中国・上海で開催されるUCIトラック世界選手権が10月14日、上海の崇明島にある上海ヴェロドロームで開幕した。初日は男女チームスプリント、女子スクラッチの3種目でアルカンシェルが争われた。日本代表は5種目に出場したが、男子チームスプリントの4位が最高成績。表彰台に届かず厳しいスタートとなった。



男子チームスプリント 銅メダルをかけて中国に敗れる

男子チームスプリントは3位決定戦で中国に敗れて4位 photo:JCF

メダルに最も近づいたのは、長迫吉拓、太田海也、中石湊の3人で臨んだ男子チームスプリントだった。19チームが出場した予選で、日本は42秒713を記録して3位につける。続く1回戦はフランスと対戦し42秒456で先着したものの、全体では3番目のタイムで銅メダルをかけた3-4位決定戦に。相手は今年3月のアジア選手権でも敗れた地元中国。日本はスタートで隊列が乱れ、1周目で遅れを取る。中国は625m地点で約1秒差まで広げた。最終的に中国の42秒389に対して日本は43秒644。1.255秒差で敗れ、2024年大会の銅メダルに続く表彰台はならなかった。

団体種目は軒並み予選敗退

そのほかの団体種目は、いずれも上位8チームによる1回戦に進めなかった。

女子チームスプリントは最下位となる18位 photo:JCF

女子チームパーシュートは11位で予選通過ならず photo:JCF

男子チームパーシュートは11位。こちらも予選通過はならず photo:JCF

女子チームスプリントは酒井亜樹、佐藤水菜、山田南のメンバーで出場したものの、連携が取れずに50秒680で18チーム中18位に終わった。女子チームパーシュートは池田瑞紀、梶原悠未、内野艶和、垣田真穂の布陣で4分19秒093を出したが17チーム中11位。男子チームパーシュートも梅澤幹太、兒島直樹、窪木一茂、松田祥位の4人で3分53秒453。18チーム中11位で予選敗退となった。

個人種目では女子スクラッチに岡本美咲が出場し、10km(40周)のレースで24人中19位だった。

地元中国が女子チームスプリントで金

女子チームスプリントを制した中国チーム photo:UCI

開催国の中国は初日から存在感を示した。女子チームスプリントでは予選、1回戦ともにイギリスと上位を争い、決勝ではイギリスが1周目で0.172秒リードしたが、2周目で中国が逆転して0.347秒先行した。そのまま45秒578でフィニッシュしイギリスを抑えて地元の観客の前でアルカンシェルを手にした。

オランダ、男子チームスプリント3連覇 ウィーベスもスクラッチ3連覇

男子チームスプリント3連覇を達成したオランダチーム photo:UCI

男子チームスプリントで最強ぶりを示したのは今年もオランダだった。ジェフリー・ホーフラントと、国際競輪にも出場していたハリー・ラヴレイセン、ロイ・ファンデンベルフの3人は、予選、1回戦ともトップタイムで決勝へ。昨年銅のオーストラリアとの決勝では1周目で遅れたものの、2周目でほぼ並んで最終周で逆転した。3年連続の世界タイトルを獲得している。

ラヴレイセンは、前回の世界選手権以降チームとしてレースで勝てていなかったと明かした上で「(オリンピック)予選期間を勝利でスタートできてとても嬉しい」とコメント。ホーフラントは「決勝には怒りを抱えて臨んだ。最終周は全てを出し切り、ただペダルを踏み込んだ」と振り返った。

女子スクラッチを制したロレーナ・ウィーベス(オランダ) photo:UCI

女子スクラッチでは、ロードの世界最強スプリンターとして圧倒的な強さを誇るロレーナ・ウィーベスが大会最初の金メダルを獲得した。2位はララ・ギレスピー(アイルランド)、3位はマリア・マルティンス(ポルトガル)。ウィーベスにとっては2024年、2025年に続く3連覇だ。「スプリントを少し早く始めなければならなかったけれど、状況に合わせるしかない。スクラッチは脚のスピードだけでなく、位置取りと戦術も重要なレース」とヴィーベス。ウィーベスは女子チームパーシュートの予選にも出走し、オランダは4番手で1回戦に進んでいる。

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