チームブリヂストンサイクリングは2024年体制を発表。メンバーに変更はなく、2023年体制を継続する。目前に迫ったパリ五輪に向け、年明けのネイションズカップから再開される出場枠争いに注力していく。



チームブリヂストンサイクリング2024年メンバー ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling

東京五輪が開催された1964年に「ブリヂストンサイクル自転車競技部」が創部して以来、来年で60周年を迎えるチームブリヂストンサイクリング。2024年は、ここまでパリ五輪に向けて活動してきたメンバーが引き続き所属し、年明けから再開されるトラック競技の出場枠獲得に向けて集中する体制を整えた。

五輪を目指すトラック競技の一方、ロードレースでの活動も継続。すてでに発表されている通り2024年のJプロツアーチームとして登録しており、UCIレースへの出場も予定されている。併せて機材サポート選手として、東京2020パラリンピック金メダリストの杉浦佳子や、パラトライアスリートの秦由加子ら4名を発表した。

2024年メンバーと選手のコメントは以下の通り。(プレスリリースより)
チームブリヂストンサイクリング 2024年体制
名前 種目・役職
窪木一茂 トラック/ロード
今村駿介 トラック/ロード
橋本英也 トラック/ロード
太田りゆ トラック
長迫吉拓 トラック
兒島直樹 トラック/ロード
松田祥位 トラック/ロード
脇本雄太 トラック
新山響平 トラック
山本哲央 トラック/ロード
河野翔輝 トラック/ロード
岡本勝哉 トラック/ロード
山下虎ノ亮 トラック/ロード
徳田 優 トラック/ロード
宮崎景涼 監督
早川裕紀 メカニック
サポート選手
杉浦佳子 パラ自転車競技 トラック/ロード
秦 由加子 パラトライアスロン
佐藤水菜 トラック
梅川風子 トラック
宮崎景涼 監督 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
窪木一茂 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
今村駿介 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling


宮崎景涼 監督

いよいよチームブリヂストンサイクリングに所属するメンバーがパリ2024オリンピックの舞台へ挑戦します。自分自身が選手としてチームに在籍していた頃も含め約20年間の集大成と捉えています。皆さんの応援を力にオリンピックでのメダル獲得という夢を達成し、チームの活躍を通じて多くの方々に挑戦することの大切さをお伝えしたいです。

窪木一茂(キャプテン)
日本の男子エンデュランスチーム(中距離競技)の力を世界に見せつけ、パリ2024オリンピックで輝きます。自分はリオ2016オリンピックに行っているので経験がありますが、若手は初めて行くことになりますので、そこで1回目だから力を出せなかったとならないように自身の経験を伝えて、また、同じことを自分にも言い聞かせて、オリンピックで結果を残します。そのための覚悟はできています。

今村駿介
パリ2024オリンピックでの金メダルが目標です。それだけが全てです。8月の本戦でのオムニアム、マディソン、チームパシュートの日にベストなパフォーマンスを持って行って、金メダルを獲ることです。

橋本英也 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
太田りゆ ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
長迫吉拓 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling


橋本英也
パリ2024オリンピックに向けて、金メダルの獲得を目標に走っていきます。チームブリヂストンの一員としてオリンピックの出場を目指し、個人ではしっかりメダルを取れる種目に集中できればと思っています。プロ選手として長く続けるためには、結果を出し続けることが大事です。長くプロサイクリストとして、自転車の楽しさを伝えて行きたいと思っています。よろしくお願いします。

太田りゆ
いよいよパリ2024オリンピックがやってきます。私にとってはそれ以外の夢はないというぐらいです。この年は私の人生にとって、1番大きなことが起こるかもしれません。それに向けて、1日1日後悔のないように活動します。

長迫吉拓
一番の目標はパリ2024オリンピックでメダルを獲ることです。そのために、ネーションズカップやアジア選手権といった大事なレースが控えています。まずは、ここでしっかりと結果を出すことが目標です。私は4歳から始めた自転車競技を27年間、本気で取り組んで来ました。やっと最終目標のオリンピックメダルが近づいてきました。その挑戦を皆さんへ見てほしいです。

兒島直樹 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
松田祥位 ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling


兒島直樹
2024年はネイションズカップの3戦がありますが、この中でオムニアムで優勝することが1つの目標です。そしてアジア大陸選手権でのポイントレースを2連覇すること。続くオリンピックでは、チームパシュート以外の出場メンバーに選ばれて、その種目でのメダル獲得を目標に出場します。その先にある2024年デンマークでのUCI世界選手権では、2023年に獲れなかったポイントレースでのアルカンシエル獲得を目標にします。たくさんの目標がありますが、たくさんの目標を実現できるよう、がんばっていきたいと思います。

松田祥位
パリ2024オリンピックへ出場する過程には、24年のネーションズカップ3つとアジア大陸選手権でオリンピックポイントを獲得する必要があります。日本代表がオリンピック出場枠を獲得することに貢献したいです。それ以外には見ていないです。1つ1つ目標を達成してパリ2024オリンピックに臨みたいです。



text:Satoru Kato

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