ベルギーを巡るレネウィ・ツアー第4ステージは、3度目の集団スプリントで決着。ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)が写真判定の僅差でコーイを退け、区間2勝目と共に総合首位に再浮上した。

前日勝利し、総合リーダージャージを着るイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) photo:CorVos
ベルギーで開催中のレネウィ・ツアー(UCIワールドツアー)も残すところあと2日。ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕日である8月22日に第4ステージが行われた。この日は68kmの周回コースを約3周する187.3km。いくつか短い急勾配坂が設定されていたものの、集団スプリントが濃厚と見られた。
ワールドツアーらしく、ワールドチーム勢にプロチームのピナレロQ36.5プロサイクリングを加えた逃げ集団は6名。そのなかには35歳のベテランであるトムス・スクインシュ(ラトビア、リドル・トレック)が入り、逃げ切りを目指して邁進した。しかしスプリント勝負に持ち込みたいアルペシン・プレミアテックやスーダル・クイックステップがメイン集団を牽引したため、残り21km地点で逃げは吸収された。

逃げを捉えたプロトン photo:CorVos
第2ステージの落車で身体を傷め、第3ステージで棄権したジョナタン・ミラン(イタリア)の所属するリドル・トレックから、残り17km地点でセーアン・クラーウアナスン(デンマーク)がアタック。しかしプロトンはこの動きを容認せず、残り7.5km地点の丘でクラーウアナスンは一度プロトンに捉えられたものの、ペースが緩むと再び飛び出した。その後も粘り強く先行し、残り1kmを過ぎた辺りでようやくプロトンに飲み込まれた。
最終ストレートを絶好の位置で迎えたのは、ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)の勝利を狙うユニベット・ローズ・ロケッツだった。コース左側でスプリントを開始したフルーネウェーヘンに対し、反対側ではビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)がトップスピードに乗る。しかしその背後からオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)が追い抜くと、さらに後ろからヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)も伸びてきた。
フルーネウェーヘンのスピードが伸び悩む一方、勝負はコーイとフィリプセンの一騎打ちとなった。両者は同時にハンドルを投げ、フィニッシュ後には肩が接触しながら、勝敗の行方は写真判定へ。その結果、フィリプセンに勝利が告げられた。

ハンドルを投げるオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)とヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos

区間2勝目と共に総合首位に再浮上したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos
「スプリントでは臨機応変に対応しなければならなかった。最初は左側から仕掛けたかったものの、スペースを見つけることができず、最終的に(右側に)隙間が開いたのが見えたので、そこに飛び込んだ。オラフとは本当に僅差だったが、最後のひと伸びが勝敗を分けた」と、今大会区間2勝目を飾ったフィリプセンは語った。
これによりフィリプセンは総合首位に再浮上。翌日は無数の丘を越えるものの、集団スプリントの可能性もあるため、僅差で争われる総合争いの行方にも注目される。

ベルギーで開催中のレネウィ・ツアー(UCIワールドツアー)も残すところあと2日。ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕日である8月22日に第4ステージが行われた。この日は68kmの周回コースを約3周する187.3km。いくつか短い急勾配坂が設定されていたものの、集団スプリントが濃厚と見られた。
ワールドツアーらしく、ワールドチーム勢にプロチームのピナレロQ36.5プロサイクリングを加えた逃げ集団は6名。そのなかには35歳のベテランであるトムス・スクインシュ(ラトビア、リドル・トレック)が入り、逃げ切りを目指して邁進した。しかしスプリント勝負に持ち込みたいアルペシン・プレミアテックやスーダル・クイックステップがメイン集団を牽引したため、残り21km地点で逃げは吸収された。

第2ステージの落車で身体を傷め、第3ステージで棄権したジョナタン・ミラン(イタリア)の所属するリドル・トレックから、残り17km地点でセーアン・クラーウアナスン(デンマーク)がアタック。しかしプロトンはこの動きを容認せず、残り7.5km地点の丘でクラーウアナスンは一度プロトンに捉えられたものの、ペースが緩むと再び飛び出した。その後も粘り強く先行し、残り1kmを過ぎた辺りでようやくプロトンに飲み込まれた。
最終ストレートを絶好の位置で迎えたのは、ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)の勝利を狙うユニベット・ローズ・ロケッツだった。コース左側でスプリントを開始したフルーネウェーヘンに対し、反対側ではビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)がトップスピードに乗る。しかしその背後からオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)が追い抜くと、さらに後ろからヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)も伸びてきた。
フルーネウェーヘンのスピードが伸び悩む一方、勝負はコーイとフィリプセンの一騎打ちとなった。両者は同時にハンドルを投げ、フィニッシュ後には肩が接触しながら、勝敗の行方は写真判定へ。その結果、フィリプセンに勝利が告げられた。


「スプリントでは臨機応変に対応しなければならなかった。最初は左側から仕掛けたかったものの、スペースを見つけることができず、最終的に(右側に)隙間が開いたのが見えたので、そこに飛び込んだ。オラフとは本当に僅差だったが、最後のひと伸びが勝敗を分けた」と、今大会区間2勝目を飾ったフィリプセンは語った。
これによりフィリプセンは総合首位に再浮上。翌日は無数の丘を越えるものの、集団スプリントの可能性もあるため、僅差で争われる総合争いの行方にも注目される。
レネウィ・ツアー2026第4ステージ結果
| 1位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | 3:57:45 |
| 2位 | オラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM) | |
| 3位 | アレッサンドロ・ボルゴ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 4位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | |
| 5位 | ルカ・モッツァート(イタリア、チューダープロサイクリング) | |
| 6位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 7位 | ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) | |
| 8位 | ティム・ファンダイケ(オランダ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 9位 | サム・ベネット(アイルランド、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 10位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) |
個人総合成績
| 1位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | 15:22:18 |
| 2位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:04 |
| 3位 | オラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM) | +0:10 |
| 4位 | クインテン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:23 |
| 5位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | +0:26 |
| 6位 | アレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:27 |
| 7位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 8位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、チューダープロサイクリング) | +0:28 |
| 9位 | ロバート・ドナルドソン(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:29 |
| 10位 | フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:30 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) |
| ヤングライダー賞 | ピエトロ・マッティオ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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