ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプの第3ステージはたっぷりと起伏を含む28.4kmのチームタイムトライアル。ヴィスマ・リースアバイクが最速タイムを叩き出し、アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト)はタイムを失いながらも総合首位をキープした。

最速タイムをマークしたヴィスマ・リースアバイク photo:CorVos
クリテリウム・デュ・ドーフィネ改め「ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ」の3日目は、総合成績に大きく影響するチームタイムトライアル。コース前半と中盤には緩やかな丘越えが用意され、最後は平均勾配6%超えの登坂をクリアしてフィニッシュラインに飛び込む。通常チームタイムトライアルは複数人数でのフィニッシュが義務付けられるが、この日はアップダウンコースゆえ単独でのフィニッシュも認められることとなった。
第1出走のピクニック・ポストNLが、続いてロット・アンテルマルシェが、そしてNSNサイクリングチームが、それぞれ4分おきにアップダウン豊かな28.4kmコースに向けてスタートしていく中、好タイムを出したのが15番手出走のリドル・トレック。続くデカトロンCMA CGMはトップタイム更新ならずともポール・セクサス(フランス)がリドルから13秒落ちでフィニッシュするなど、総合成績争いに対してリードを築き上げる。続くレムコ・エヴェネプール(ベルギー)を欠くレッドブル・ボーラ・ハンスグローエはリドルから8秒42落ちの暫定2番手に。さらにネットカンパニー・イネオスはエースを張るオスカー・オンリー(イギリス)のチェーン落ち復帰を待ったものの、リドルを22秒8上回ってトップタイムに付けた。
しかし、ネットカンパニーの記録をさらに上回り、この日のトップタイムを叩き出したのがヴィスマ・リースアバイクだった。ワウト・ファンアールト(ベルギー)が序盤に、そしてベン・トゥレット(イギリス)が後輪のパンクで脱落するというアクシデントに見舞われたものの、オランダチームは安定した走りを続け、最終的にチームリーダーであり2024年大会2位のマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が一人となったチームは、9秒61トップタイムを更新してみせた。

最終走者のEFエデュケーション・イージーポストはステージ3位 photo:CorVos

一人で最終登坂を駆け上がるアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
ステージ優勝こそヴィスマに譲ったものの、総合首位に立つEFエデュケーション・イージーポストのアレックス・ボーダン(フランス)は、最終的に一人となって29秒41遅れでフィニッシュ。32秒あった総合リードを、2位浮上したケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス)に12秒差まで迫られつつもマイヨジョーヌを維持しきった。
こうしてヴィスマ・リースアバイクのステージ優勝とボーダンの総合首位堅守が決定した。

ステージ優勝を挙げたヴィスマ・リースアバイク photo:CorVos

12秒差でマイヨジョーヌを守ったアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
「一人で勝つよりも7倍も気持ちがいい」と、ヨルゲンソンはレース後のインタビューに対して答えた。「この喜びをチームメイト全員と分かち合えるのは素晴らしいこと。チームタイムトライアルで勝つのは信じられないほど気持ちがいい。ブルーノ、エドアルド、そしてペルは、平坦区間と最後の登りにつながる下りでベストな走りをし、ヨルゲンが完璧なリードアウトをしてくれました。ベンは不運に見舞われましたが、チームとしてうまく対処できた。タイムトライアルに特化したチームスタッフがたくさんいて、彼らの努力が今日の勝利につながった。この春に経験した挫折のぶん、再び表彰台の頂点に立てたのは最高の気分だ」と心境を話している。
一方、「チームメイトも僕のために本当に良い仕事をしてくれた。最後の1kmまで完璧にサポートしてくれて、あとは僕が最後の登りで力を出し切るだけだった、目標は、できる限り長くイエロージャージを保持すること。プレッシャーは全く感じていないのでレースを楽しみたい」とマイヨジョーヌを守ったボーダンは展望を語っている。
また、イサーク・デルトロ(メキシコ)を総合エースに据えるUAEチームエミレーツXRGは1分1秒遅れでフィニッシュ。デルトロは得意の山岳コースを前に少なくないビハインドを背負うこととなった。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ改め「ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ」の3日目は、総合成績に大きく影響するチームタイムトライアル。コース前半と中盤には緩やかな丘越えが用意され、最後は平均勾配6%超えの登坂をクリアしてフィニッシュラインに飛び込む。通常チームタイムトライアルは複数人数でのフィニッシュが義務付けられるが、この日はアップダウンコースゆえ単独でのフィニッシュも認められることとなった。
第1出走のピクニック・ポストNLが、続いてロット・アンテルマルシェが、そしてNSNサイクリングチームが、それぞれ4分おきにアップダウン豊かな28.4kmコースに向けてスタートしていく中、好タイムを出したのが15番手出走のリドル・トレック。続くデカトロンCMA CGMはトップタイム更新ならずともポール・セクサス(フランス)がリドルから13秒落ちでフィニッシュするなど、総合成績争いに対してリードを築き上げる。続くレムコ・エヴェネプール(ベルギー)を欠くレッドブル・ボーラ・ハンスグローエはリドルから8秒42落ちの暫定2番手に。さらにネットカンパニー・イネオスはエースを張るオスカー・オンリー(イギリス)のチェーン落ち復帰を待ったものの、リドルを22秒8上回ってトップタイムに付けた。
しかし、ネットカンパニーの記録をさらに上回り、この日のトップタイムを叩き出したのがヴィスマ・リースアバイクだった。ワウト・ファンアールト(ベルギー)が序盤に、そしてベン・トゥレット(イギリス)が後輪のパンクで脱落するというアクシデントに見舞われたものの、オランダチームは安定した走りを続け、最終的にチームリーダーであり2024年大会2位のマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が一人となったチームは、9秒61トップタイムを更新してみせた。


