XDSアスタナがウルグアイ王者ギリェルモ・シルバを獲得　ロースター残り1枠

XDSアスタナがギリェルモ・シルバ（ウルグアイ、カハルラル・セグロスRGA）の獲得を発表した。シルバは今年ウルグアイ選手権を含め3勝をマークし、ブエルタにも初出場した23歳のスプリンターだ。

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チームと2年契約したシルバは、移籍に際し「XDSアスタナのような歴史あるチームで、ワールドツアーへ大きな一歩を踏み出せることをとても嬉しく、刺激的に感じている。新シーズンに向けてチームに合流するのが楽しみで、今の自分のモチベーションは最高の状態にある。これから多くのやるべきことが待ち受けているが、プロ選手として成長し続けるために全力を尽くす覚悟だ」とコメントしている。

プロトンの中でも珍しい南米ウルグアイ出身のシルバは23歳。まだアマチュア選手だった20歳のときにウルグアイ選手権の男子エリートロードレースで優勝し、カハルラル・セグロスRGAの育成チームから2024年に昇格。その年にはUCI2クラスのポルトガルのステージレースで区間優勝を挙げ、早速その実力を示した。

2025年シーズンは自身2度目となる国内王者に輝くと、ツアー・オブ・マグニフィセント・チンハイ（UCI2.Pro）では集団スプリントを制してキャリアハイの勝利を得る。さらに、グランツール初出場となったブエルタ・ア・エスパーニャでは第1ステージで区間8位、第4ステージでも区間9位と、いずれも集団スプリントでトップ10フィニッシュを果たし存在感を示した。

アレクサンドル・ヴィノクロフGMは「ここ数年でシルヴァは大きく成長し、プロチームのレベルにおけるパフォーマンスの向上は非常に顕著だった。彼のワールドツアーチーム昇格は時間の問題だったと言えた。XDSアスタナであれば、シルヴァがこの2シーズンで築いてきた成長の勢いをさらに伸ばすために必要なすべてが揃っている」と期待を語っている。

XDSアスタナはこれで2026年のロースターが29名となり、定員の30名まで残り1枠となった。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos