モビスターがテレフォニカとの契約を2029年まで延長　新体制発表で白地の新ジャージを披露

2025年で46度目のシーズンを迎えるスペインのモビスターが、男女合同のチームプレゼンテーションを開催。新しいチームキットと共に、メインスポンサーであるテレフォニカと2029年までの契約延長を発表した。

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男子28名、女子18名のワールドチームであるモビスターがチームプレゼンテーションを行ったのは、スペインのマドリッドにあるテレフォニカの本社。青のグラデーションだったジャージを白地ベースに変更し、新加入選手を含むメンバーが勢揃いした。

その場でメインスポンサーであるテレフォニカが、スポンサー契約を2029年までの5年間延長することを発表した。同社は2011年よりスポンサーを務めるスペイン及びラテンアメリカ圏最大の通信会社だ。

ナイロ・キンタナ（コロンビア）の復帰やエンリク・マス（スペイン）ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位など明るいニュースがあったものの、2024年は前年の半分となるチーム8勝に留まり、成績が低迷したモビスター。また今年スペイン選手権で優勝したアレクサンデル・アランブル（スペイン）もコフィディスへ移籍する。

男子チームには、かつてマトリックスパワータグに所属したオールイス・アウラール（ベネズエラ、カハルラル・セグロスRGA）が新加入。またナトナエル・テスファツィオン（エリトリア、リドル・トレック）を獲得したものの、戦力アップとは言い難い。

一方の女子チームは、ワールドツアーでは、リアヌ・リッパート（ドイツ）のジロ・デ・イタリア・ウィメンでの区間優勝1勝のみ。しかし6つのナショナル選手権制覇を含むチーム15勝と勝ち星を重ねた。また新戦力としてはSDワークス・プロタイムから中心選手の1人で、過去にヨーロッパ選手権のタイムトライアル3連覇したマーレン・ロイサー（スイス）が加入し、リッパートと双璧を成すエースとしての活躍が期待される。