今大会最初にして、最後の集団スプリントとなったツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ第5ステージ。好リードアウトを得たワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)が先着し、パリ〜ルーベ以来となるロードレースでの勝利を飾った。

マイヨジョーヌを着るアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.
ツール・ド・フランスの前哨戦であるツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプは第5ステージを迎え、この日は今大会唯一の平坦ステージが舞台となった。序盤から2つの4級山岳を越え、その後もカテゴリーなき丘を越えていくレイアウト。しかし後半100kmはほぼ平坦路となるため、集団スプリントが予想された。
2つの4級山岳で集団を抜け出したのは、ユーゴ・ウル(カナダ、アルペシン・プレミアテック)ら6名による逃げ集団。一方のメイン集団はバーレーン・ヴィクトリアスやヴィスマ・リースアバイク、チューダープロサイクリングなどがペースをコントロールする。ここまで3つのロードレースは全て逃げ切り決着となったことに加え、特に前日は集団スプリントに一歩届かなかったこともあり、逃げとの差を丁寧に抑える牽引が目立った。
そのため残り25km地点あたりからプロトンの牽引にロット・アンテルマルシェなども加わり、一気にペースが上がる。その結果、逃げは残り12km地点で引き戻され、勝負は今大会初の集団スプリントに持ち込まれた。

この日は6名が逃げグループを作った photo:A.S.O.

スプリンターを擁するチューダープロサイクリングなどがプロトンを牽引する photo:A.S.O.
レース前週に父を亡くしていたブライアン・コカール(フランス)のため、コフィディスはプロトンの先頭に人数を集め、スプリントへの意欲を示す。またバーレーン・ヴィクトリアスもフィル・バウハウス(ドイツ)で勝利を狙うべく牽引し、ラスト1km地点の手前からはヴィスマ・リースアバイクが再び先頭に出る。残り500mを過ぎるとプロトンの時速は75kmを超え、エドアルド・アッフィニ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク)のリードアウトからワウト・ファンアールト(ベルギー)が踏み込んだ。
緩い右コーナーの内側でスプリントを開始したファンアールトに対し、バウハウスやユーゴ・オフステテール(フランス、NSNサイクリングチーム)が迫る。しかしツール・ド・フランス最終ステージ優勝の実績を持つファンアールトのトップスピードには届かず、そのままフィニッシュラインを先頭で通過。パリ〜ルーベ以来となるロードレースでの勝利を手に入れた。

スプリント勝利したワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

ロードではパリ〜ルーベ以来の勝利となったワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) photo:A.S.O.
今大会直前に落車し、右肘に傷跡を残したままレースに臨み、そのコンディションが不安視されていたファンアールト。「今日は難しい展開で、精神的にきつかった。だがアルミライユをはじめ、チームメイトが僕をフィニッシュまで導く素晴らしい走りをしてくれた。スプリントは今年ずっと良い感触があり、自信をもって臨むことができた」と大会通算6勝目、そして今季2勝目を振り返った。
区間2位にはオフステテールが入り、3位はバウハウス。コカールは9位だった。そして翌日から最終日までの3日間は、いずれも高難度の山岳、または山頂フィニッシュを含むステージ。ここで総合優勝が本格的に争われる。

ツール・ド・フランスの前哨戦であるツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプは第5ステージを迎え、この日は今大会唯一の平坦ステージが舞台となった。序盤から2つの4級山岳を越え、その後もカテゴリーなき丘を越えていくレイアウト。しかし後半100kmはほぼ平坦路となるため、集団スプリントが予想された。
2つの4級山岳で集団を抜け出したのは、ユーゴ・ウル(カナダ、アルペシン・プレミアテック)ら6名による逃げ集団。一方のメイン集団はバーレーン・ヴィクトリアスやヴィスマ・リースアバイク、チューダープロサイクリングなどがペースをコントロールする。ここまで3つのロードレースは全て逃げ切り決着となったことに加え、特に前日は集団スプリントに一歩届かなかったこともあり、逃げとの差を丁寧に抑える牽引が目立った。
そのため残り25km地点あたりからプロトンの牽引にロット・アンテルマルシェなども加わり、一気にペースが上がる。その結果、逃げは残り12km地点で引き戻され、勝負は今大会初の集団スプリントに持ち込まれた。


レース前週に父を亡くしていたブライアン・コカール(フランス)のため、コフィディスはプロトンの先頭に人数を集め、スプリントへの意欲を示す。またバーレーン・ヴィクトリアスもフィル・バウハウス(ドイツ)で勝利を狙うべく牽引し、ラスト1km地点の手前からはヴィスマ・リースアバイクが再び先頭に出る。残り500mを過ぎるとプロトンの時速は75kmを超え、エドアルド・アッフィニ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク)のリードアウトからワウト・ファンアールト(ベルギー)が踏み込んだ。
緩い右コーナーの内側でスプリントを開始したファンアールトに対し、バウハウスやユーゴ・オフステテール(フランス、NSNサイクリングチーム)が迫る。しかしツール・ド・フランス最終ステージ優勝の実績を持つファンアールトのトップスピードには届かず、そのままフィニッシュラインを先頭で通過。パリ〜ルーベ以来となるロードレースでの勝利を手に入れた。


今大会直前に落車し、右肘に傷跡を残したままレースに臨み、そのコンディションが不安視されていたファンアールト。「今日は難しい展開で、精神的にきつかった。だがアルミライユをはじめ、チームメイトが僕をフィニッシュまで導く素晴らしい走りをしてくれた。スプリントは今年ずっと良い感触があり、自信をもって臨むことができた」と大会通算6勝目、そして今季2勝目を振り返った。
区間2位にはオフステテールが入り、3位はバウハウス。コカールは9位だった。そして翌日から最終日までの3日間は、いずれも高難度の山岳、または山頂フィニッシュを含むステージ。ここで総合優勝が本格的に争われる。
ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ2026第5ステージ結果
| 1位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) | 4:31:59 |
| 2位 | ユーゴ・オフステテール(フランス、NSNサイクリングチーム) | |
| 3位 | フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 4位 | フィト・ブラーツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 5位 | アンリフランソワ・ルナール=アカン(フランス、ピクニック・ポストNL) | |
| 6位 | ドリアン・ゴドン(フランス、ネットカンパニー・イネオス) | |
| 7位 | ナダフ・ライスベルク(イスラエル、NSNサイクリングチーム) | |
| 8位 | ヘンリ・ウーリヒ(ドイツ、アルペシン・プレミアテック) | |
| 9位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | |
| 10位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、チューダープロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | 18:07:12 |
| 2位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス) | +0:12 |
| 3位 | オスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス) | |
| 4位 | マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:15 |
| 5位 | フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック) | +0:47 |
| 6位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | |
| 7位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:50 |
| 8位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、ネットカンパニー・イネオス) | +0:57 |
| 9位 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) | +0:59 |
| 10位 | レオ・ビジオー(フランス、デカトロンCMA CGM) | +1:00 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ナダフ・ライスベルク(イスラエル、NSNサイクリングチーム) |
| 山岳賞 | クレマン・ブラズアフォンソ(フランス、グルパマFDJユナイテッド) |
| ヤングライダー賞 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | グルパマFDJユナイテッド |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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