ツアー・オブ・ジャパン最終日のスピードチャンネル東京ステージは、全ての逃げを吸収しての集団スプリント勝負に持ち込まれ、僅差の勝負をルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム)が制して優勝。マッテオ・ファッブロ (ソリューションテック NIPPO ラーリ)が初の個人総合優勝を確定させた。留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の総合10位が日本人最上位となった。

今大会最後のファンサービスタイム photo:Satoru Kato 
チームカーも選手と共に東京にたどり着いた photo:Satoru Kato

東京にたどり着いたメンバーで最後のチームプレゼンテーション photo:Satoru Kato
2026年ツアー・オブ・ジャパン最後の第8ステージは、東京都品川区の大井埠頭に設定された1周6.5kmの周回コースが舞台。アップダウンの無い平坦コースを16周回する104kmのレースで千秋楽となる。日曜日の東京都心でのレースとあって早朝から多くの観客が集まり、お目当てのチームや選手との交流を楽しむ光景があちこちで見られるのも最終日ならではだ。

各賞ジャージを先頭にパレードスタート photo:Satoru Kato
朝方は厚い曇り空だった大井埠頭だったが、レースの進行と共に雲が薄くなって陽差しが戻り、選手に補給で氷袋を渡すチームもあるほどの暑さの中での最終ステージとなった。

スタート直後からアタック合戦が始まる photo:Satoru Kato

序盤に形成された5名の先頭集団 photo:Satoru Kato
ショートコース2周のパレード走行ののちリアルスタート。アタック合戦ののち5名の先行が容認される。メンバーは、ジェ・イ・キー(トレンガヌ サイクリングチーム)、住田悠人(VC福岡)、織田聖、南和人(以上、愛三工業レーシングチーム)、フランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ)。

ソリューションテックNIPPOラーリとリーニン スターが集団コントロールを開始 photo:Satoru Kato

マッテオ・ファッブロはヘルメットとホイールをリーダージャージのグリーンに合わせた photo:Satoru Kato

南和人(愛三工業レーシングチーム)とフランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ)が逃げ続ける photo:Satoru Kato
後続のメイン集団はリーダージャージを着るマッテオ・ファッブロを擁するソリューションテックNIPPOラーリと、リーニン スターがコントロール。先頭集団との差はレース中盤にかけて1分20秒まで開く。しかし9周目、先頭集団で落車が発生して3名が遅れ、南とカロッロの2名が先行を続ける。

レース後半、スプリント勝負を望むチームが集団牽引に加勢 photo:Satoru Kato

終盤、トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)が飛び出す photo:Satoru Kato 
残り3周、山田拓海(シマノレーシング)とジャコモ・ガラヴァーリア(スワットクラブ)が先行 photo:Satoru Kato
これを機にメイン集団の動きが活性化。10周目に入るとスプリント勝負を狙うチームが集団前方に出てペースアップして先行する2名との差を縮め、11周目に入ったところで2名を吸収して集団はひとつになる。
そのカウンターでトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)が飛び出すも決定打とはならず。13周目には山田拓海(シマノレーシング)とジャコモ・ガラヴァーリア(スワットクラブ)が抜け出して後続に10秒差をつけるも最終周回に入ったところで吸収され、各チームがスプリント勝負に向けて隊列を組み始める。

最終周回、スプリント勝負に向けて各チームが列車を組む photo:Satoru Kato

残り50m、ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム)のスプリントが伸びてくる photo:Satoru Kato

一斉にハンドルを投げる photo:Satoru Kato
残り200m、3車線の道幅いっぱいに広がった集団スプリントの中央から、ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム)が抜け出てくる。ティレン・フィンクスト(ソリューションテックNIPPOラーリ)、大外からアレクサンダー・サルビー(リーニン スター)が競るも、僅差でカーステンゼンが先着。今大会最後のステージ勝者となった。

ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム)が先着 photo:Satoru Kato
ファッブロは集団内でフィニッシュし、総合優勝を確定させた。総合上位勢に順位の入れ替わりはなく、日本人選手では留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の総合10位が最上位となった。

東京ステージ優勝 ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
東京ステージ優勝 ルーカス・カーステンゼン コメント(チームリリースより)
「典型的なスプリントレースで、勝たないといけないと思っていた。レイアウトも難しくはなかったので、最終周回に向けて集中していった。レインの牽きは素晴らしく、最後の1kmでの(山本)元喜と草場のリードアウトも最高だった。スプリントは、フィニッシュ前300mから踏み込んでいって最後の直線で加速。みんながパーフェクトな走りをして、本当にハッピーな勝利になった。
2選手がレースを離れ、総合成績や山岳賞でもチャンスがなくなったのは本当に悔しかった。だからこそ、今日しかない状況下で勝てたことがうれしい。日本をベースとするチームに所属し、日本のレースを勝つことに大きな価値を感じている。たくさんのサポーターと一緒に勝利を喜びあえることも最高の瞬間だ」

ツアー・オブ・ジャパン2026の各賞ジャージ photo:Satoru Kato

チーム総合優勝 トレンガヌ サイクリングチーム photo:Satoru Kato 
RTA賞は住吉悠人(VC福岡)が2回目の受賞 photo:Satoru Kato



