ヴィスマ・リースアバイクが7月4日に開幕するツール・ド・フランスの出場メンバーを発表した。ファンアールトを怪我で欠く布陣にはジロ覇者ヴィンゲゴーを中心に、ジロ総合8位に入った若手クライマーのピガンゾーリが初選出された。



ジロで総合優勝し、ツールに臨むヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) 62: photo:CorVos

ヴィスマ・リースアバイクが発表したのは以下の8名。ヴィンゲゴーとクス、カンペナールツ、アッフィニ、ジョーゲンソンは昨年から引き続き選出され、今年デカトロンCMA CGMから加入したアルミライユに、ともにツール初出場の若手であるハーゲネスとピガンゾーリという布陣だ。

ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク)
セップ・クス(アメリカ)
ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)
ブリュノ・アルミライユ(フランス)
エドアルド・アッフィニ(イタリア)
ペールストランド・ハーゲネス(ノルウェー)
ダヴィデ・ピガンゾーリ(イタリア)
マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)


既報した通り、ワウト・ファンアールト(ベルギー)がトレーニング中の落車により肘を怪我し、欠場という事態に陥ったヴィスマ・リースアバイク。またクリストフ・ラポルト(フランス)も欠くなか、3月のE3サクソ・クラシックで2位に入ったハーゲネスが抜擢された。22歳のハーゲネスはヴィスマの育成チーム出身で、そこからツールに出場する初めての選手となる。

ジロからの連戦となるダヴィデ・ピガンゾーリ(イタリア) photo:CorVos

また今年ポルティ・ヴィジットマルタから加入したピガンゾーリは、23歳の若きイタリアンクライマー。ジロ・デ・イタリアではヴィンゲゴーのマリアローザ獲得をアシストすると同時に、自身も総合8位にランクインし、マリアビアンカ(ヤングライダー賞)では2位に入った。ツールでもクスやジョーゲンソンとともに山岳アシストが期待されている。

現フランスTT王者であり、逃げの名手としても知られる32歳のアルミライユは、カンペナールツとアッフィニとともに平坦区間での集団牽引などが求められる。また今年のツールは19.7kmチームタイムトライアルで開幕するため、ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプで区間優勝に貢献したように、そこでのTT能力が発揮されることだろう。

もちろんチームが目指すのは、ヴィンゲゴーによる3度目の総合優勝だ。「ツールで3勝目を挙げることができれば夢が叶う。前回ツールを制してから3年が経ったが、それ以来ずっと最大の目標のひとつであり続けている」と意気込みを語ったヴィンゲゴー。「(ジロでは)総合優勝を果たしただけでなく、僕自身も5つのステージで勝利し、セップ(クス)もステージ優勝を挙げた。チームに大きな勢いをもたらし、ツールを勝てるという感覚をより強いものにしてくれた。僕は自分を信じているし、その自信はチーム全体にも広がっている」とコメントした。


text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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