)らが顔を合わす。ツール・ド・ランカウイでステージ5勝を飾ったアンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・ネーリ)も出場した。
初日はドーハ市内のカルチャル・ヴィレッジを舞台にした2.5kmの個人タイムトライアル。どのチームもTTバイクを用意せず、ノーマルバイクでの出走となった。
風が強く、石畳やコーナーを含むテクニカルなコースで、25歳ボームが3分07秒のトップタイムを叩き出した。
レオパード・トレックでシーズンデビューを飾ったカンチェラーラは4秒差の2位。コンディションの面で、ロードレースとシクロクロスを両立させるボームに分があったのは確かだろう。ボームはジュニア時代からシクロクロスで頭角を現し、2007年にシクロクロス世界チャンピオンに。今年シクロクロスのオランダ選手権で5連覇を達成している。
ボームはラボバンク公式サイトのインタビューの中で「良いウィンタートレーニングをこなせたという実感はあったけど、これは予想外の結果だ。カンチェラーラのことは別段気にしていなかった。チームにとっても自分にとっても満足の勝利。でも今日はたったの2.5km。明日から150kmのレースが待っている」とコメント。黄金のリーダージャージに袖を通した。
史上最多4回目の総合優勝を目指すボーネンは6秒遅れの7位で上々の滑り出し。総合狙いのスプリンターの中ではポールポジションを得たと言っていいだろう。先日4000m個人追い抜きで世界記録を叩き出したジャック・ボブリッジ(ガーミン・サーヴェロ)は10秒遅れの13位。イギリスチャンピオンジャージを着るブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は13秒遅れの29位に入っている。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはラボバンク公式サイトより。
ツアー・オブ・カタール2011プロローグ結果
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) 3'07"
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック) +04"
3位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ) +05"
4位 フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
5位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +06"
6位 ヘルト・ステーグマン(ベルギー、クイックステップ)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ) +08"
9位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)
10位 マシュー・ブラマイヤー(アイルランド、HTC・ハイロード) +09"
個人総合成績
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) 3'07"
2位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック) +04"
3位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ) +05"
4位 フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
5位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +06"
6位 ヘルト・ステーグマン(ベルギー、クイックステップ)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ) +08"
9位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)
10位 マシュー・ブラマイヤー(アイルランド、HTC・ハイロード) +09"
ポイント賞
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)
新人賞
アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)
チーム総合成績
ラボバンク
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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