2009/04/02(木) - 07:21
2009年3月31日、ベルギーでKBCデパンヌ3日間レース(UCI2.HC)が開幕した。開幕迫るビッグクラシックの前哨戦として注目を集める3日間のステージレース。第1ステージは終盤に飛び出したフィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)が2名のスプリント勝負を制して優勝。好調ぶりをアピールした。
ロンド・ファン・フラーンデレンなどのクラシックレースと同じ、フランドル地方の急坂をクリアする3日間のステージレース。最終日は短距離ロードレースと個人タイムトライアルが行なわれるため、計4ステージで争われる。
初日の第1ステージはミデルケルケからゾッテへムまでの199km。レース後半はレベルグやエイケンモレンなどの急坂を含む周回コースが設定されており、登場する急坂の数は13。それぞれに山岳ポイントが設定されている。
レースは序盤から6名が逃げ、ミケーレ・メルロ(イタリア、バルロワールド)が積極的に山岳ポイントを加算。しかしこの逃げはゴールまで距離を残して集団に引き戻され、続いてサイレンス・ロットのプッシュによって30名ほどが抜け出す展開に。
ポッツァートやフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)、マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)、そしてディフェンディングチャンピオンのヨースト・ポストゥーマ(オランダ、ラボバンク)が先頭グループに入る一方で、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)は後続集団に取り残された。
やがて先頭グループからフレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)が抜け出し、単独で追走したポッツァートがラスト17kmで合流。後続を振り切ったこの先頭2名はゴールまで逃げ切り、最後は下り基調のスプリント勝負をポッツァートが制した。
ポッツァートは3日前のE3プライス・フラーンデレンで優勝したばかり。狙っていたミラノ〜サンレモで22位に沈んだ分、北のクラシックへの意気込みは強い。「最重要レース」として目標に掲げるロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)でも注目のクラシックハンターだ。
ガゼッタ紙の中でポッツァートは「人数を揃えていたリクイガスとロットにスプリントで敵わないと思い、逃げの展開に持ち込みたかった。今日のテストは合格。日曜までこの調子を維持したい。総合成績を狙うかどうかは、(閉幕3日後の)フランドルへの調整状況を見ながら考えたい。フランドルの優勝候補はボーネンで変更無し。彼は今日もペダリングは軽かった。彼のチームの強靭さは戦略的に有利になると思う。でも『最も強いものが勝つ』ようなレース展開が僕にとっては理想だ」とコメントしている。
KBCデパンヌ3日間レース2009第1ステージ結果
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h37'01"
2位 フレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)
3位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+57"
4位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
5位 グレガ・ボーレ(スロベニア、アミーカチップス)
6位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)
7位 アッサン・バザイエフ(カザフスタン、アスタナ)
8位 ヴァンサン・ジェロム(フランス、Bboxブイグテレコム)
9位 マルコ・フィネット(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)
10位 ストゥヴ・シェネル(フランス、Bboxブイグテレコム)
個人総合成績
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h36'51"
2位 フレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)+04"
3位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'03"
4位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)+1'05"
5位 マルコ・フィネット(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)
6位 ポール・ヴォス(ドイツ、ミルラム)+1'06"
7位 グレガ・ボーレ(スロベニア、アミーカチップス)+1'07"
8位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)
9位 アッサン・バザイエフ(カザフスタン、アスタナ)
10位 ヴァンサン・ジェロム(フランス、Bboxブイグテレコム)
ポイント賞
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)
スプリント賞
エンリコ・フランツォーイ(イタリア、リクイガス)
山岳賞
ミケーレ・メルロ(イタリア、バルロワールド)
チーム総合成績
リクイガス
ロンド・ファン・フラーンデレンなどのクラシックレースと同じ、フランドル地方の急坂をクリアする3日間のステージレース。最終日は短距離ロードレースと個人タイムトライアルが行なわれるため、計4ステージで争われる。
初日の第1ステージはミデルケルケからゾッテへムまでの199km。レース後半はレベルグやエイケンモレンなどの急坂を含む周回コースが設定されており、登場する急坂の数は13。それぞれに山岳ポイントが設定されている。
レースは序盤から6名が逃げ、ミケーレ・メルロ(イタリア、バルロワールド)が積極的に山岳ポイントを加算。しかしこの逃げはゴールまで距離を残して集団に引き戻され、続いてサイレンス・ロットのプッシュによって30名ほどが抜け出す展開に。
ポッツァートやフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)、マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)、そしてディフェンディングチャンピオンのヨースト・ポストゥーマ(オランダ、ラボバンク)が先頭グループに入る一方で、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)は後続集団に取り残された。
やがて先頭グループからフレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)が抜け出し、単独で追走したポッツァートがラスト17kmで合流。後続を振り切ったこの先頭2名はゴールまで逃げ切り、最後は下り基調のスプリント勝負をポッツァートが制した。
ポッツァートは3日前のE3プライス・フラーンデレンで優勝したばかり。狙っていたミラノ〜サンレモで22位に沈んだ分、北のクラシックへの意気込みは強い。「最重要レース」として目標に掲げるロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)でも注目のクラシックハンターだ。
ガゼッタ紙の中でポッツァートは「人数を揃えていたリクイガスとロットにスプリントで敵わないと思い、逃げの展開に持ち込みたかった。今日のテストは合格。日曜までこの調子を維持したい。総合成績を狙うかどうかは、(閉幕3日後の)フランドルへの調整状況を見ながら考えたい。フランドルの優勝候補はボーネンで変更無し。彼は今日もペダリングは軽かった。彼のチームの強靭さは戦略的に有利になると思う。でも『最も強いものが勝つ』ようなレース展開が僕にとっては理想だ」とコメントしている。
KBCデパンヌ3日間レース2009第1ステージ結果
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h37'01"
2位 フレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)
3位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+57"
4位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
5位 グレガ・ボーレ(スロベニア、アミーカチップス)
6位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)
7位 アッサン・バザイエフ(カザフスタン、アスタナ)
8位 ヴァンサン・ジェロム(フランス、Bboxブイグテレコム)
9位 マルコ・フィネット(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)
10位 ストゥヴ・シェネル(フランス、Bboxブイグテレコム)
個人総合成績
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h36'51"
2位 フレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)+04"
3位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'03"
4位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)+1'05"
5位 マルコ・フィネット(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)
6位 ポール・ヴォス(ドイツ、ミルラム)+1'06"
7位 グレガ・ボーレ(スロベニア、アミーカチップス)+1'07"
8位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)
9位 アッサン・バザイエフ(カザフスタン、アスタナ)
10位 ヴァンサン・ジェロム(フランス、Bboxブイグテレコム)
ポイント賞
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)
スプリント賞
エンリコ・フランツォーイ(イタリア、リクイガス)
山岳賞
ミケーレ・メルロ(イタリア、バルロワールド)
チーム総合成績
リクイガス
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