パリオリンピックのトラックは2日目を迎え、男子チームスプリントに出場した日本は日本新記録(42秒078)で5位とメダルに迫った。また梶原悠未ら4名で臨んだ女子チームパシュートは日本新記録を更新しながらも10位で予選敗退となった。



梶原悠未、内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂の4名で臨んだ女子チームパシュート photo:CorVos

パリ2024オリンピックのトラック種目は8月6日(火)に2日目を迎え、女子チームパシュートの予選と男子チームパシュートの準決勝、男子チームスプリントの準決勝〜決勝・順位決定戦が行われた。

女子チームパシュートに日本は梶原悠未、内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂の4名という、今年2月のトラックアジア選手権で優勝したメンバーで出場。4名で4kmを走る種目に1番手でスタートした日本はスムーズな先頭交代を繰り返しながら距離を進め、アジア選手権でマークしたアジア&日本新記録(4分14秒254)を更新する4分13秒818でフィニッシュ。しかしニュージランドやアメリカ、ヨーロッパの強豪国がそのタイムを上回り、日本は10位で予選敗退となった。

4位で準決勝に進出した日本の男子チームスプリントはには長迫吉拓、太田海也、小原佑太が出場。3名でトラック3周をするタイムを争う種目の相手は母国フランスで、2度のスタート失敗が影響したためか、日本は予選で出したタイムより遅い42秒569でフィニッシュ。フランスに破れ日本は5-6位決定戦に進んだ。

続くドイツとの戦いで日本は長迫、太田、小原と先頭交代していき、五輪の大舞台で42秒078の日本新記録をマーク。ドイツを破り5位入賞でレースを終えた。

男子チームスプリントで世界記録を更新したオランダ photo:UCI

男子チームスプリントで東京五輪に続く金メダルを獲得したオランダ photo:UCI

決勝ではハリー・ラブレイセンを中心とするオランダが40秒949で世界記録を更新。イギリスに約1秒差をつける圧巻の走りで、東京五輪に続く大会2連覇を達成した。3位決定戦ではフランスを破ったオーストラリアが銅メダルを獲得している。

また男子チームパシュートでは、オーストラリアとイギリスが翌日行われる決勝に駒を進めている。
女子チームパシュート予選結果
1位 ニュージランド 4:04.679
2位 アメリカ 4:05.238
3位 イギリス 4:06.710
10位 日本(梶原悠未、内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂) 4:13.818
男子チームスプリント結果
決勝
1位 オランダ 40.949(世界新)
2位 イギリス 41.814
3位決定戦
3位 オーストラリア 41.597
4位 フランス 41.993
5位決定戦
5位 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太) 42.078(日本新)
6位 ドイツ 42.280

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