今年で5回目を迎えたツール・ド・フランス・ファムが本日開幕。全9ステージの見どころとともに、前回の総合覇者ポーリーヌ・フェランプレヴォや2年連続総合2位のデミ・フォレリング、若手のパウラ・ブラジなど有力選手を紹介する。

ツール・ド・フランス・ファム2026コースマップ image:A.S.O.
男子のツール・ド・フランスが閉幕してから6日後の8月1日、スイスのレマン湖に面するローザンヌから、第5回ツール・ド・フランス・ファムが走り出す。本大会は全9ステージで争われ、3日目にフランスへ入り、世界的なワイン産地ジュヴレ・シャンベルタンから南下。モンヴァントゥーで総合争いが繰り広げられ、最終日はフランス屈指の観光都市ニースにフィニッシュする。
初日のコース分類は平坦だが、コース上には4つのカテゴリー山岳が配置され、フィニッシュ地点は4級山岳コート・サン・フランソワ(距離2.6km/平均4.6%)の頂上。そのためロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)らピュアスプリンターには厳しい展開となりそうだ。その後は平坦、丘陵と進み、4日目は登りを含む21kmの個人タイムトライアルでマイヨジョーヌ争いが本格的に始まる。

第1ステージ image:A.S.O.

第7ステージ image:A.S.O. 
第9ステージ image:A.S.O.
総合争いは、山頂フィニッシュが設定された7日目に佳境を迎える。その舞台はツール・ファム初登場にして、「プロヴァンスの巨人」や「魔の山」などさまざまな異名を持つ超級山岳モンヴァントゥー(距離15.7km/平均8.8%)。さらに、ニースを舞台にした最終日も4つの山岳を越えるため、最後までマイヨジョーヌ争いからは目が離せない。
連覇を狙うフェランプレヴォ フォレリングら強豪が王者に挑む

初出場でフランス人初の総合優勝を果たしたポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
総合争いの注目は、昨年初出場で総合優勝を飾ったポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)を、2023年覇者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が止められるかだ。フェランプレヴォが連覇を達成すれば大会初。これまで2度総合優勝した選手もいない。
フェランプレヴォが今シーズン走ったのは、春のクラシックレースと5月のブエルタ・ア・エスパーニャ・フェメニーナのわずか12日間のみ。パリ〜ルーベ・ファムでは連覇を逃して3位に終わるなど、今季はここまで未勝利。しかし、それもすべてはツール・ファムにピークを合わせるため。本人は「昨年の勝利が今回の結果を保証してくれるわけではない」と慎重な姿勢を崩さない一方、「ここまで本当に厳しいトレーニングを積み、最高のコンディションでスタートに立つため、できることはすべてやってきた」と手応えを口にしている。

ジロ・デ・イタリア・ウィメンで総合優勝したデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:CorVos
一方、フォレリングはこの春、オムロープ・ニュースブラット、ロンド・ファン・フラーンデレン、ラ・フレーシュ・ワロンヌ・フェミニーヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ・ファムの4レースで勝利。直近のジロ・デ・イタリア・ウィメンでは自身初の総合優勝を達成し、ツール・ファムで総合優勝した2023年シーズンにも劣らない、キャリア屈指のコンディションで大一番に臨む。ジュリエット・ベルテ(フランス)らチ強力なチームメイトが脇を固めており、2年連続総合2位の悔しさを晴らすべく、王座奪還に挑む。
そのほか、2024年覇者カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)はもちろん、ツール・ド・スイス・ウィメンの総合優勝者マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)にも注目が集まる。復調を示し、直近のイタリア選手権でタイトルを守ったエリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチーム・リマド)は、5月のブエルタ・ア・エスパーニャ・フェメニーナを制したチームメイトで、23歳の若手クライマーであるパウラ・ブラジ(スペイン)と共に、総合優勝争いに絡んでくるだろう。またアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)も有力候補の1人だ。

5月のブエルタ・エスパーニャ・フェメニーナを制したパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチーム・リマド) photo:CorVos
スプリンターでは、現役最速との呼び声高いロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)を軸に、ライバルのシャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)や元世界王者エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)との争いが見どころとなる。区間優勝争いでは、ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)も有力候補となる。

