ツール・ド・フランス前哨戦「ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ」の初日は、アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト)が逃げ切り勝利。一方でアルメイダやマルティネスなど総合勢が早くも遅れるなど、初日から波乱含みの展開となった。

ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) photo:A.S.O. 
イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:A.S.O.

ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:A.S.O.

ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ第1ステージ image:A.S.O. クリテリウム・デュ・ドーフィネから「ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ」に名称を改めた戦いは、146.2kmの比較的短いコースで幕を開ける。カテゴリーはつかないものの、序盤から登りが始まり、谷を経て2級山岳を登坂。その後も3級、2級、2級、そして1級山岳を越え、フィニッシュ地点は下って緩斜面を登り返した先にある。
7名の逃げ集団が吸収された後、新たに形成されたのは10名の逃げ集団。その中にEFエデュケーション・イージーポストはアレックス・ボーダン(フランス)とアラステア・マッケラー(オーストラリア)の2名を送り込み、逃げ向きと言えるステージでの勝利を狙う。一方、メイン集団は19歳の若き総合エース、ポール・セクサス(フランス)のために、デカトロンCMA CGMがペースメイクを行った。
しかしプロトンからはマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)が体調不良のためリタイアを選択。逃げとプロトンは順調に山岳を越えていき、最後から3つ目の2級山岳に入る頃に、2つの集団の差は1分17秒まで縮まる。しかしここで、プロトンからは総合優勝候補の筆頭であるジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)がドロップ。昨年の好調ぶりから一転、3月以降は不調が続いてジロ・デ・イタリアを回避したアルメイダは、いまだ不調を引きずる結果となり、24分遅れでフィニッシュし、初日で総合争いから脱落している。

ジョージ・ベネット(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)ら10名による逃げ集団 photo:A.S.O.

セクサスのため、プロトンを牽引するデカトロンCMA CGM photo:CorVos
続く2級山岳で逃げ集団はボーダンとジョージ・ベネット(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)、クレマン・ブラズアフォンソ(フランス、グルパマFDJユナイテッド)の3名に絞られる。そしてプロトンとの差が30秒まで縮まった最終の1級山岳で、ボーダンがアタック。逃げ集団から飛び出したとは思えない軽快な足取りで頂上を通過し、下りに入った。
ヴィスマ・リースアバイクが牽引するプロトンからは、総合勢のトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)やダニエル・マルティネス(コロンビア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)などが遅れる。そしてケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG)がアタックし、単独で先頭を追いかける。しかし下りを危なげないテクニックでクリアしたボーダンが後続とのタイム差を再び広げていった。
最終山岳で絞られたプロトンは協調体制が整わず、ボーダンとの差が縮まっていかない。そのためボーダンは単独でフィニッシュ地点に到達。オーヴェルニュ初日で、ワールドツアー初勝利を手に入れた。

最終山岳で単独先頭に立ったアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.

家族の前でワールドツアー初勝利を飾ったアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
プロデビューしたデカトロンCMA CGMを2024年限りで離れ、EFに加入した昨年はジャパンカップで2位に入った25歳のボーダン。「家族の前で勝利を挙げることができ、いまだ実感が沸かないよ。だって住んでいる家からわずか1時間のところで勝てたなんてクレイジーだ。7月のツール・ド・フランスにもこの調子で臨みたい」と、ボーダンは喜びを語った。
ボーダンから32秒遅れでやってきた9名の集団は、スプリントの末にラムセス・デブライネ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)が先着。総合上位候補ではこの集団にオスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス)が入り、イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)やフアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)らは44秒後の集団でフィニッシュしている。

マイヨジョーヌに袖を通したアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.




7名の逃げ集団が吸収された後、新たに形成されたのは10名の逃げ集団。その中にEFエデュケーション・イージーポストはアレックス・ボーダン(フランス)とアラステア・マッケラー(オーストラリア)の2名を送り込み、逃げ向きと言えるステージでの勝利を狙う。一方、メイン集団は19歳の若き総合エース、ポール・セクサス(フランス)のために、デカトロンCMA CGMがペースメイクを行った。
しかしプロトンからはマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)が体調不良のためリタイアを選択。逃げとプロトンは順調に山岳を越えていき、最後から3つ目の2級山岳に入る頃に、2つの集団の差は1分17秒まで縮まる。しかしここで、プロトンからは総合優勝候補の筆頭であるジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)がドロップ。昨年の好調ぶりから一転、3月以降は不調が続いてジロ・デ・イタリアを回避したアルメイダは、いまだ不調を引きずる結果となり、24分遅れでフィニッシュし、初日で総合争いから脱落している。


続く2級山岳で逃げ集団はボーダンとジョージ・ベネット(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)、クレマン・ブラズアフォンソ(フランス、グルパマFDJユナイテッド)の3名に絞られる。そしてプロトンとの差が30秒まで縮まった最終の1級山岳で、ボーダンがアタック。逃げ集団から飛び出したとは思えない軽快な足取りで頂上を通過し、下りに入った。
ヴィスマ・リースアバイクが牽引するプロトンからは、総合勢のトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)やダニエル・マルティネス(コロンビア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)などが遅れる。そしてケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG)がアタックし、単独で先頭を追いかける。しかし下りを危なげないテクニックでクリアしたボーダンが後続とのタイム差を再び広げていった。
最終山岳で絞られたプロトンは協調体制が整わず、ボーダンとの差が縮まっていかない。そのためボーダンは単独でフィニッシュ地点に到達。オーヴェルニュ初日で、ワールドツアー初勝利を手に入れた。


プロデビューしたデカトロンCMA CGMを2024年限りで離れ、EFに加入した昨年はジャパンカップで2位に入った25歳のボーダン。「家族の前で勝利を挙げることができ、いまだ実感が沸かないよ。だって住んでいる家からわずか1時間のところで勝てたなんてクレイジーだ。7月のツール・ド・フランスにもこの調子で臨みたい」と、ボーダンは喜びを語った。
ボーダンから32秒遅れでやってきた9名の集団は、スプリントの末にラムセス・デブライネ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)が先着。総合上位候補ではこの集団にオスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス)が入り、イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)やフアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)らは44秒後の集団でフィニッシュしている。

ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ2026第1ステージ結果
| 1位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | 3:43:58 |
| 2位 | ラムセス・デブライネ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +0:32 |
| 3位 | レオ・ビジオー(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 4位 | ケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 5位 | リュディ・モラール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 6位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 7位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
| 8位 | ルーク・タックウェル(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 9位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス) | |
| 10位 | オスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス) |
個人総合成績
| 1位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | 3:43:58 |
| 2位 | ラムセス・デブライネ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +0:32 |
| 3位 | レオ・ビジオー(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 4位 | ケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 5位 | リュディ・モラール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 6位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 7位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
| 8位 | ルーク・タックウェル(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 9位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、ネットカンパニー・イネオス) | |
| 10位 | オスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| 山岳賞 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| ヤングライダー賞 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | ヴィスマ・リースアバイク |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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