4日間に渡り行われたツアー・オブ・ブリテン・ウィメンの最終日は、白熱の集団スプリントで決着。ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)が勝利し、区間3位のアリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ)がボーナスタイムを加算し、逆転の総合優勝に輝いた。

総合優勝を目指すキャット・ファーグソン(イギリス、モビスター) photo:CorVos
イギリスを舞台に行われたツアー・オブ・ブリテン・ウィメン(UCIワールドツアー)は、最終日である第4ステージを迎えた。この日はグラスゴー市街地に設定された8.2kmコースを10周する82.2kmで争われた。
序盤からFDJスエズとヴィスマ・リースアバイクが集団コントロールする。優勝候補であるスプリンターのシャーロッテ・コール(オランダ、ピクニック・ポストNL)がメカトラで遅れる場面もあったが、問題なくプロトンに復帰。そして31.8km地点に設定されたボーナスタイムつきの中間スプリントで、総合首位キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター)と3秒差の総合2位アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ)とのスプリントバトルが勃発した。

グラスゴーの市街地で行われた最終日 photo:CorVos
ここではウォラストンが先着してボーナスタイム3秒を獲得。2位通過のファーグソン(2秒獲得)とのタイム差を1秒縮めることに成功する。ウォラストンは続く2つ目と3つ目の中間スプリントも制して秒差を縮め続け、ついにフィニッシュを前に総合タイムでファーグソンに並んだ。
終盤のアンナ・モリス(イギリス・ナショナルチーム)によるアタックは決まらず、勝負は集団スプリントへ。SDワークス・プロタイムとピクニック・ポストNLがトレインを並べ、先にロレーナ・ウィーベス(オランダ)が踏み込んだ。
白地に青の入ったヨーロッパ王者ジャージを纏うウィーベスは、ライバルであるコールに並ばせることすら許さない。大会初日は逃げ切りを許し、勝利を逃していたウィーベスが圧巻のスプリント勝利で大会を締めくくった。

圧巻のスプリントを披露したロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos
「スタートからフィニッシュまでハイペースで進む、今日もタフなレースなった。チームメイトが完璧なリードアウトで私を発射させてくれた。落車で総合争いから脱落する不運もあったが、こうやってステージ優勝を掴むことができた」と、今季9勝目と好調をキープするウィーベスは喜んだ。
そして3位に入ったウォラストンが4秒を加算し、ファーグソンを総合で逆転に成功。AGインシュランス・スーダルから今季加入した24歳が、ワールドツアーで初となる総合優勝に輝いた。

区間3位で逆転の総合優勝に輝いたアリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ) photo:British Cycling

表彰式で総合優勝を喜ぶアリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ) photo:CorVos

イギリスを舞台に行われたツアー・オブ・ブリテン・ウィメン(UCIワールドツアー)は、最終日である第4ステージを迎えた。この日はグラスゴー市街地に設定された8.2kmコースを10周する82.2kmで争われた。
序盤からFDJスエズとヴィスマ・リースアバイクが集団コントロールする。優勝候補であるスプリンターのシャーロッテ・コール(オランダ、ピクニック・ポストNL)がメカトラで遅れる場面もあったが、問題なくプロトンに復帰。そして31.8km地点に設定されたボーナスタイムつきの中間スプリントで、総合首位キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター)と3秒差の総合2位アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ)とのスプリントバトルが勃発した。

ここではウォラストンが先着してボーナスタイム3秒を獲得。2位通過のファーグソン(2秒獲得)とのタイム差を1秒縮めることに成功する。ウォラストンは続く2つ目と3つ目の中間スプリントも制して秒差を縮め続け、ついにフィニッシュを前に総合タイムでファーグソンに並んだ。
終盤のアンナ・モリス(イギリス・ナショナルチーム)によるアタックは決まらず、勝負は集団スプリントへ。SDワークス・プロタイムとピクニック・ポストNLがトレインを並べ、先にロレーナ・ウィーベス(オランダ)が踏み込んだ。
白地に青の入ったヨーロッパ王者ジャージを纏うウィーベスは、ライバルであるコールに並ばせることすら許さない。大会初日は逃げ切りを許し、勝利を逃していたウィーベスが圧巻のスプリント勝利で大会を締めくくった。

「スタートからフィニッシュまでハイペースで進む、今日もタフなレースなった。チームメイトが完璧なリードアウトで私を発射させてくれた。落車で総合争いから脱落する不運もあったが、こうやってステージ優勝を掴むことができた」と、今季9勝目と好調をキープするウィーベスは喜んだ。
そして3位に入ったウォラストンが4秒を加算し、ファーグソンを総合で逆転に成功。AGインシュランス・スーダルから今季加入した24歳が、ワールドツアーで初となる総合優勝に輝いた。


ツアー・オブ・ブリテン・ウィメン2025第4ステージ結果
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 1:57:13 |
2位 | シャーロッテ・コール(オランダ、ピクニック・ポストNL) | |
3位 | アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ) | |
4位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | |
5位 | バベッテ・ファンデルウォルフ(オランダ、EFオートリー・キャノンデール) | |
6位 | アンナ・ヘンダーソン(イギリス、リドル・トレック) | |
7位 | キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター) | |
8位 | セリア・ジェリー(フランス、FDJスエズ) | |
9位 | リンダ・ザネッティ(スイス、ウノエックス・モビリティ) | |
10位 | ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) |
個人総合成績
1位 | アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJスエズ) | 10:36:45 |
2位 | キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター) | +0:04 |
3位 | カーリーン・スウィンケルス(オランダ、UAEチームADQ) | +0:22 |
4位 | リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック) | +0:50 |
5位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、セラティジット・プロサイクリング) | +1:01 |
6位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +1:02 |
7位 | メーガン・ジャストラブ(アメリカ、ピクニック・ポストNL) | |
8位 | アンナ・ヘンダーソン(イギリス、リドル・トレック) | +1:08 |
9位 | クインティ・トン(オランダ、リブ・アルウラー・ジェイコ) | |
10位 | ミリー・コーゼンス(イギリス・ナショナルチーム) | +1:09 |
その他の特別賞
ポイント賞 | キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター) |
山岳賞 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) |
ヤングライダー賞 | キャット・ファーグソン(イギリス、モビスター) |
チーム総合成績 | FDJスエズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Tour of Britain, CorVos
photo:Tour of Britain, CorVos
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