2025/04/15(火) - 08:15
4月13日に開催された第122回パリ〜ルーベにおいて、優勝したマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)に沿道からボトルが投げつけられる事件が発生した。これを受けUCI(国際自転車競技連合)が声明を発表し、観客への責任ある行動を強く求めた。

マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
事件が起きたのは、レース残り33kmの石畳区間「No.7 シソワン〜プルゲル」。この時点で独走態勢に入っていたファンデルプールに対し、右手の沿道から黄色のボトルが投げ込まれ、顔面付近に接触した。
レース後、ファンデルプールは優勝インタビューで本件に触れ、「勝利の喜びを阻害するほどではないが、レースであっては絶対にいけないこと。ほぼ満杯の500gほどのボトルが時速50kmで走る僕にぶつかった。まるで石が当たったように感じた。これは受け入れ難いことで、唾やビールを浴びせられるのとは次元が違う話。法的な対応が必要だと思う」と語り、強い憤りを顕にした。
その翌4月14日、UCIは声明を発表。「このような行為は断じて容認できるものではない。当該選手への支持を表明し、このような行為が適切かつ厳しく処罰されるよう関係当局と連携して、法的手段を検討する」とコメント。さらに「自転車競技は選手と観客が近接する稀有なスポーツ。これが競技の魅力の一つであると共に、観客に対しては大きな責任を伴う。UCIは全ての観客に対し、その責任感に訴えかけたい」と呼びかけた。
その後、ベルギーの放送局Sporzaなど複数のメディアによると、ボトルを投げたとされる人物が西フランドルの警察に出頭。また、フランスのリール当局も捜査を開始したと伝えられている。
ファンデルプールは優勝した3月28日のE3サクソ・クラシックでも、独走中に沿道から唾を吐きつけられる被害に遭っていた。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

事件が起きたのは、レース残り33kmの石畳区間「No.7 シソワン〜プルゲル」。この時点で独走態勢に入っていたファンデルプールに対し、右手の沿道から黄色のボトルが投げ込まれ、顔面付近に接触した。
レース後、ファンデルプールは優勝インタビューで本件に触れ、「勝利の喜びを阻害するほどではないが、レースであっては絶対にいけないこと。ほぼ満杯の500gほどのボトルが時速50kmで走る僕にぶつかった。まるで石が当たったように感じた。これは受け入れ難いことで、唾やビールを浴びせられるのとは次元が違う話。法的な対応が必要だと思う」と語り、強い憤りを顕にした。
その翌4月14日、UCIは声明を発表。「このような行為は断じて容認できるものではない。当該選手への支持を表明し、このような行為が適切かつ厳しく処罰されるよう関係当局と連携して、法的手段を検討する」とコメント。さらに「自転車競技は選手と観客が近接する稀有なスポーツ。これが競技の魅力の一つであると共に、観客に対しては大きな責任を伴う。UCIは全ての観客に対し、その責任感に訴えかけたい」と呼びかけた。
その後、ベルギーの放送局Sporzaなど複数のメディアによると、ボトルを投げたとされる人物が西フランドルの警察に出頭。また、フランスのリール当局も捜査を開始したと伝えられている。
ファンデルプールは優勝した3月28日のE3サクソ・クラシックでも、独走中に沿道から唾を吐きつけられる被害に遭っていた。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
リンク
Amazon.co.jp