2024/11/04(月) - 14:01
静岡県御殿場市の「高根西ふれあい広場」特設コースで行われたJCXシリーズ第3戦で、副島達海(大阪産業大学)と石田唯(TRKWorks)が勝利を挙げた。マスターズカテゴリーや、その他カテゴリーと共にレポートしていく。
11月3日に静岡県御殿場市の「高根西ふれあい広場」特設コースでAJOCC JCXシリーズ第3戦である「湘南シクロクロスシリーズ2024 第2戦 御殿場シクロクロス」が開催された。
当日のコースコンディションは最高気温20℃の暖かな秋晴れ。前日に大雨が降ったがコースの水捌けが良かったため、路面コンディションはドライに保たれた。コースは富士山の麓の地形を利用した難易度の高いキャンバーや登り返し、階段、シケインといった要素を取り入れたテクニカルなレイアウト。さらに火山灰のセクションと多様なスキルとパワーが求められるコースで熱戦が繰り広げられた。
女子エリート:石田唯(TRKWorks)が今シーズン初勝利
女子最高峰であるWE1の最前列には元全日本チャンピオンの渡部春雅(明治大学)、JCX開幕戦で2位に入った石田唯(TRKWorks)、エリートカテゴリーに昇格したばかりの日吉愛華(Teamまるいち/中京大学)らが揃った。
勢いの良いスタートでホールショットを獲得したのは竹村舞葉(SHIDO-WORKS)。しかしテクニカルなキャンバーセクションを駆け抜け、シケインに先頭で現れたのは日吉だった。その後続には石田と渡部が集団を作り、先頭を追いかける展開になった。
森林区間に入ると石田が先頭を捉え、日吉を抜き去る。その後石田は持ち前のMTBスキルを活かした走りで、テクニカルな火山灰のセクションをスムーズに駆け抜けていく。後方では渡部も順位を上げ、単独2位で先頭の石田を追走していく。
終始安定した力強い走りで独走状態をキープし、御殿場のテクニカルコースを攻略した石田が今シーズン初勝利を挙げた。2位は渡部、3位には日吉が入り、エリートカテゴリーで自身初の表彰台に上がった。
優勝した石田は「JCX開幕戦は教育実習明けで調子が上がっていなかったですが、この1か月でしっかりトレーニングができて調子を上げることができました。今日のレースでは前半から自分のペースに持ち込むことができ、MTBのスキルも活かしてコーナーやテクニカルな区間もミスなく走れて優勝できました!次戦の幕張クロスも頑張ります!」と笑顔を見せた。
男子エリート:副島達海(大阪産業大学)が沢田との接戦を制し、JCX2勝目
御殿場クロスの最終レース、男子最高峰であるME1。JCX第3戦の最前列には沢田時(宇都宮ブリッツェン)と前日の信州クロスで優勝している副島達海(大阪産業大学)、小坂光(Utsunomiya Lux)、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、らが揃った。
14時25分、スタートの号砲と共に男子エリートの72名が一斉に加速していく。ホールショットは副島が獲得。沢田が続き、テクニカルな区間を抜けると副島と沢田の2名が先行する形となった。
3周目には副島がペースアップして単独先頭となる。沢田は18秒後方で追いかけ、3位以降は高橋翔(TeensMAP)、鈴木、小坂の順で続いていった。
最終周回に入り、猛チャージをかけた沢田は副島との差を3秒まで縮める。しかし、最後まで2名の距離はゼロになることはなく、副島がJCX開幕戦に続き、JCX第3戦でも勝利を挙げた。沢田は4秒差の2位、3位は鈴木が入り表彰台を獲得。結果的に完走者がわずか10名という厳しいレースとなった。
元日本チャンピオンの沢田を退け、今季4勝目を飾った副島は「個人的にはテクニカルで楽しいコースだと思いますが、ワンミスで逆転もあるコースなのでとても緊張しました。沢田選手との駆け引きもありましたが、冷静に走ることができて先行しながら優勝できました」とコメント。「土曜の信州クロスでも優勝して、御殿場シクロクロスでも優勝。2連勝できて最高な週末になりました!」と喜びを語った。
その他のレース結果
ベテラン揃いのマスターズクラスのMM35は佐野千尋(イナーメ信濃山形)、MM40は太田好政(AX cyclocross team)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM60は増田謙一(SHIDO-WORKS)、WMは西山みゆきが勝利を挙げている。
ジュニアは全日本チャンピオンの成田光志(OLIVE)が優勝。MU17は三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19)、WU17は日吉彩華(Teamまるいち/中京大学)、MU15は渡井健太(AVENTURA VICTORIA RACING)が優勝を決めた。
ME2は佐野和矢(C.viento)、ME3は澤原翔(Team轍屋)、WE2+3は尾形美香(臼杵レーシング)、ME4は大神武之(SPADE ACE CX TEAM)が上位クラスへの昇格を決めている。
11月3日に静岡県御殿場市の「高根西ふれあい広場」特設コースでAJOCC JCXシリーズ第3戦である「湘南シクロクロスシリーズ2024 第2戦 御殿場シクロクロス」が開催された。
当日のコースコンディションは最高気温20℃の暖かな秋晴れ。前日に大雨が降ったがコースの水捌けが良かったため、路面コンディションはドライに保たれた。コースは富士山の麓の地形を利用した難易度の高いキャンバーや登り返し、階段、シケインといった要素を取り入れたテクニカルなレイアウト。さらに火山灰のセクションと多様なスキルとパワーが求められるコースで熱戦が繰り広げられた。
女子エリート:石田唯(TRKWorks)が今シーズン初勝利
女子最高峰であるWE1の最前列には元全日本チャンピオンの渡部春雅(明治大学)、JCX開幕戦で2位に入った石田唯(TRKWorks)、エリートカテゴリーに昇格したばかりの日吉愛華(Teamまるいち/中京大学)らが揃った。
