9月10日(木)に開催された「GPペッチョリ-コッパ・サバティーニ」を制したのはブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)。好調ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のアタックをラスト100mで捉えての勝利だった。



スプリントを制したブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) (c)CorVos

ブエルタ参戦組はスペインで、カナダでのワールドツアー2連戦組は北米で活躍する一方、イタリアでは秋恒例のセミクラシックレース連戦が始まっている。

9月6日(日)には「GPインダストリア&アルティジャナート(UCI1.Pro)」が行われ、9月9日(水)開催の「ジロ・デッラ・トスカーナ(UCI1.1)」を経て9月10日(木)には今年で第74回目を迎えた「グランプレミオ・チッタ・ディ・ペッチョリ-コッパ・サバティーニ(UCI1.Pro)」がイタリアのトスカーナ州で開催。1952年に初開催され、地元の名選手であった故ジュゼッペ・サバティーニ(1951年に36歳の若さで早世)の功績を称えて創設されたレースには9つのUCIワールドチームが揃った。

トスカーナ州ペッチョリを発着地点とするコースは最初2つの丘を越え、3つの丘が連なるコースを5周回してフィニッシュする197.6km。雨のラスト25kmでは消耗したメイン集団から前日開催のジロ・デッラ・トスカーナで勝利したジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が飛び出し、追従したサムエーレ・バティステッラ(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)を千切って独走したものの、人数をまとめたメイン集団が残り1km地点でキャッチした。

しかし、ペリツァーリはフィニッシュまでの登りで再びアタックして独走に。2日連続優勝に向けて踏み続けたものの、最終的にスプリント勝負になだれ込んだ集団からブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)がラスト200mから踏み込み、追い縋るクレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ)を2車身以上引き離してフィニッシュした。

前日勝者ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は再三アタックしたものの、ラスト100mで吸収された (c)CorVos

「残り200mから勝利を目指して全力でもがいたよ。良いスプリントができたけれど、雨だったから集団走行やダウンヒルに自信がなく、何度も遅れては追いつくという展開だったんだ。チームメイトとチームのためにこの勝利を手にすることができて本当に嬉しい。イタリアでの初勝利は僕のキャリアにとって大切な意味を持つ」

そう語るコスヌフロワは、2017年にU23世界選手権を制してフランス期待の星となった1995年生まれの30歳。ビッグレースでも上位に食い込むパンチャーだが、大きな成績は残せておらず、今年は長年所属したデカトロンを離れてUAEに移籍していた。移籍初年度の今年はProカテゴリーで5勝を記録。来季に向けた復活に期待が掛かっている。

コスヌフロワは、勝利を分け合ったライバルにも触れている。「ジュリオ(ペリッツァーリ)は今週、昨日と同じように本当に良いコンディションだ。でも、こういうこともある。彼がアタックする時もあれば、集団が勝つ時もある。でも彼は本当に素晴らしいライダーだと思う」
グランプレミオ・チッタ・ディ・ペッチョリ-コッパ・サバティーニ2026結果
1位 ブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) 4:40:55
2位 クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ)
3位 ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)
4位 クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)
5位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)
6位 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
7位 アレクサンドル・ドゥレトル(フランス、トタルエネルジー)
8位 ルドヴィコ・クレショーリ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)
9位 マルクス・フールゴー(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)
10位 ルーカス・ネルーカー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)
text:So Isobe

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