ピナレロが用意したスペシャルバイクプレゼンテーションの場で、カンパニョーロの電動コンポーネントがベールを脱いだ。公には世界初のショーでの発表となる待望の電動コンポ。その概要とディテールを紹介しよう。

カンパニョーロの電動コンポーネントを搭載したピナレロDOGMA カンパニョーロの電動コンポーネントを搭載したピナレロDOGMA "Giro d'Italia" Special Edition (c)Makoto.AYANO

ファウスト・ピナレロ氏とカンパのセールス担当者ミケーレ・カルディン氏が紹介ファウスト・ピナレロ氏とカンパのセールス担当者ミケーレ・カルディン氏が紹介 (c)Makoto.AYANOサイクルモードインターナショナル幕張会場 ピナレロジャパン・ブースにおいて、プレミアムタイムの朝一番に行われたのがピナレロ社代表ファウスト・ピナレロ氏よりGiro d'ItaliaへのスポンサーシップについてとDOGMA "Giro d'Italia" Special Editionの詳細発表だ。

文字通りベールを脱いだ、マットブラックにピンクのアクセントが入ったピナレロDOGMA "Giro d'Italia" Special Editionに搭載されていたのは、カンパニョーロ新型コンポーネント「エレクトリック・スーパーレコード」だ(モデル名の正式発表はなかった)。

世界で初めてカンパ電動コンポを搭載したピナレロ・ドグマスペシャルを前に、カンパのセールス担当者ミケーレ・カルディン氏が同時にステージに出て、概要を発表した。

シマノに先駆けて開発を続けてきたが、製品化ではシマノのDi2に遅れをとる形となったカンパの電動コンポ。展示されたパーツは製品の完成度を持っているように外観からは伺えたが、市販化のメドはまだたっていない。

このメカは来季、モビスターと名前を変えるUCIプロツアーチームのケースデパーニュへの独占供給が決まっている。カルディン氏へのシクロワイアードの取材では、モビスターに供給されるのは約20セット。2011年シーズンを通しての実戦テストを行う。そのリサーチを経て製品化される。発売時期や製品詳細は今の時点では未定。少なくとも2011年じゅうに発売されることはないだろうという予測だという。
製品版に近いコンポをプロに供給し、されに完成度を高めてからの市場投入に期待して欲しいとのことだ。

ここでは写真で外観に迫り、プレゼンテーションの模様を動画で紹介するのみとしよう。

電動シフター搭載のエルゴパワーレバー電動シフター搭載のエルゴパワーレバー (c)Makoto.AYANOフロントディレイラーとバッテリーボックスフロントディレイラーとバッテリーボックス (c)Makoto.AYANO
リアディレイラーリアディレイラー (c)Makoto.AYANOステム裏にはターミナルがあるステム裏にはターミナルがある (c)Makoto.AYANO


プレゼンテーション動画


細部はフォトギャラリーで確認して欲しい。

photo&movie&text :MakotoAYANO/cyclowired.jp

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