勢いの良いスタートでホールショットを獲得したのは竹村舞葉(SHIDO-WORKS)。しかしテクニカルなキャンバーセクションを駆け抜け、シケインに先頭で現れたのは日吉だった。その後続には石田と渡部が集団を作り、先頭を追いかける展開になった。
森林区間に入ると石田が先頭を捉え、日吉を抜き去る。その後石田は持ち前のMTBスキルを活かした走りで、テクニカルな火山灰のセクションをスムーズに駆け抜けていく。後方では渡部も順位を上げ、単独2位で先頭の石田を追走していく。
終始安定した力強い走りで独走状態をキープし、御殿場のテクニカルコースを攻略した石田が今シーズン初勝利を挙げた。2位は渡部、3位には日吉が入り、エリートカテゴリーで自身初の表彰台に上がった。
優勝した石田は「JCX開幕戦は教育実習明けで調子が上がっていなかったですが、この1か月でしっかりトレーニングができて調子を上げることができました。今日のレースでは前半から自分のペースに持ち込むことができ、MTBのスキルも活かしてコーナーやテクニカルな区間もミスなく走れて優勝できました!次戦の幕張クロスも頑張ります!」と笑顔を見せた。
男子エリート:副島達海(大阪産業大学)が沢田との接戦を制し、JCX2勝目
御殿場クロスの最終レース、男子最高峰であるME1。JCX第3戦の最前列には沢田時(宇都宮ブリッツェン)と前日の信州クロスで優勝している副島達海(大阪産業大学)、小坂光(Utsunomiya Lux)、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、らが揃った。
14時25分、スタートの号砲と共に男子エリートの72名が一斉に加速していく。ホールショットは副島が獲得。沢田が続き、テクニカルな区間を抜けると副島と沢田の2名が先行する形となった。
3周目には副島がペースアップして単独先頭となる。沢田は18秒後方で追いかけ、3位以降は高橋翔(TeensMAP)、鈴木、小坂の順で続いていった。
最終周回に入り、猛チャージをかけた沢田は副島との差を3秒まで縮める。しかし、最後まで2名の距離はゼロになることはなく、副島がJCX開幕戦に続き、JCX第3戦でも勝利を挙げた。沢田は4秒差の2位、3位は鈴木が入り表彰台を獲得。結果的に完走者がわずか10名という厳しいレースとなった。
元日本チャンピオンの沢田を退け、今季4勝目を飾った副島は「個人的にはテクニカルで楽しいコースだと思いますが、ワンミスで逆転もあるコースなのでとても緊張しました。沢田選手との駆け引きもありましたが、冷静に走ることができて先行しながら優勝できました」とコメント。「土曜の信州クロスでも優勝して、御殿場シクロクロスでも優勝。2連勝できて最高な週末になりました!」と喜びを語った。
その他のレース結果
ベテラン揃いのマスターズクラスのMM35は佐野千尋(イナーメ信濃山形)、MM40は太田好政(AX cyclocross team)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM60は増田謙一(SHIDO-WORKS)、WMは西山みゆきが勝利を挙げている。
ジュニアは全日本チャンピオンの成田光志(OLIVE)が優勝。MU17は三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19)、WU17は日吉彩華(Teamまるいち/中京大学)、MU15は渡井健太(AVENTURA VICTORIA RACING)が優勝を決めた。
ME2は佐野和矢(C.viento)、ME3は澤原翔(Team轍屋)、WE2+3は尾形美香(臼杵レーシング)、ME4は大神武之(SPADE ACE CX TEAM)が上位クラスへの昇格を決めている。
エリート女子(WE1)リザルト
1位 | 石田唯(TRKWorks) | 0:53:25 |
2位 | 渡部春雅(明治大学) | +1:16 |
3位 | 日吉愛華(Teamまるいち/中京大学) | +1:30 |
4位 | 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) | +3:35 |
5位 | 椿井和佳奈(信州大学) | +4:35 |
エリート男子(ME1)リザルト
1位 | 副島達海(大阪産業大学) | 1:05:50 |
2位 | 沢田時(宇都宮ブリッツェン) | +0:04 |
3位 | 鈴木来人(OnebyESU-ICV) | +2:03 |
4位 | 高橋翔(TeensMAP) | +2:21 |
5位 | 小坂光(Utsunomiya Lux) | +3:02 |
その他カテゴリーのリザルト
ME2 | 佐野和矢(C.viento) |
ME3 | 澤原翔(Team轍屋) |
ME4 | 大神武之(SPADE ACE CX TEAM) |
WE2+3 | 尾形美香(臼杵レーシング) |
WM | 西山みゆき |
MM35 | 佐野千尋(イナーメ信濃山形) |
MM40 | 太田好政(AX cyclocross team) |
MM50 | 生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) |
MM60 | 増田謙一(SHIDO-WORKS) |
MJ | 成田光志(OLIVE) |
MU17 | 三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19) |
WU17 | 日吉彩華(Teamまるいち/中京大学) |
MU15 | 渡井健太(AVENTURA VICTORIA RACING) |
CK3 | 今井秋里(どろたんJr) |
CK2 | 横田和晴(イオンバイクJr.レーシング) |
CK1 | 森田圭 |
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