男子のツール・ド・フランスが閉幕してから6日後の8月1日、スイスのレマン湖に面するローザンヌから、第5回ツール・ド・フランス・ファムが走り出す。本大会は全9ステージで争われ、3日目にフランスへ入り、世界的なワイン産地ジュヴレ・シャンベルタンから南下。モンヴァントゥーで総合争いが繰り広げられ、最終日はフランス屈指の観光都市ニースにフィニッシュする。
初日のコース分類は平坦だが、コース上には4つのカテゴリー山岳が配置され、フィニッシュ地点は4級山岳コート・サン・フランソワ(距離2.6km/平均4.6%)の頂上。そのためロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)らピュアスプリンターには厳しい展開となりそうだ。その後は平坦、丘陵と進み、4日目は登りを含む21kmの個人タイムトライアルでマイヨジョーヌ争いが本格的に始まる。



総合争いは、山頂フィニッシュが設定された7日目に佳境を迎える。その舞台はツール・ファム初登場にして、「プロヴァンスの巨人」や「魔の山」などさまざまな異名を持つ超級山岳モンヴァントゥー(距離15.7km/平均8.8%)。さらに、ニースを舞台にした最終日も4つの山岳を越えるため、最後までマイヨジョーヌ争いからは目が離せない。
連覇を狙うフェランプレヴォ フォレリングら強豪が王者に挑む

総合争いの注目は、昨年初出場で総合優勝を飾ったポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)を、2023年覇者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が止められるかだ。フェランプレヴォが連覇を達成すれば大会初。これまで2度総合優勝した選手もいない。
フェランプレヴォが今シーズン走ったのは、春のクラシックレースと5月のブエルタ・ア・エスパーニャ・フェメニーナのわずか12日間のみ。パリ〜ルーベ・ファムでは連覇を逃して3位に終わるなど、今季はここまで未勝利。しかし、それもすべてはツール・ファムにピークを合わせるため。本人は「昨年の勝利が今回の結果を保証してくれるわけではない」と慎重な姿勢を崩さない一方、「ここまで本当に厳しいトレーニングを積み、最高のコンディションでスタートに立つため、できることはすべてやってきた」と手応えを口にしている。

一方、フォレリングはこの春、オムロープ・ニュースブラット、ロンド・ファン・フラーンデレン、ラ・フレーシュ・ワロンヌ・フェミニーヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ・ファムの4レースで勝利。直近のジロ・デ・イタリア・ウィメンでは自身初の総合優勝を達成し、ツール・ファムで総合優勝した2023年シーズンにも劣らない、キャリア屈指のコンディションで大一番に臨む。ジュリエット・ベルテ(フランス)らチ強力なチームメイトが脇を固めており、2年連続総合2位の悔しさを晴らすべく、王座奪還に挑む。
そのほか、2024年覇者カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)はもちろん、ツール・ド・スイス・ウィメンの総合優勝者マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)にも注目が集まる。復調を示し、直近のイタリア選手権でタイトルを守ったエリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチーム・リマド)は、5月のブエルタ・ア・エスパーニャ・フェメニーナを制したチームメイトで、23歳の若手クライマーであるパウラ・ブラジ(スペイン)と共に、総合優勝争いに絡んでくるだろう。またアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)も有力候補の1人だ。

スプリンターでは、現役最速との呼び声高いロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)を軸に、ライバルのシャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)や元世界王者エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)との争いが見どころとなる。区間優勝争いでは、ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)も有力候補となる。
ツール・ド・フランス・ファム2026ステージリスト
| ステージ | 日時 | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
|---|---|---|---|
| 第1ステージ | 8月1日(土) | ローザンヌ〜ローザンヌ | 138km(平坦) |
| 第2ステージ | 8月2日(日) | エーグル〜ジュネーヴ | 147.9km(平坦) |
| 第3ステージ | 8月3日(月) | ジュネーヴ〜ポリニー | 156.5km(丘陵) |
| 第4ステージ | 8月4日(火) | ジュヴレ・シャンベルタン〜ディジョン | 21km(個人TT) |
| 第5ステージ | 8月5日(水) | マコン〜ベルヴィル・アン・ボージョレ | 140km(丘陵) |
| 第6ステージ | 8月6日(木) | モンブリゾン〜トゥルノン・シュル・ローヌ | 153.4km(丘陵) |
| 第7ステージ | 8月7日(金) | ラ・ヴルト・シュル・ローヌ〜モンヴァントゥー | 146.8km(山岳) |
| 第8ステージ | 8月8日(土) | シストロン〜ニース | 171.9km(平坦) |
| 第9ステージ | 8月9日(日) | ニース〜ニース | 99.2km(山岳) |
text:Sotaro.Arakawa
photo&image:A.S.O.
photo&image:A.S.O.
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