特別ジャージを纏ったミランとガンナ photo:RCS Sport 終着地点であるアドリア海まであと少し。ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージの舞台は、無数のアップダウンを進む205kmで争われた。勝負所は終盤に設定された2つの丘で、特に最後のモンテーロ(距離5.3km/平均5.7%)は最大勾配15%の急勾配。フィニッシュ地点はそこから下り、平坦路を進んだ先にある。
快晴の第5ステージで7名が逃げ集団を形成した photo:RCS Sport 44秒遅れの総合7位につけていたダンバーに骨折はなかったものの、むち打ちを負い棄権する。終盤に連続する1つ目の丘、サリータ・ディ・バルバンティでプロトンの人数が絞られ、2つ目のモンテーロでニコラ・プロドム(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)が仕掛ける。遅れて飛び出したエステバン・チャベス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト)がプロドムに合流し、逃げ集団への合流を目指す。
総合首位のフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:RCS Sport 下りアタックを見せたトーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング) photo:RCS Sport キンタナを引き戻したプロトンではフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)がアタックし、追従したトーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)が前に出る。そのまま下りに入ると、屈指のダウンヒラーであるピドコックが飛ばし、アユソと2名で追走集団を形成する。しかし後続が追いつき、ひと塊となった集団がドゥヴァーシュネスを追いかけた。
逃げ切り勝利を決めたフレドリク・ドゥヴァーシュネス(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:RCS Sport 2022年のデビューから4年目で金星を飾ったドゥヴァーシュネス。「後ろを振り向かないというロードレースの基本的なルールを守って踏み続けた。総合タイムが良かったので(1分22秒遅れの33位)、プロトンは大幅なリードは与えてくれないと思っていた。最後の登りで監督に”全力で行け”と言われ、勝利を目指した」とレースを振り返った。
7秒遅れでやってきた集団の先頭はファンデルプールが取り、総合順位に大きな動きはなかった。
ワールドツアー初勝利を喜ぶフレドリク・ドゥヴァーシュネス(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:RCS Sport