2026年ツアー・オブ・ジャパン最後の第8ステージは、東京都品川区の大井埠頭に設定された1周6.5kmの周回コースが舞台。アップダウンの無い平坦コースを16周回する104kmのレースで千秋楽となる。日曜日の東京都心でのレースとあって早朝から多くの観客が集まり、お目当てのチームや選手との交流を楽しむ光景があちこちで見られるのも最終日ならではだ。

朝方は厚い曇り空だった大井埠頭だったが、レースの進行と共に雲が薄くなって陽差しが戻り、選手に補給で氷袋を渡すチームもあるほどの暑さの中での最終ステージとなった。


ショートコース2周のパレード走行ののちリアルスタート。アタック合戦ののち5名の先行が容認される。メンバーは、ジェ・イ・キー(トレンガヌ サイクリングチーム)、住田悠人(VC福岡)、織田聖、南和人(以上、愛三工業レーシングチーム)、フランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ)。



後続のメイン集団はリーダージャージを着るマッテオ・ファッブロを擁するソリューションテックNIPPOラーリと、リーニン スターがコントロール。先頭集団との差はレース中盤にかけて1分20秒まで開く。しかし9周目、先頭集団で落車が発生して3名が遅れ、南とカロッロの2名が先行を続ける。



これを機にメイン集団の動きが活性化。10周目に入るとスプリント勝負を狙うチームが集団前方に出てペースアップして先行する2名との差を縮め、11周目に入ったところで2名を吸収して集団はひとつになる。
そのカウンターでトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)が飛び出すも決定打とはならず。13周目には山田拓海(シマノレーシング)とジャコモ・ガラヴァーリア(スワットクラブ)が抜け出して後続に10秒差をつけるも最終周回に入ったところで吸収され、各チームがスプリント勝負に向けて隊列を組み始める。



残り200m、3車線の道幅いっぱいに広がった集団スプリントの中央から、ルーカス・カーステンゼン(キナンレーシングチーム)が抜け出てくる。ティレン・フィンクスト(ソリューションテックNIPPOラーリ)、大外からアレクサンダー・サルビー(リーニン スター)が競るも、僅差でカーステンゼンが先着。今大会最後のステージ勝者となった。

ファッブロは集団内でフィニッシュし、総合優勝を確定させた。総合上位勢に順位の入れ替わりはなく、日本人選手では留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の総合10位が最上位となった。

東京ステージ優勝 ルーカス・カーステンゼン コメント(チームリリースより)
「典型的なスプリントレースで、勝たないといけないと思っていた。レイアウトも難しくはなかったので、最終周回に向けて集中していった。レインの牽きは素晴らしく、最後の1kmでの(山本)元喜と草場のリードアウトも最高だった。スプリントは、フィニッシュ前300mから踏み込んでいって最後の直線で加速。みんながパーフェクトな走りをして、本当にハッピーな勝利になった。
2選手がレースを離れ、総合成績や山岳賞でもチャンスがなくなったのは本当に悔しかった。だからこそ、今日しかない状況下で勝てたことがうれしい。日本をベースとするチームに所属し、日本のレースを勝つことに大きな価値を感じている。たくさんのサポーターと一緒に勝利を喜びあえることも最高の瞬間だ」



ツアー・オブ・ジャパン2026 スピードチャンネル東京ステージ 結果(104.0km)
| 1位 | ルーカス・カールステンゼン (キナンレーシングチーム、ドイツ) | 2時間11分49秒 |
| 2位 | アレクサンダー・サルビー (リーニン スター、デンマーク) | +0秒 |
| 3位 | ティレン・フィンクスト (ソリューションテック NIPPO ラーリ、スロベニア) | |
| 4位 | 山本 哲央 (TEAM UKYO、日本) | |
| 5位 | 孫崎 大樹 (ヴィクトワール広島、日本) | |
| 6位 | グレアム・フリズリー (シーキャッシュ X ボディラップ、アメリカ) | |
| 7位 | フランチェスコ・カロッロ (スワット クラブ、イタリア) | |
| 8位 | リアム・ウォルシュ (シーキャッシュ X ボディラップ、オーストラリア) | |
| 9位 | 岡 篤志 (Astemo 宇都宮ブリッツェン、日本) | |
| 10位 | 岡本 隼 (愛三工業レーシングチーム、日本) | |
| 個人総合成績(第8ステージ終了時) | ||
| 1位 | マッテオ・ファッブロ (ソリューションテック NIPPO ラーリ、イタリア) | 15時間39分24秒 |
| 2位 | カミール・ボヌー (ソリューションテック NIPPO ラーリ、ベルギー) | +55秒 |
| 3位 | ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル (VC福岡、スペイン) | +57秒 |
| 4位 | エドアルド・セプルベダ (リーニン スター、アルゼンチン) | +1分13秒 |
| 5位 | ファーガス・ブラウニング (トレンガヌ サイクリング チーム、オーストラリア) | +1分25秒 |
| 6位 | ニコロ・ガリッボ (TEAM UKYO、イタリア) | +1分33秒 |
| ポイント賞 トンマーゾ・ダーティ (TEAM UKYO、イタリア) | ||
| 山岳賞 フランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ、イタリア) | ||
| 新人賞 ウィル・ヒース(シーキャッシュXボディラップ、オーストラリア) | ||
| チーム順位1位 トレンガヌ サイクリング チーム |
選手コメントは別途アップします。
text&photo:Satoru Kato