2024/08/09(金) - 18:30
2024年ツール・ド・フランスに出場した22チームのバイクを3チームごとに連載形式で紹介していくシリーズ第2弾。バーレーン・ヴィクトリアスとチューブラータイヤに固執するコフィディス、ヴァンリーゼルのプロトモデルを投入したデカトロン・アージェードゥーゼールの使用機材をお届けします。
バーレーン・ヴィクトリアス|メリダ REACTO、SCULTURA
メリダを長年継続採用するバーレーン・ヴィクトリアスは、平坦ステージではエアロモデルのREACTOをメインに、山岳ステージでは軽量クライマーモデルのSCULTURAをメインに使用。ホワイトベースにバーレーンをイメージしたスカイブルーとゴールドの差し色が爽やかな印象だ。
サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)の決戦用SCULTURAはリミットギリギリの6.8kgを達成。軽量化を突き詰めるために最低限のコーティングのみを行なったペイントで、FSAステッカーが貼られたシートポストも通常品とは異なるように見える。TEAM SLロゴのある軽量一体型ハンドルも未発表品で、昨年大会でミケル・ランダ(スペイン)が使用していた特殊ハンドルのベースとなったものだろう。
写真のセットアップはペア重量1290gを達成したヴィジョンの新型ホイール「METRON 37 SL DISC」で、コンチネンタルのタイムトライアル用タイヤGrand Prix 5000TT TR(28)をセットしている。
コフィディス|ルック 795 Blade RS
コフィディスは昨年ツール・ド・フランスで先行投入されたルックの795 Blade RS(日本での表記は795 Blade2RS)を使用。出場チームの中で唯一のチューブラータイヤ使用チームであり、同じくフランスのミシュランPOWER CUPを採用。一部チューブレスタイヤを使う選手も確認できた。
シマノのDURA-ACEで組まれるが、クランクはルックが開発し、SRMに供給しているアーム長調整式タイプで、チェーンリングはカーボンTiとバラエティに富む印象。もちろんペダルはルックのKEO BLADEを組み合わせ、コリマのホイールなど全体的にフランス色が強い。
デカトロン・アージェードゥーゼール|ヴァンリーゼル RCR、FCR
今季最も話題を呼んだバイクといえばこの一台だろう。チームメンバーは今季からメインスポンサーについた仏大手スポーツブランド、デカトロンが展開するヴァンリーゼルに乗る。
メインバイクはオールラウンドモデルのRCRで、スプリンターのサム・ベネット(アイルランド)はトップチューブにFCRというモデル名が表示されている、明らかにフレーム形状が扁平したエアロモデルに乗った。総合エースのフェリックス・ガル(オーストリア)も平坦ステージでFCRを使用。正式発表が待ち望まれるモデルと言えるだろう。24歳でフランス王者に輝いたポール・ラペラのためにフレンチトリコロールが加えられたRCRも用意された。
ホイールはスイスサイドのHADRON² Ultimate。38mm、50mm、62mm、そして80mmと4タイプのリムハイトが用意され、ハブにはSINCのセラミックベアリングを投入している。コンチネンタルのフロント専用タイヤであるエアロ111を投入(発表前から使用していたのでロゴは消されていた)したことも大きな話題だ。
コンポーネントはシマノDURA-ACE。バーレーン・ヴィクトリアスやUAEチームエミレーツ同様、カーボンTi製チェーンリングを多くの選手が採用していたことも話題。
text:So Isobe,Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji
バーレーン・ヴィクトリアス|メリダ REACTO、SCULTURA
メリダを長年継続採用するバーレーン・ヴィクトリアスは、平坦ステージではエアロモデルのREACTOをメインに、山岳ステージでは軽量クライマーモデルのSCULTURAをメインに使用。ホワイトベースにバーレーンをイメージしたスカイブルーとゴールドの差し色が爽やかな印象だ。
サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)の決戦用SCULTURAはリミットギリギリの6.8kgを達成。軽量化を突き詰めるために最低限のコーティングのみを行なったペイントで、FSAステッカーが貼られたシートポストも通常品とは異なるように見える。TEAM SLロゴのある軽量一体型ハンドルも未発表品で、昨年大会でミケル・ランダ(スペイン)が使用していた特殊ハンドルのベースとなったものだろう。
写真のセットアップはペア重量1290gを達成したヴィジョンの新型ホイール「METRON 37 SL DISC」で、コンチネンタルのタイムトライアル用タイヤGrand Prix 5000TT TR(28)をセットしている。
コフィディス|ルック 795 Blade RS
コフィディスは昨年ツール・ド・フランスで先行投入されたルックの795 Blade RS(日本での表記は795 Blade2RS)を使用。出場チームの中で唯一のチューブラータイヤ使用チームであり、同じくフランスのミシュランPOWER CUPを採用。一部チューブレスタイヤを使う選手も確認できた。
シマノのDURA-ACEで組まれるが、クランクはルックが開発し、SRMに供給しているアーム長調整式タイプで、チェーンリングはカーボンTiとバラエティに富む印象。もちろんペダルはルックのKEO BLADEを組み合わせ、コリマのホイールなど全体的にフランス色が強い。
デカトロン・アージェードゥーゼール|ヴァンリーゼル RCR、FCR
今季最も話題を呼んだバイクといえばこの一台だろう。チームメンバーは今季からメインスポンサーについた仏大手スポーツブランド、デカトロンが展開するヴァンリーゼルに乗る。
メインバイクはオールラウンドモデルのRCRで、スプリンターのサム・ベネット(アイルランド)はトップチューブにFCRというモデル名が表示されている、明らかにフレーム形状が扁平したエアロモデルに乗った。総合エースのフェリックス・ガル(オーストリア)も平坦ステージでFCRを使用。正式発表が待ち望まれるモデルと言えるだろう。24歳でフランス王者に輝いたポール・ラペラのためにフレンチトリコロールが加えられたRCRも用意された。
ホイールはスイスサイドのHADRON² Ultimate。38mm、50mm、62mm、そして80mmと4タイプのリムハイトが用意され、ハブにはSINCのセラミックベアリングを投入している。コンチネンタルのフロント専用タイヤであるエアロ111を投入(発表前から使用していたのでロゴは消されていた)したことも大きな話題だ。
コンポーネントはシマノDURA-ACE。バーレーン・ヴィクトリアスやUAEチームエミレーツ同様、カーボンTi製チェーンリングを多くの選手が採用していたことも話題。
text:So Isobe,Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji
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