2024/12/18(水) - 17:30
気鋭ヘルメットブランド、ケープラスから登場した新作の「AURA(オーラ)」。螺旋構造の美しさを取り入れた独創的なデザインが光るシェルに、安全性に優れるMIPSを搭載した新型ヘルメットをインプレッションしていく。
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ケープラス AURA photo:Michinari TAKAGI
ファッションの一部としてサイクルヘルメットを再解釈したケープラス。安全性に優れつつも、既存のヘルメットデザインにとらわれない斬新な造形を取り入れ、多くのファンを作ってきた。そんなケープラスのラインアップに新モデルとなる「AURA(オーラ)」が加わった。
ケープラスの新世代ヘルメット「AURA(オーラ)」は、ドイツのレッドドットデザイン賞を受賞した「NET」の印象的なデザインのエッセンスを引き継ぎ、進化を遂げた一着。モデル名の「AURA(オーラ)」は、ライダーが放つエネルギーの輝きからインスパイアされているという。
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螺旋構造の美しさを取り入れた芸術的なシェルデザイン photo:Gakuto Fujiwara
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最適化されたエアフローと冷却性能を実現 photo:Michinari TAKAGI
シェルには螺旋構造の美しさを取り入れ、芸術的なラインを演出。その独創的なデザインは、自然の岩層を思わせる流れるような美しい曲線を描き、唯一無二のアイデンティティとアート作品のような美しさを実現している。
AURAが優れているのはデザイン性だけでない。ケープラス専用の実験センターで徹底的に風洞テストを行い、ベンチレーションホールの配置とサイズを精密に調整し、最適化されたエアフローと冷却性能を実現。どんなライドシーンでもライダーに最高の快適性を提供してくれる。
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MIPSを搭載し、安全性にも優れたヘルメットである photo:Michinari TAKAGI
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MIPSの中でも超軽量・高通気性バージョンであるMIPS Air Node photo:Michinari TAKAGI
そして、ヘルメットとして最も重要な安全性についても抜かりはない。ケープラスのヘルメットでは安全性を重視し、複数レベルの内部テストと厳格な品質検査だけでなく、ヨーロッパの国際安全規格 (CE-EN1078)など複数の国際機関の第三者認証に合格している。
また、ケープラスは多くのMIPS搭載モデルをラインアップしているが、AURAにもMIPSが搭載されている。このAURAに搭載されるのは、MIPSの中でも超軽量かつ高通気性バージョンであるMIPS Air Node。パッド自体にスライド機能を持たせることで、様々な角度からの衝撃を緩和し落車などによる脳への衝撃を軽減してくれる安全性に優れたモデルに仕上がった。
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クロージャーにはK2ヘッドロック調整システムを採用 photo:Michinari TAKAGI
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顎紐には抗菌ストラップを使用 photo:Michinari TAKAGI
クロージャーにはK2ヘッドロック調整システムを採用している。機械式時計の内部機構を思わせるデザインの調整ダイヤルを回すと頭部を固定するプレートが前後に移動する。Sサイズでは53~56cm、Mサイズでは56-59cmまでが対応サイズとなる。
ストラップに配合された銀イオンには抗菌・浄化・消臭効果があるため、汗やニオイを効果的に取り除いてくれる。更に、ストラップには「FIDLOCK®」のマグネットバックルが備わり、片手でも瞬時にヘルメットを着脱できる。
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ブリッジにはクリアパーツが使用されている photo:Gakuto Fujiwara
カラーはブラック、ホワイト、グレーの3色がラインアップされ、サイズはSとMの2サイズが用意されている。価格は38,500円(税込)で、取り扱いはチャンピオンシステム。それでは編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション
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歴代ケープラスのラインアップをテストしてきたが、今回もMサイズがフィットした photo:Gakuto Fujiwara
ケープラス AURAのテストを担当するのはCW編集部員の高木。アジアンフィットのヘルメットが合う丸型頭の持ち主でMETやカスク、スペシャライズドはMサイズ、カブトではS/Mサイズを着用している。
これまでULTRAやNOVA、ALPHAなど、歴代ケープラスのラインアップをテストしてきたが、どのモデルもMサイズでジャストフィットであった。最近ではMIPSが搭載されたモデルも多く、MIPSの分サイズがきつく感じるヘルメットもあるのだが、AURAもMサイズでぴったり。
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ストラップには「FIDLOCK®」のマグネットバックルが備わっている photo:Gakuto Fujiwara
他社のヘルメット、そしてなんとなればケープラスの他のモデルと比べても個性が際立つデザインの一着だが、着用感は非常に快適。これまでのケープラスヘルメットと同様のアジアンフィットで、丸形頭の自分にもピタリとフィットしてくれる。全体的に深く被れるため、頭をしっかりと保護してくれている安心感ある被り心地が特徴だ。心地よいクリック感の後頭部のアジャスターを締め込むと、頭全体を包むようにフィットしていく。
レーサーであっても、週末サイクリストであっても、ヘルメット選びに大切なのは安全性。ヘルメット選びでは、フィット感やデザインはもちろん選ぶ上で大切になってくるが、安全性が最優先要素である。流石に、このヘルメットのテストでその安全性を身をもって体験するわけにはいかないが、回転衝撃から脳を守るMIPSが搭載されているのは安心材料。シェルの厚みも十分で、一部の軽量ヘルメットに見られるような不安になるほど薄い部位はないのも好印象。
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後頭部のアジャスターを締め込むと頭全体を包むようにフィットしていく photo:Gakuto Fujiwara
