2023/07/04(火) - 16:15
ツールで熱戦が繰り広げられる中、イタリアで開催中のジロ・デ・イタリア・ドンネは4日目を迎えた。3つの3級山岳が登場する丘陵ステージは3名によるスプリントに持ち込まれ、イタリア王者エリーザ・ロンゴボルギーニ(リドル・トレック)が勝利した。
第34回ジロ・デ・イタリア・ドンネ(UCIワールドツアー)の第4ステージは引き続きエミリア=ロマーニャ州が舞台。フィデンツァからボルゴ・バル・ディ・ターロまでの134kmは今大会最長距離で、残り55kmから3つの3級山岳が登場する丘陵ステージだ。
この日は逃げグループが形成されるまで1時間弱を要し、30kmを過ぎてようやくアマリー・ディデリクセン(デンマーク、ウノエックス・プロサイクリングチーム)を含む3名がエスケープ。リーダーチームであるモビスターが牽引するメイン集団に対し、最大2分のタイム差を得た。
最初の3級山岳を越え、逃げ集団からイルセ・プルイマーズ(オランダ、AGインシュランス・スーダル・クイックステップ)が飛び出す。2019年の欧州選手権ジュニアロード王者のプルイマーズはプロ初勝利を目指し邁進する一方で、1分後方を走るプロトンではマリアローザを着るアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)とエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック)が落車するシーンも。しかし2人が問題なく再スタートを切り、集団からヴェロニカ・エワーズ(アメリカ、EFエデュケーション・TIBCO-SVB)がアタックした。
エワーズはすぐさま先頭のプルイマーズに合流。一方のプロトンでは山岳賞ジャージを着るマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJ・スエズ)やシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)のアタックが続いたものの決まらず、この日最後の3級山岳でファンフルーテンが仕掛けた。
モビスターの隊列から加速したファンフルーテンには総合5位(55秒遅れ)のロンゴボルギーニが反応し、2人はプルイマーズが遅れ単独先頭となったエワーズにジョイン。先頭の3名はローテーションを回しながら下りと平坦を駆け抜け、ファンフルーテンの先頭で最終ストレートに突入する。勝負はこの3名による集団スプリントに持ち込まれた。
2番手にいたロンゴボルギーニが先んじて腰を上げ、そこにファンフルーテンとエワーズが食らいつく。しかし先日のイタリア国内選手権で4連覇を達成したロンゴボルギーニのスピードに2人が敵うことはなく、フィニッシュラインを通過。地元イタリアでロンゴボルギーニが勝利した。
「(イタリア王者を表す)トリコロールカラーのジャージを着て、母国で勝つことができた。また、尊敬してやまないアネミエク・ファンフルーテンを相手ということもあり、勝利の価値が何倍にもなった。自分にとっても、また新しい”リドル”というスポンサーにとっても素晴らしい結果だ」と、ロンゴボルギーニは喜んだ。
2位にはエワーズが入り、ファンフルーテンは3位でマリアローザをキープ。また4位には40秒遅れでマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)を退けたロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス)が入っている。
第34回ジロ・デ・イタリア・ドンネ(UCIワールドツアー)の第4ステージは引き続きエミリア=ロマーニャ州が舞台。フィデンツァからボルゴ・バル・ディ・ターロまでの134kmは今大会最長距離で、残り55kmから3つの3級山岳が登場する丘陵ステージだ。
この日は逃げグループが形成されるまで1時間弱を要し、30kmを過ぎてようやくアマリー・ディデリクセン(デンマーク、ウノエックス・プロサイクリングチーム)を含む3名がエスケープ。リーダーチームであるモビスターが牽引するメイン集団に対し、最大2分のタイム差を得た。
最初の3級山岳を越え、逃げ集団からイルセ・プルイマーズ(オランダ、AGインシュランス・スーダル・クイックステップ)が飛び出す。2019年の欧州選手権ジュニアロード王者のプルイマーズはプロ初勝利を目指し邁進する一方で、1分後方を走るプロトンではマリアローザを着るアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)とエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック)が落車するシーンも。しかし2人が問題なく再スタートを切り、集団からヴェロニカ・エワーズ(アメリカ、EFエデュケーション・TIBCO-SVB)がアタックした。
エワーズはすぐさま先頭のプルイマーズに合流。一方のプロトンでは山岳賞ジャージを着るマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJ・スエズ)やシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)のアタックが続いたものの決まらず、この日最後の3級山岳でファンフルーテンが仕掛けた。
モビスターの隊列から加速したファンフルーテンには総合5位(55秒遅れ)のロンゴボルギーニが反応し、2人はプルイマーズが遅れ単独先頭となったエワーズにジョイン。先頭の3名はローテーションを回しながら下りと平坦を駆け抜け、ファンフルーテンの先頭で最終ストレートに突入する。勝負はこの3名による集団スプリントに持ち込まれた。
2番手にいたロンゴボルギーニが先んじて腰を上げ、そこにファンフルーテンとエワーズが食らいつく。しかし先日のイタリア国内選手権で4連覇を達成したロンゴボルギーニのスピードに2人が敵うことはなく、フィニッシュラインを通過。地元イタリアでロンゴボルギーニが勝利した。
「(イタリア王者を表す)トリコロールカラーのジャージを着て、母国で勝つことができた。また、尊敬してやまないアネミエク・ファンフルーテンを相手ということもあり、勝利の価値が何倍にもなった。自分にとっても、また新しい”リドル”というスポンサーにとっても素晴らしい結果だ」と、ロンゴボルギーニは喜んだ。
2位にはエワーズが入り、ファンフルーテンは3位でマリアローザをキープ。また4位には40秒遅れでマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)を退けたロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス)が入っている。
ジロ・デ・イタリア・ドンネ2023第4ステージ
1位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | 3:33:08 |
2位 | ヴェロニカ・エワーズ(アメリカ、EFエデュケーション・TIBCO-SVB) | |
3位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | |
4位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス) | +0:40 |
5位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | |
6位 | クロエ・ダイガート(アメリカ、キャニオン・スラム) | |
7位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ) | |
8位 | ルビー・ローズマンギャノン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
9位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | |
10位 | アヌースカ・コステル(オランダ、ウノエックス・プロサイクリングチーム) |
個人総合成績
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 9:05:33 |
2位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | +0:49 |
3位 | ヴェロニカ・エワーズ(アメリカ、EFエデュケーション・TIBCO-SVB) | +0:53 |
4位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJ・スエズ) | +1:33 |
5位 | ジュリエット・ラブー(フランス、DSM・フィルメニッヒ) | +1:35 |
6位 | マビ・ガルシア(スペイン、リブレーシング・テックファインド) | +1:39 |
7位 | アネ・サンテステバン(スペイン、ジェイコ・アルウラー) | |
8位 | マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJ・スエズ) | |
9位 | エリカ・マニャルディ(イタリア、UAEチームADQ) | |
10位 | ガイア・レアリーニ(イタリア、リドル・トレック) | +1:43 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) |
山岳賞 | マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJ・スエズ) |
ヤングライダー賞 | ガイア・レアリーニ(イタリア、リドル・トレック) |
チーム総合成績 | FDJ・スエズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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