2024/07/03(水) - 12:30
「よく練習に使っていたコースなので下りは熟知していた」と勝因を語ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)。タイム差をつけられながらも「満足だ」と言うヴィンゲゴーなど、ツール最初の山岳ステージを選手のコメントで振り返ります。
ステージ優勝&マイヨジョーヌ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
とても嬉しい。プラン通りの走りができ、チームとして遂行することができた。夢のようなステージで独走勝利でき、本当に特別な気持ちがする。今日は攻めたいと思っており、勝ってライバルからタイムを奪う自信があった。
今日のコースは何度もトレーニングで使っている場所。だからセストリエーレ(1つ目の山岳)とモンジュネーヴル(2つ目)はまるでホームステージのような気持ちだった。ガリビエ峠に入ってからは向かい風が強かったため、他の選手の後ろで楽に走ることができた。チームメイトは素晴らしい走りを見せてくれたよ。
風の影響もあり、あまり早い段階でアタックしたくなかった。そのため(頂上まで)残り800mまで脚を溜め、差をつけるべく可能な限り踏み込んだ。下りのコーナーは熟知しており(タイム差の拡大に)役立った。でも少し怖かったし、最初何箇所かのコーナーが濡れていたのには驚いた。
アタックによってライバルたちを引き離せたことは良いニュース。順位と自分のコンディションには満足しているよ。でもまだレースは3週間残っており、第1週目はまだタイム差を稼ぐことのできる個人タイムトライアルが待っている。
ステージ2位&総合2位&マイヨブラン レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
今日の結果には満足している。大会最初の山岳ステージで、チームは素晴らしい走りを見せてくれた。僕らは常に集団先頭に位置を取り、満足と言える走りをした。ガリビエ峠で最も勾配の厳しい区間でアタックが起こった瞬間、遅れを最小限にするべく全力を尽くした。下りでも遅れを取り戻そうとしたが、路面が少し危険だったのでタイムを失ってしまった。
そんな中でも僕は戦い続け、ステージ2位という結果には満足している。気持ちの部分でも良い結果であり、今後も成長を目指すよ。
ステージ3位&総合4位 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)
今日の目標はタデイ(ポガチャル)が勝利とマイヨジョーヌを手に入れること。その結果独走勝利し、マイヨジョーヌを掴んだので大成功だよ。最後は僕とジョアン(アルメイダ)で完璧な牽引ができた。
ステージ5位&総合3位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)
ポガチャルから50秒遅れという総合タイムは、まだ勝負が終わったとは言えない差だ。もちろんタイムを失うことはよくないが、正直この第4ステージで2分以上遅れると思っていた。今日タイムを失ったのは下り区間。頂上では10秒差だったものが、長い直線路(の下り)でタイムを稼がれてしまった。だが僕たちはこの状況を的確に把握しており、僕らが立てたプランを信じている。
マイヨジョーヌを手放したリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)
とても厳しいステージだった。非常にハードなリズムが刻まれ、最終山岳ではついていくことができなかった。最後まで食らいつこうと思ったのだが、脚がついてこなかった。その後はベン(ヒーリー)と共にかなり速いペースで下った。チームとして歴史的な一日を楽しみながら走ることができたよ。
ポガチャルのアシストを務めたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
プラン通り良いレース展開に持ち込むことができた。向かい風(で集団牽引が大変だった)という残念な点もあったが、チーム8人が皆良い走りをし、それが勝利という結果に繋がった。
最終山岳の約30kmはずっと向かい風だった。だかそんな悪いコンディションなかでも僕らはやり遂げた。僕は自分の順位にこだわりはなく、タデイの勝利を全力でサポートとするのみだ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
ステージ優勝&マイヨジョーヌ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
とても嬉しい。プラン通りの走りができ、チームとして遂行することができた。夢のようなステージで独走勝利でき、本当に特別な気持ちがする。今日は攻めたいと思っており、勝ってライバルからタイムを奪う自信があった。
今日のコースは何度もトレーニングで使っている場所。だからセストリエーレ(1つ目の山岳)とモンジュネーヴル(2つ目)はまるでホームステージのような気持ちだった。ガリビエ峠に入ってからは向かい風が強かったため、他の選手の後ろで楽に走ることができた。チームメイトは素晴らしい走りを見せてくれたよ。
風の影響もあり、あまり早い段階でアタックしたくなかった。そのため(頂上まで)残り800mまで脚を溜め、差をつけるべく可能な限り踏み込んだ。下りのコーナーは熟知しており(タイム差の拡大に)役立った。でも少し怖かったし、最初何箇所かのコーナーが濡れていたのには驚いた。
アタックによってライバルたちを引き離せたことは良いニュース。順位と自分のコンディションには満足しているよ。でもまだレースは3週間残っており、第1週目はまだタイム差を稼ぐことのできる個人タイムトライアルが待っている。
ステージ2位&総合2位&マイヨブラン レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
今日の結果には満足している。大会最初の山岳ステージで、チームは素晴らしい走りを見せてくれた。僕らは常に集団先頭に位置を取り、満足と言える走りをした。ガリビエ峠で最も勾配の厳しい区間でアタックが起こった瞬間、遅れを最小限にするべく全力を尽くした。下りでも遅れを取り戻そうとしたが、路面が少し危険だったのでタイムを失ってしまった。
そんな中でも僕は戦い続け、ステージ2位という結果には満足している。気持ちの部分でも良い結果であり、今後も成長を目指すよ。
ステージ3位&総合4位 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)
今日の目標はタデイ(ポガチャル)が勝利とマイヨジョーヌを手に入れること。その結果独走勝利し、マイヨジョーヌを掴んだので大成功だよ。最後は僕とジョアン(アルメイダ)で完璧な牽引ができた。
ステージ5位&総合3位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)
ポガチャルから50秒遅れという総合タイムは、まだ勝負が終わったとは言えない差だ。もちろんタイムを失うことはよくないが、正直この第4ステージで2分以上遅れると思っていた。今日タイムを失ったのは下り区間。頂上では10秒差だったものが、長い直線路(の下り)でタイムを稼がれてしまった。だが僕たちはこの状況を的確に把握しており、僕らが立てたプランを信じている。
マイヨジョーヌを手放したリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)
とても厳しいステージだった。非常にハードなリズムが刻まれ、最終山岳ではついていくことができなかった。最後まで食らいつこうと思ったのだが、脚がついてこなかった。その後はベン(ヒーリー)と共にかなり速いペースで下った。チームとして歴史的な一日を楽しみながら走ることができたよ。
ポガチャルのアシストを務めたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
プラン通り良いレース展開に持ち込むことができた。向かい風(で集団牽引が大変だった)という残念な点もあったが、チーム8人が皆良い走りをし、それが勝利という結果に繋がった。
最終山岳の約30kmはずっと向かい風だった。だかそんな悪いコンディションなかでも僕らはやり遂げた。僕は自分の順位にこだわりはなく、タデイの勝利を全力でサポートとするのみだ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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