2024/04/27(土) - 12:40
DSMフィルメニッヒ・ポストNLが絶好調のツアー・オブ・ターキー。5日目でトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク)が2日連続の勝利を挙げ、フランク・ファンデンブルーク(オランダ)が6日目の山頂フィニッシュを制して総合首位に立った。
今年で創設10周年を迎えたキナンレーシングチームが参戦中のツアー・オブ・ターキー(UCI2.Pro)。4つのワールドチームなど強豪揃う8日間のステージレースは4月25日(木)に第5ステージ、26日(金)に第6ステージが行われた。
第5ステージ:アンドレースンが2日連続のスプリント勝利
ボドルムからエーゲ海沿いを北上し、トルコ有数のビーチリゾートであるクシャダスに至る大会5日目。177.9kmコースの大半は平坦路のため集団スプリントが予想されたステージで、山本元喜(キナンレーシングチーム)が7名の逃げに入った。
メイン集団は前日勝者で総合リーダーであるトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク)を擁するDSMフィルメニッヒ・ポストNLがコントロールする。最大6分差を得た逃げ集団だったが、ボーラ・ハンスグローエやアスタナ・カザクスタンがプロトンの牽引に加わるとその差は縮小。残り25km地点の登りで逃げ集団はばらけ、遅れた山本がメイン集団に吸収された。
ひと塊となった集団はクシャダスに到着し、ルイスジョー・リュールス(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)による単独アタックもDSMが引き戻す。最終ストレートに入り、先んじてスプリントを開始したのは3日目の勝利が幻となったダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)。しかしタイミングを見計らったトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)がファンポッペルを追い抜き先頭へ。
そしてアンドレースンの背後につくエーススプリンターのファビオ・ヤコブセン(オランダ)が飛び出すことなく、フィニッシュ手前でガッツポーズを作るヤコブセンの目の前で、アンドレースンが2日連続の勝利を飾った。
キナンの最高位は16位に入ったレイモンド・クレダー(オランダ)。そして逃げた山本は「メイン集団にタイム差をうまくコントロールされている感覚はあったが、行けるところまでは行こうとトライした。遅れてしまったのは上り区間で、他選手のアタックに自分から反応してしまったことが原因。利用される形になってしまったけど、走りの感覚自体は良かった」と語っている。
第6ステージ:ファンデンブルークが勝利し、DSMが3連勝
大会6日目は1級山岳マニサ(距離14km/平均7.1%)を駆け上がる大会唯一の山頂フィニッシュ。第7、8ステージも集団スプリントが濃厚なレイアウトのため、実質的に総合優勝の決するステージとなった。
序盤から逃げを目指すアタックとプロトンによる吸収が繰り返され、スタート後約50kmでようやくヨナス・リカールト(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)を含む5名の逃げが形成される。逃げとメイン集団が3分前後のタイム差で距離を消化していき、そのまま1級山岳に突入した。
最終山岳でプロトンのペースを作ったのはワールドチームではなくカハルラル・セグロスRGA。残り7km地点でハロルド・ロペス(エクアドル、アスタナ・カザクスタン)が飛び出し、先頭に残っていた逃げを追い抜き先頭に立つ。しかしロペスとの差をブルゴスBHが縮め、今年EFエデュケーション・イージーポストからトレンガヌ・サイクリングチームに移ったメルハウィ・クドス(エリトリア)がアタックした。
クドスはロペスに合流し、追い抜いてレース先頭が入れ替わる。そしてクドスには残り2kmでポール・ダブル(イギリス、ポルティ・コメタ)とフランク・ファンデンブルーク(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)が合流。3名はフィニッシュ手前まで進み、スプリント勝負を今年下部チームから昇格した23歳のファンデンブルークが制した。
アンドレースンから総合リーダージャージを引き継いだファンデンブルークの勝利により、DSMはチームとして3連勝を達成。また初日はヤコブセンが制しているため、ここまでの6ステージで4勝と、トルコの地で圧巻の強さを見せている。
キナンはドリュー・モレ(オーストラリア)が36位(3分11秒)で最高位。また最難関ステージを経てもなお、一人のリタイア者も出していない力走を見せている。
今年で創設10周年を迎えたキナンレーシングチームが参戦中のツアー・オブ・ターキー(UCI2.Pro)。4つのワールドチームなど強豪揃う8日間のステージレースは4月25日(木)に第5ステージ、26日(金)に第6ステージが行われた。
第5ステージ:アンドレースンが2日連続のスプリント勝利
ボドルムからエーゲ海沿いを北上し、トルコ有数のビーチリゾートであるクシャダスに至る大会5日目。177.9kmコースの大半は平坦路のため集団スプリントが予想されたステージで、山本元喜(キナンレーシングチーム)が7名の逃げに入った。
メイン集団は前日勝者で総合リーダーであるトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク)を擁するDSMフィルメニッヒ・ポストNLがコントロールする。最大6分差を得た逃げ集団だったが、ボーラ・ハンスグローエやアスタナ・カザクスタンがプロトンの牽引に加わるとその差は縮小。残り25km地点の登りで逃げ集団はばらけ、遅れた山本がメイン集団に吸収された。
