ピナレロジャパンがF9、F7、F5、X3、X1、RAZHAにフルクラムのホイールをアセンブルした特別仕様車の販売を開始する。通常のラインアップにはない日本オリジナルとなっており、ピナレロとフルクラムのパフォーマンスを最大限に引き出せる魅力的なパッケージだ。



ピナレロジャパンが日本国内オリジナルのフルクラムホイール完成車をリリースした (c)ピナレロ

2023年にロードバイクラインアップを刷新し、ロードバイクのパフォーマンスモデルはFシリーズ、エンデュランスモデルはXシリーズに統合したピナレロ。DOGMA FとDOGMA Xを頂点に据え、それらの開発で得た知見を波及させたナンバリングモデルを"9"から"7"、"5"、"3"、"1"(Xは3以下のみ)まで用意し、ユーザーの目的にフィットするモデルがわかりやすいラインアップを整えた。

ナンバリングモデルは立ち位置としてはセカンドグレード以降のバイクとして存在しているが、F9に至っては開発時に風洞実験やCDF解析まで行われており、実力はトップエンドに匹敵するレベルまで昇華している。シクロワイアードでもインプレッションを行なっているため、F9についてはこちらの記事をチェックしてもらいたい。それだけピナレロが意欲的に開発しているのが刷新されたFシリーズとXシリーズであり、その他モデルも期待できる性能を実現しているはずだ。

ピナレロ F9+RACING ZERO CARBON CMPTZN (c)ピナレロ

そんなFシリーズ、Xシリーズのナンバリングモデル、そして長らくユーザーから愛され続けるRAZHAに日本限定の特別完成車が登場した。スペシャルエディションとして12月6日より販売が開始される特別モデルは、通常ラインアップにはないフルクラムのホイールをアセンブルし、ピナレロバイクの魅力を最大限に引き出してくれるスペックに仕立てられている。

例えばF9、X7は完成車として販売されており、付属するホイールセットはピナレロのパーツブランドMOSTによるカーボンホイールがアセンブルされていた。そのホイールが、SPEED 40もしくはSPEED 55(共に約38万円)、RACING ZERO CARBON COMPTZN(約41万円)に置き換えられながらも、完成車価格は据え置きの1,606,000円(税込)。

ピナレロ F5+WIND 55 (c)ピナレロ

ピナレロ X3+WIND 40 (c)ピナレロ

F5、X3はフルクラムの完成車用ホイールからWIND 40もしくはWIND 50に、X1とRAZHAはシマノRS-171からRACING 3に変更されており、こちらも価格は据え置き。いずれも想定台数に達した段階で受付が停止されるため、ピナレロを一度でも検討したことのある方はこの機会を逃さない手はなさそうだ。

特別仕様車の内容と価格は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
ピナレロ スペシャルエディション 特別仕様車
ピナレロフレーム シマノコンポーネント フルクラムホイール 税込価格
F9 DuraAce 12s Di2 SPEED 40 1,606,000円
F9 DuraAce 12s Di2 SPEED 55 1,606,000円
F9 DuraAce 12s Di2 RACING ZERO CARBON CMPTZN 1,606,000円
F7 Ultegra 12s Di2 SPEED 40 1,155,000円
F7 Ultegra 12s Di2 SPEED 55 1,155,000円
F7 Ultegra 12s Di2 RACING ZERO CARBON CMPTZN 1,155,000円
F5 105 12s Di2 WIND 40 836,000円
F5 105 12s Di2 WIND 55 836,000円
F5 105 12s メカニカル WIND 40 660,000円
F5 105 12s メカニカル WIND 55 660,000円
X3 105 12s Di2 WIND 40 700,700円
X3 105 12s Di2 WIND 55 700,700円
X1 105 12s メカニカル RACING 3 532,400円
RAZHA 105 11s メカニカル RACING 3 465,300円

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