8月5日(月)に初日を迎えたパリオリンピックのトラック種目。男子チームスプリントに臨んだ長迫吉拓、太田海也、小原佑太が日本新記録(42秒174)をマークし、4位で準決勝進出する好発進。一方、男子チームパシュートは10位で予選敗退となった。



男子チームパシュートは予選突破ならず photo:UCI

パリ2024オリンピックの自転車競技はロードレースやマウンテンバイク、BMXが終わり、8月5日(月)からトラック種目がスタート。ここから大会最終日である8月11日(日)まで7日間、ヴェロドローム・ド・サン・カンタン・アン・イヴリーヌを舞台に12種目(男子6、女子6)のメダルが争われる。

初日に行われたのは女子チームスプリントの予選〜決勝、男子チームパシュートの予選、男子チームスプリントの予選の3種目。日本はまずチームパシュートに窪木一茂、今村駿介、橋本英也、中野慎詞の4名が臨んだ。

短距離と中距離をあわせて1カ国につき7名しか出場出来ないというルールのなか、短距離種目であるケイリンに出場予定の中野が加わった日本チームが全体の5番目にスタート。4名が先頭交代を繰り返しながら4kmを走る種目で中野が序盤に役割を終え、残る3名が懸命に踏み続けたものの、全体の10位で予選敗退となった。

男子チームスプリントで日本記録更新

日本記録で予選を突破した男子チームスプリント photo:UCI

続く男子チームスプリントには長迫吉拓、太田海也、小原佑太が出場。3名でトラック3周をするタイムを争う種目で、日本は全体の4番目に出走。日本はその時点でトップタイムかつ日本記録(42秒742)を更新する42秒174(平均64.020km/h)でフィニッシュ。ハリー・ラブレイセン擁するオランダがオリンピック記録をマークするハイレベルな争いのなか、全体の4位で準決勝に駒を進めた。

日本がフランスと対決する準決勝と決勝・順位決定戦は、翌日の8月7日に行われる。

また同日に行われた女子チームスプリントでは、イギリスが予選、準決勝、決勝と3度世界記録を更新する圧巻の走りで金メダルを獲得。ニュージランドが銀、オランダを下したドイツが3位で銅メダルを手に入れた。

予選、準決勝、決勝と3度の世界記録更新で優勝したイギリス photo:UCI
男子チームパシュート予選結果
1位 オーストラリア 3:42.958
2位 イギリス 3:43.241
3位 デンマーク 3:43.690
10位 日本 3:53.489
男子チームスプリント予選結果
1位 オランダ 41.279(五輪新)
2位 イギリス 41.862
3位 オーストラリア 42.072
4位 日本 42.174(日本新)
女子チームスプリント結果
決勝
1位 イギリス 45.186(世界新)
2位 ニュージランド 45.659
3位決定戦
3位 ドイツ 45.400
4位 オランダ 45.690

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