1級山岳にフィニッシュするツアー・オブ・ジ・アルプス3日目で、アーリーアタックを成功させたレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が2年連続となる第3ステージ勝利。一方でテイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)は区間4位で総合首位キープに成功している。

今年から長らく使用してきたサングラスが変わったゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:Tour of the Alps
イタリアンアルプスを巡る第46回ツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)は折り返しの第3ステージを迎えた。前日のフィニッシュ地点であるレノンを出発するこの日は、最後に過酷な1級山岳サンヴァレンティーノ峠(距離15.4km/平均7.5%)を登るクイーンステージ。総合優勝を狙うオールラウンダーやクライマーにとっては重要な一日となった。
アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、AG2Rシトロエン)らワールドチームが選手を送った逃げ集団は12名。最大7分18秒のリードを得ながらフィニッシュを目指したものの、イネオス・グレナディアーズが追走に本腰を入れるとその差が一気に縮小。最終山岳サンヴァレンティーノ峠に入り、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ、アスタナ・カザフスタン)が単独で粘る後方で、総合10位(55秒遅れ)のアレクサンドル・ウラソフ(ロシア)を擁するボーラ・ハンスグローエがペースアップを敢行した。

レース序盤に形成された12名の逃げ集団 photo:Tour of the Alps

アルプス山脈の渓間を進むプロトン photo:CorVos

逃げから唯一最後まで粘ったジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ、アスタナ・カザフスタン) photo:CorVos
逃げ切り勝利を目指すドンブロウスキーに対し、残り6kmで52秒差まで迫ったプロトンからレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が飛び出す。昨年大会の第3ステージで勝利を上げたケムナにはジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)が追従。2人はすぐさまドンブロウスキーを捉え、一気に抜き去った。
残り3kmで17秒差をつけられた追走集団はゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が総合リーダーのテイオ・ゲイガンハート(イギリス)のために牽引。残り2kmを切り、アシストを使い切ったゲイガンハートが自ら集団先頭でペースアップを図った。

最終山岳で高速牽引を披露したボーラ・ハンスグローエ photo:CorVos

プロトンから飛び出したジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)とレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of the Alps
しかしケムナとセペダは残り1kmを通過して10秒のリードを守り、この日の区間優勝は2人に絞られる。そしてケムナが繰り返すアタックにセペダが引き離され、2年連続で第3ステージの優勝を成し遂げた。
「この大会の第3ステージとは相性が抜群に良いみたいだ。まだ加速力の乏しい僕にとって、勝つには早めに仕掛けるしかなかった。もちろん力をセーブできたセペダのおかげでもある。この勝利がとても嬉しいよ」と、ケムナは喜んだ。

2年連続で第3ステージを勝利したレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour of the Alps
2位には猛追してセペダを捉えたウラソフが入ったため、ボーラ・ハンスグローエはワンツーフィニッシュを達成。ゲイガンハートは4位でフィニッシュし、リーダージャージを守っている。
翌日も2つもカテゴリー山岳が設定された山岳ステージ。終盤に2級山岳プラマディッシオ峠(距離9.7.km/平均6.2%)を越え、フィニッシュ地点はそこから15.5kmの下りと平坦路の先にある。

イタリアンアルプスを巡る第46回ツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)は折り返しの第3ステージを迎えた。前日のフィニッシュ地点であるレノンを出発するこの日は、最後に過酷な1級山岳サンヴァレンティーノ峠(距離15.4km/平均7.5%)を登るクイーンステージ。総合優勝を狙うオールラウンダーやクライマーにとっては重要な一日となった。
アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、AG2Rシトロエン)らワールドチームが選手を送った逃げ集団は12名。最大7分18秒のリードを得ながらフィニッシュを目指したものの、イネオス・グレナディアーズが追走に本腰を入れるとその差が一気に縮小。最終山岳サンヴァレンティーノ峠に入り、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ、アスタナ・カザフスタン)が単独で粘る後方で、総合10位(55秒遅れ)のアレクサンドル・ウラソフ(ロシア)を擁するボーラ・ハンスグローエがペースアップを敢行した。



逃げ切り勝利を目指すドンブロウスキーに対し、残り6kmで52秒差まで迫ったプロトンからレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が飛び出す。昨年大会の第3ステージで勝利を上げたケムナにはジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)が追従。2人はすぐさまドンブロウスキーを捉え、一気に抜き去った。
残り3kmで17秒差をつけられた追走集団はゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が総合リーダーのテイオ・ゲイガンハート(イギリス)のために牽引。残り2kmを切り、アシストを使い切ったゲイガンハートが自ら集団先頭でペースアップを図った。


しかしケムナとセペダは残り1kmを通過して10秒のリードを守り、この日の区間優勝は2人に絞られる。そしてケムナが繰り返すアタックにセペダが引き離され、2年連続で第3ステージの優勝を成し遂げた。
「この大会の第3ステージとは相性が抜群に良いみたいだ。まだ加速力の乏しい僕にとって、勝つには早めに仕掛けるしかなかった。もちろん力をセーブできたセペダのおかげでもある。この勝利がとても嬉しいよ」と、ケムナは喜んだ。

2位には猛追してセペダを捉えたウラソフが入ったため、ボーラ・ハンスグローエはワンツーフィニッシュを達成。ゲイガンハートは4位でフィニッシュし、リーダージャージを守っている。
翌日も2つもカテゴリー山岳が設定された山岳ステージ。終盤に2級山岳プラマディッシオ峠(距離9.7.km/平均6.2%)を越え、フィニッシュ地点はそこから15.5kmの下りと平坦路の先にある。
ツアー・オブ・ジ・アルプス2023第3ステージ結果
1位 | レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 4:06:13 |
2位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:04 |
3位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
4位 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
5位 | ジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
個人総合成績
1位 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 11:21:39 |
2位 | ヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:22 |
3位 | ジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:28 |
4位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:36 |
5位 | ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ) | +0:38 |
その他の特別賞
ポイント賞 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
山岳賞 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) |
ヤングライダー賞 | マックス・プール(イギリス、チームDSM) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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