老舗サドルブランドのセッレSMPから3Dプリントパッドを採用した新モデル”EVO 3D”が登場。SMPらしい形状の座面と新たなパッドによる快適性が特徴だ。



セッレSMP EVO 3D(ブラック) (c)ミズタニ自転車

自転車関連企業が集まるイタリア北部に拠点を構えるサドルブランドのセッレSMP。数多くのブランドが鎬を削る中で70年以上の歴史を持つ老舗であり、かつ他ブランドとか一線を画するデザインのサドルで支持を集めてきた。

特にStrikeシリーズは大きくウェーブした座面と大きな開口部によって、唯一無二のフィット感を生み出してきた。そんなStrikeシリーズは2024年にEVOシリーズへ進化を遂げ、ブランドの新時代を切り開いたが、セッレSMPは早くも次の一歩を踏み出す。

EVOのコンセプトはそのままに、現在トレンドの3Dプリント製のパッドを採用する。3DプリントのパッドはCarbon社のDLSテクノロジーによるものであり、優れた性能と品質を期待できそうだ。

嘴のような座面形状が特徴だ (c)ミズタニ自転車

また網状の構造はライダーの体重を効果的に支えるだけではなく、通気性も確保するため長時間のライドでも不快になりにくいことが特徴だ。さらに振動を多方向へ分散、最適化するため、ロードノイズなどによるストレスも小さい。

もちろん嘴のような座面形状は健在だが、新しいパッドになったことでフィットするサイクリストも多くなるはずだ。ボディの素材はカーボン強化ナイロン12で、レールはAISI304 ステンレス鋼を採用した。

ラインアップはパッドカラーがブラック(295g、税込85,000円)かレッド(330g、税込93,000円)かの2種類。ロードだけではなくグラベルやマウンテンバイクでもマッチしてくれるサドルだ。

セッレSMP EVO 3D(レッド) (c)ミズタニ自転車



セッレSMP EVO 3D
ボディ素材:カーボン強化ナイロン12
レール素材:AISI304 ステンレス鋼
サイズ:267x144mm
カラー:レッド(330g)、ブラック(295g)
価格:93,000円(税込、レッド)、85,000円(税込、ブラック)


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