ひと塊となった集団はクシャダスに到着し、ルイスジョー・リュールス(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)による単独アタックもDSMが引き戻す。最終ストレートに入り、先んじてスプリントを開始したのは3日目の勝利が幻となったダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)。しかしタイミングを見計らったトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)がファンポッペルを追い抜き先頭へ。
そしてアンドレースンの背後につくエーススプリンターのファビオ・ヤコブセン(オランダ)が飛び出すことなく、フィニッシュ手前でガッツポーズを作るヤコブセンの目の前で、アンドレースンが2日連続の勝利を飾った。
キナンの最高位は16位に入ったレイモンド・クレダー(オランダ)。そして逃げた山本は「メイン集団にタイム差をうまくコントロールされている感覚はあったが、行けるところまでは行こうとトライした。遅れてしまったのは上り区間で、他選手のアタックに自分から反応してしまったことが原因。利用される形になってしまったけど、走りの感覚自体は良かった」と語っている。
第6ステージ:ファンデンブルークが勝利し、DSMが3連勝
大会6日目は1級山岳マニサ(距離14km/平均7.1%)を駆け上がる大会唯一の山頂フィニッシュ。第7、8ステージも集団スプリントが濃厚なレイアウトのため、実質的に総合優勝の決するステージとなった。
序盤から逃げを目指すアタックとプロトンによる吸収が繰り返され、スタート後約50kmでようやくヨナス・リカールト(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)を含む5名の逃げが形成される。逃げとメイン集団が3分前後のタイム差で距離を消化していき、そのまま1級山岳に突入した。
最終山岳でプロトンのペースを作ったのはワールドチームではなくカハルラル・セグロスRGA。残り7km地点でハロルド・ロペス(エクアドル、アスタナ・カザクスタン)が飛び出し、先頭に残っていた逃げを追い抜き先頭に立つ。しかしロペスとの差をブルゴスBHが縮め、今年EFエデュケーション・イージーポストからトレンガヌ・サイクリングチームに移ったメルハウィ・クドス(エリトリア)がアタックした。
クドスはロペスに合流し、追い抜いてレース先頭が入れ替わる。そしてクドスには残り2kmでポール・ダブル(イギリス、ポルティ・コメタ)とフランク・ファンデンブルーク(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)が合流。3名はフィニッシュ手前まで進み、スプリント勝負を今年下部チームから昇格した23歳のファンデンブルークが制した。
アンドレースンから総合リーダージャージを引き継いだファンデンブルークの勝利により、DSMはチームとして3連勝を達成。また初日はヤコブセンが制しているため、ここまでの6ステージで4勝と、トルコの地で圧巻の強さを見せている。
キナンはドリュー・モレ(オーストラリア)が36位(3分11秒)で最高位。また最難関ステージを経てもなお、一人のリタイア者も出していない力走を見せている。
第5ステージ結果
1位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 4:18:12 |
2位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
3位 | ユーリ・レイタオン(ポルトガル、カハルラル・セグロスRGA) | |
4位 | マルティン・ブディング(オランダ、TDTユニベット) | |
5位 | イェンセン・プロウライト(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク) |
第6ステージ結果
1位 | フランク・ファンデンブルーク(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 4:10:00 |
2位 | メルハウィ・クドス(エリトリア、トレンガヌ・サイクリングチーム) | |
3位 | ポール・ダブル(イギリス、ポルティ・コメタ) | +0:03 |
4位 | メトケル・イヨブ(エリトリア、トレンガヌ・サイクリングチーム) | +0:14 |
5位 | ハロルド・ロペス(エクアドル、アスタナ・カザクスタン) |
個人総合成績(6日目終了時点)
1位 | フランク・ファンデンブルーク(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 23:02:11 |
2位 | メルハウィ・クドス(エリトリア、トレンガヌ・サイクリングチーム) | +0:04 |
3位 | ポール・ダブル(イギリス、ポルティ・コメタ) | +0:09 |
4位 | メトケル・イヨブ(エリトリア、トレンガヌ・サイクリングチーム) | +0:24 |
5位 | ハロルド・ロペス(エクアドル、アスタナ・カザクスタン) |
その他の特別賞(6日目終了時点)
ポイント賞 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・コメタ) |
山岳賞 | ヴィンツェント・ドーン(ドイツ、バイクエイド) |
チーム総合成績 | Q36.5プロサイクリング |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp
ELIT トルコのスイーツ バクラヴァ・ピスタチオ 12個 - 400g - ELIT - Pistachio Baklava 12 pcs- 400g
HAS-EL FOODS Co.,Ltd.
¥1,728 (¥144 / 個)
トルコ・チャイ Caykur Cay Cicegi Tea - Turkish Black Tea トルコ Caykur Cay Cicegi Cayi (500g)
CAY ISLETMELERI GENEL MUDURLUGU RIZE
¥1,350 (¥2 / グラム)