アンテルマルシェ・ワンティはツール・ド・フランスが閉幕した翌日の7月22日に、区間3勝に加えマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得したビニヤム・ギルマイ(エリトリア)との契約を延長した。契約期間はチーム最長となる2028年までだ。



マイヨヴェールを射止めたビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ) photo:CorVos

「アンテルマルシェ・ワンティは僕にとって家族のようで、目標を達成するためには完璧なチーム。難しい時期にあった僕をチームはサポートし、信頼してくれた。この冒険を(元々の契約から)2年延長することは当然の選択だった。今後も共に素晴らしい目標を達成することができると確信しており、既にパリ五輪という次なる目標に向かっている」。アンテルマルシェ・ワンティと2028年までの契約延長に合意したビニヤム・ギルマイ(エリトリア)はそう語った。

現在24歳のギルマイは、別府史之氏や中根英登氏が所属したNIPPOデルコ・ワンプロヴァンスで2020年にプロデビュー。翌年のチーム解散に伴い2021年のシーズン途中からアンテルマルシェに移籍し、2022年のジロ・デ・イタリアでアフリカ出身の黒人選手として初のグランツール区間優勝を飾った。

それ以降一時期成績が低迷したものの、今年のツール・ド・フランス第3ステージで初勝利。その後第8、12ステージでも勝利を飾り、ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)を退けマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得した。

コメントにあった通り、ギルマイはこの後パリ五輪の個人タイムトライアル(7月27日)とロードレース(8月3日)にエリトリア代表として出場予定だ。

text:Sotaro.Arakawa

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