通気性に関しては、局所的に涼しいというわけではなく、前面のエアインテイク全体から空気が駆け抜けていくように感じる。特に、額部分の溝からは風が積極的に流れていることが体感できた。
カラーリングもブラック、ホワイト、グレーとモノトーンなラインアップで、単色カラーのサイクルウェアから多彩なカラーのチームウェアまで、どんなサイクルウェアともコーディネートしやすいのもポイントだ。
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前面のエアインテイクの全体から空気が駆け抜けていく photo:Gakuto Fujiwara
安全性や通気性、フィット感といった基本的な性能を高次元でまとめつつ、唯一無二のデザイン性を発揮するAURA。この一着を被っていれば、他のサイクリストの視線はあなたのモノだ。
ケープラス AURA
カラー:ブラック、ホワイト、グレー
サイズ:S(53~56cm)、M(56-59cm)
価格:38,500円(税込)
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ファッションの一部としてサイクルヘルメットを再解釈したケープラス。安全性に優れつつも、既存のヘルメットデザインにとらわれない斬新な造形を取り入れ、多くのファンを作ってきた。そんなケープラスのラインアップに新モデルとなる「AURA(オーラ)」が加わった。
ケープラスの新世代ヘルメット「AURA(オーラ)」は、ドイツのレッドドットデザイン賞を受賞した「NET」の印象的なデザインのエッセンスを引き継ぎ、進化を遂げた一着。モデル名の「AURA(オーラ)」は、ライダーが放つエネルギーの輝きからインスパイアされているという。
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シェルには螺旋構造の美しさを取り入れ、芸術的なラインを演出。その独創的なデザインは、自然の岩層を思わせる流れるような美しい曲線を描き、唯一無二のアイデンティティとアート作品のような美しさを実現している。
AURAが優れているのはデザイン性だけでない。ケープラス専用の実験センターで徹底的に風洞テストを行い、ベンチレーションホールの配置とサイズを精密に調整し、最適化されたエアフローと冷却性能を実現。どんなライドシーンでもライダーに最高の快適性を提供してくれる。
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そして、ヘルメットとして最も重要な安全性についても抜かりはない。ケープラスのヘルメットでは安全性を重視し、複数レベルの内部テストと厳格な品質検査だけでなく、ヨーロッパの国際安全規格 (CE-EN1078)など複数の国際機関の第三者認証に合格している。
また、ケープラスは多くのMIPS搭載モデルをラインアップしているが、AURAにもMIPSが搭載されている。このAURAに搭載されるのは、MIPSの中でも超軽量かつ高通気性バージョンであるMIPS Air Node。パッド自体にスライド機能を持たせることで、様々な角度からの衝撃を緩和し落車などによる脳への衝撃を軽減してくれる安全性に優れたモデルに仕上がった。
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クロージャーにはK2ヘッドロック調整システムを採用している。機械式時計の内部機構を思わせるデザインの調整ダイヤルを回すと頭部を固定するプレートが前後に移動する。Sサイズでは53~56cm、Mサイズでは56-59cmまでが対応サイズとなる。
ストラップに配合された銀イオンには抗菌・浄化・消臭効果があるため、汗やニオイを効果的に取り除いてくれる。更に、ストラップには「FIDLOCK®」のマグネットバックルが備わり、片手でも瞬時にヘルメットを着脱できる。
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カラーはブラック、ホワイト、グレーの3色がラインアップされ、サイズはSとMの2サイズが用意されている。価格は38,500円(税込)で、取り扱いはチャンピオンシステム。それでは編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション
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ケープラス AURAのテストを担当するのはCW編集部員の高木。アジアンフィットのヘルメットが合う丸型頭の持ち主でMETやカスク、スペシャライズドはMサイズ、カブトではS/Mサイズを着用している。
これまでULTRAやNOVA、ALPHAなど、歴代ケープラスのラインアップをテストしてきたが、どのモデルもMサイズでジャストフィットであった。最近ではMIPSが搭載されたモデルも多く、MIPSの分サイズがきつく感じるヘルメットもあるのだが、AURAもMサイズでぴったり。
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他社のヘルメット、そしてなんとなればケープラスの他のモデルと比べても個性が際立つデザインの一着だが、着用感は非常に快適。これまでのケープラスヘルメットと同様のアジアンフィットで、丸形頭の自分にもピタリとフィットしてくれる。全体的に深く被れるため、頭をしっかりと保護してくれている安心感ある被り心地が特徴だ。心地よいクリック感の後頭部のアジャスターを締め込むと、頭全体を包むようにフィットしていく。
レーサーであっても、週末サイクリストであっても、ヘルメット選びに大切なのは安全性。ヘルメット選びでは、フィット感やデザインはもちろん選ぶ上で大切になってくるが、安全性が最優先要素である。流石に、このヘルメットのテストでその安全性を身をもって体験するわけにはいかないが、回転衝撃から脳を守るMIPSが搭載されているのは安心材料。シェルの厚みも十分で、一部の軽量ヘルメットに見られるような不安になるほど薄い部位はないのも好印象。
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通気性に関しては、局所的に涼しいというわけではなく、前面のエアインテイク全体から空気が駆け抜けていくように感じる。特に、額部分の溝からは風が積極的に流れていることが体感できた。
カラーリングもブラック、ホワイト、グレーとモノトーンなラインアップで、単色カラーのサイクルウェアから多彩なカラーのチームウェアまで、どんなサイクルウェアともコーディネートしやすいのもポイントだ。
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安全性や通気性、フィット感といった基本的な性能を高次元でまとめつつ、唯一無二のデザイン性を発揮するAURA。この一着を被っていれば、他のサイクリストの視線はあなたのモノだ。
ケープラス AURA
カラー:ブラック、ホワイト、グレー
サイズ:S(53~56cm)、M(56-59cm)
価格:38,500円(税込)
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