ステージ優勝こそヴィスマに譲ったものの、総合首位に立つEFエデュケーション・イージーポストのアレックス・ボーダン(フランス)は、最終的に一人となって29秒41遅れでフィニッシュ。32秒あった総合リードを、2位浮上したケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス)に12秒差まで迫られつつもマイヨジョーヌを維持しきった。
こうしてヴィスマ・リースアバイクのステージ優勝とボーダンの総合首位堅守が決定した。


「一人で勝つよりも7倍も気持ちがいい」と、ヨルゲンソンはレース後のインタビューに対して答えた。「この喜びをチームメイト全員と分かち合えるのは素晴らしいこと。チームタイムトライアルで勝つのは信じられないほど気持ちがいい。ブルーノ、エドアルド、そしてペルは、平坦区間と最後の登りにつながる下りでベストな走りをし、ヨルゲンが完璧なリードアウトをしてくれました。ベンは不運に見舞われましたが、チームとしてうまく対処できた。タイムトライアルに特化したチームスタッフがたくさんいて、彼らの努力が今日の勝利につながった。この春に経験した挫折のぶん、再び表彰台の頂点に立てたのは最高の気分だ」と心境を話している。
一方、「チームメイトも僕のために本当に良い仕事をしてくれた。最後の1kmまで完璧にサポートしてくれて、あとは僕が最後の登りで力を出し切るだけだった、目標は、できる限り長くイエロージャージを保持すること。プレッシャーは全く感じていないのでレースを楽しみたい」とマイヨジョーヌを守ったボーダンは展望を語っている。
また、イサーク・デルトロ(メキシコ)を総合エースに据えるUAEチームエミレーツXRGは1分1秒遅れでフィニッシュ。デルトロは得意の山岳コースを前に少なくないビハインドを背負うこととなった。
ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ2026第3ステージ結果
| 1位 | ヴィスマ・リースアバイク | 32:52 |
| 2位 | ネットカンパニー・イネオス | +0:09 |
| 3位 | EFエデュケーション・イージーポスト | +0:29 |
| 4位 | リドル・トレック | +0:32 |
| 5位 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ | +0:40 |
| 6位 | デカトロンCMA CGM | +0:45 |
| 7位 | モビスター | +0:52 |
| 8位 | ジェイコ・アルウラー | +0:54 |
| 9位 | UAEチームエミレーツ | +1:01 |
| 10位 | バーレーン・ヴィクトリアス | +1:05 |
個人総合成績
| 1位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | 10:01:01 |
| 2位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス) | +0:02 |
| 3位 | オスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス) | +0:12 |
| 4位 | マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 5位 | フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック) | +0:15 |
| 6位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | +0:47 |
| 7位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 8位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:50 |
| 9位 | ブルーノ・アルミライル(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:56 |
| 10位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、ネットカンパニー・イネオス) | +0:57 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ナダフ・ライスベルク(イスラエル、NSNサイクリングチーム) |
| 山岳賞 | クレマン・ブラズアフォンソ(フランス、グルパマFDJユナイテッド) |
| ヤングライダー賞 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | グルパマFDJユナイテッド |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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