「まだ実感が湧かない」と語るセクサスはイル・ロンバルディアでの勝利をそう振り返った。2度目の2位に入ったマスは来季への意欲を示し、現役最終戦を終えたモレマは「人生を楽しみたい」と新たな日々を見据えた。
優勝 ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)

18.2kmの独走を決めたポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos
信じられない。まだ実感が湧かないよ。チームは素晴らしい走りを見せてくれた。皆、求められた以上の力を尽くしてくれた。ここに万全の状態で臨めるよう、ハードにトレーニングを積んできた。スタート時の感触がとても良かったので、今日はいい日になるかもしれないと思った。
狙っていたタイミングでペースを上げ、ライバルとの差を広げることができた。チヴィリオの登り口からペースを上げ、最も急な区間では力をうまくコントロールした。頂上ではリードを築いていたが、勝利を確信するにはまだ十分ではなかった。フィニッシュまで、できる限りのタイムトライアルをした。そしてサン・フェルモ・デッラ・バッターリアを最後に越えた時、勝ったと分かった。自分自身との戦いだった。本当に信じられない。
2位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)

マスからの祝福を受けるポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:RCS Sport
─コモにフィニッシュしたイル・ロンバルディアで2度目の2位だ。
この終盤のレイアウトが本当に好きなんだ。また2位という結果には満足している。チヴィリオでは(セクサスがアタックした後も)、プラン通りの数値で登っていた。そしてスプリントで勝負する前に、脚のあるジュリオ(チッコーネ)を振り落とさなければならなかった。幸運にも、それがうまくいったよ。
昨年は手術で4ヶ月を棒に振り、シーズン前半は思うようにレースに出場できなかった。だから来年は、良い形でシーズンに入りたい。今年のような走りができたら嬉しいよ。
3位 ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)

3位で表彰台に上がったジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) photo:CorVos
今日は絶好調というわけではなく、チヴィリオでも自らの勝利のために走っていたわけではなかった。そんな状態のなかでもこのような結果を得られたことを誇りに思う。3位という結果が、今日の僕が得られた最高の順位だよ。
セクサスがアタックした瞬間、僕は限界に達していた。彼に少しでもついていこうとしたのが小さなミスだったと言える。自分のペースで踏み続ければよかったと後悔しているよ。しかしセクサスは一人だけ別のレベルの走りだったし、今日の勝利は彼にこそふさわしい。
4位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
チームとしてとても良いレースができた。4位という結果には満足している。強いジュリオ(ペリツァーリ)やジャンニ(モスコン)の姿も見せることができた。チーム全員の走りを勝利に繋げることができず残念だが、それがレースだ。勝つこともあれば負けることもある。
6位 トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)
チヴィリオに集団後方で入ってしまい、番手を上げ、ポール(セクサス)の背後までたどり着くのに脚を使わなければならなかった。でも調子自体はよかった。ただ登りでレッドゾーンに入ってしまっただけ。悪くないレースだった。ポールがアタックしたというより、自分のペースで登った結果、僕らが振り落とされたのだろう。とても強かったよ。
現役ラストレースを終えたバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)

引退するバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)ら5名に花道が作られた photo:RCS Sport
ここロンバルディアで現役を終えたいとずっと思っていた。最後のレースはここになると、いつも心に決めていたんだ。自分にとって大切なレースで引退の挨拶ができることを、チームに感謝している。もう苦しまずに済むのはうれしいよ。ここ数年はレースで良い状態を保つために、ますます苦しまなければならなかった。毎日トレーニングをしなくてよくなるのはうれしい。
まずはゆっくり過ごして、家族と一緒にいたい。健康を保って、自転車には乗り続けるよ。外で過ごすあの感覚が好きだからね。短いライドや、友人とのコーヒーライドになるかもしれない。人生を楽しみたい。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
優勝 ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)

信じられない。まだ実感が湧かないよ。チームは素晴らしい走りを見せてくれた。皆、求められた以上の力を尽くしてくれた。ここに万全の状態で臨めるよう、ハードにトレーニングを積んできた。スタート時の感触がとても良かったので、今日はいい日になるかもしれないと思った。
狙っていたタイミングでペースを上げ、ライバルとの差を広げることができた。チヴィリオの登り口からペースを上げ、最も急な区間では力をうまくコントロールした。頂上ではリードを築いていたが、勝利を確信するにはまだ十分ではなかった。フィニッシュまで、できる限りのタイムトライアルをした。そしてサン・フェルモ・デッラ・バッターリアを最後に越えた時、勝ったと分かった。自分自身との戦いだった。本当に信じられない。
2位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)

─コモにフィニッシュしたイル・ロンバルディアで2度目の2位だ。
この終盤のレイアウトが本当に好きなんだ。また2位という結果には満足している。チヴィリオでは(セクサスがアタックした後も)、プラン通りの数値で登っていた。そしてスプリントで勝負する前に、脚のあるジュリオ(チッコーネ)を振り落とさなければならなかった。幸運にも、それがうまくいったよ。
昨年は手術で4ヶ月を棒に振り、シーズン前半は思うようにレースに出場できなかった。だから来年は、良い形でシーズンに入りたい。今年のような走りができたら嬉しいよ。
3位 ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)

今日は絶好調というわけではなく、チヴィリオでも自らの勝利のために走っていたわけではなかった。そんな状態のなかでもこのような結果を得られたことを誇りに思う。3位という結果が、今日の僕が得られた最高の順位だよ。
セクサスがアタックした瞬間、僕は限界に達していた。彼に少しでもついていこうとしたのが小さなミスだったと言える。自分のペースで踏み続ければよかったと後悔しているよ。しかしセクサスは一人だけ別のレベルの走りだったし、今日の勝利は彼にこそふさわしい。
4位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
チームとしてとても良いレースができた。4位という結果には満足している。強いジュリオ(ペリツァーリ)やジャンニ(モスコン)の姿も見せることができた。チーム全員の走りを勝利に繋げることができず残念だが、それがレースだ。勝つこともあれば負けることもある。
6位 トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)
チヴィリオに集団後方で入ってしまい、番手を上げ、ポール(セクサス)の背後までたどり着くのに脚を使わなければならなかった。でも調子自体はよかった。ただ登りでレッドゾーンに入ってしまっただけ。悪くないレースだった。ポールがアタックしたというより、自分のペースで登った結果、僕らが振り落とされたのだろう。とても強かったよ。
現役ラストレースを終えたバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)

ここロンバルディアで現役を終えたいとずっと思っていた。最後のレースはここになると、いつも心に決めていたんだ。自分にとって大切なレースで引退の挨拶ができることを、チームに感謝している。もう苦しまずに済むのはうれしいよ。ここ数年はレースで良い状態を保つために、ますます苦しまなければならなかった。毎日トレーニングをしなくてよくなるのはうれしい。
まずはゆっくり過ごして、家族と一緒にいたい。健康を保って、自転車には乗り続けるよ。外で過ごすあの感覚が好きだからね。短いライドや、友人とのコーヒーライドになるかもしれない。人生を楽しみたい。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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