2023/04/07(金) - 15:15
全6日間に渡り灼熱のタイで行われたツアー・オブ・タイランドが閉幕。小石祐馬(JCL TEAM UKYO)が総合3位に入り、モンゴル出身の24歳テグシュバヤール・バトサイカンが総合優勝に輝いた。
4月1日(土)に開幕した、東南アジアの国タイ王国を巡るツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)。西から東へと首都バンコクを囲うように巡る6日間レースは、3日目終了時点で小石祐馬(JCL TEAM UKYO)が総合2位につける好順位で後半戦を迎えた。
第1〜3ステージのレースレポートはこちらから。
第4ステージ
大会唯一の登坂ステージの翌日に行われた第4ステージは、そのフィニッシュ地点であるカオヤイナショナルパークを出発してアランヤプラテートを目指す203.2km。大会最長距離のこの日は、連日集団牽引をする岡篤志(JCL TEAM UKYO)を含む7名が逃げグループを作った。
逃げ切りも考えられるタイム差でレースは進行したものの、残り300mで逃げグループがメイン集団につかまり、勝負は集団スプリントへ。トラック競技でもインドネシア代表を務めるテリー・クスマが持ち前のスピードで勝利を挙げ、レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)は第2ステージに続く3位に沈んだ。
第5ステージ
タイ東部の街、チャンタブリーを目指す大会5日目はこの日もフラットステージ。アタックと吸収を繰り返す集団は、逃げが生まれないままボーナスタイムつきの中間スプリントに突入する。
クレダーが小石のために総合のライバル選手によるトップ通過阻止を狙ったものの、総合3位のジャンバラヤムツ・サインバヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)が先着。-3秒を加算して小石を抜き、総合2位に浮上した。
直後に山岳賞ジャージを着るジャン・キュング(韓国ナショナルチーム)ら3名が飛び出し、プロトンはこれを容認。そして残り25km地点で2人を置き去りにしたキュングが、独走のまま勝利を掴み取った。
第6ステージ
大会最終日もまた平坦基調のステージで争われ、レースは序盤からツール・ド・台湾で総合優勝したイエロン・メイヤース (オランダ、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)を含む6名が逃げを打つ。残り10kmでそのエスケープを捉えたレースは、2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
そして最終日の勝者に輝いたのは、タイ・コンチネンタル・サイクリングチームに所属するサラワット・シリロンナチャイ(タイ)。斜行によりフィニッシュ直前にブレーキを握ったクレダーは、繰り上げにより2位に入った。
勝利したシリロンナチャイはタイの元ロード&TT国内王者。過去にはツール・ド・熊野やジャパン・カップへの出場経験もある30歳が、最終日にしてようやく地元タイに勝利をもたらした。
そして総合優勝は初日に勝利し、大会を通してリーダージャージを守ったテグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル、テグシュバヤール・バトサイカン)の手に。2位はサインバヤールだった。
総合3位でレースを終えた小石は、「逆転のモーションにもトライしましたが、平坦基調のステージに崩すことが出来ずゴールスプリントへ気持ちを切り替えました」とコメント。「総合2位、3位を行ったり来たりしたレース。最後が3位は悔しい部分ですがトレンガヌのサインバヤール選手が強かった結果。気持ちを切り替えて次のレースに向かいます」と語っている。
4月1日(土)に開幕した、東南アジアの国タイ王国を巡るツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)。西から東へと首都バンコクを囲うように巡る6日間レースは、3日目終了時点で小石祐馬(JCL TEAM UKYO)が総合2位につける好順位で後半戦を迎えた。
第1〜3ステージのレースレポートはこちらから。
第4ステージ
大会唯一の登坂ステージの翌日に行われた第4ステージは、そのフィニッシュ地点であるカオヤイナショナルパークを出発してアランヤプラテートを目指す203.2km。大会最長距離のこの日は、連日集団牽引をする岡篤志(JCL TEAM UKYO)を含む7名が逃げグループを作った。
逃げ切りも考えられるタイム差でレースは進行したものの、残り300mで逃げグループがメイン集団につかまり、勝負は集団スプリントへ。トラック競技でもインドネシア代表を務めるテリー・クスマが持ち前のスピードで勝利を挙げ、レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)は第2ステージに続く3位に沈んだ。
第5ステージ
タイ東部の街、チャンタブリーを目指す大会5日目はこの日もフラットステージ。アタックと吸収を繰り返す集団は、逃げが生まれないままボーナスタイムつきの中間スプリントに突入する。
クレダーが小石のために総合のライバル選手によるトップ通過阻止を狙ったものの、総合3位のジャンバラヤムツ・サインバヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)が先着。-3秒を加算して小石を抜き、総合2位に浮上した。
直後に山岳賞ジャージを着るジャン・キュング(韓国ナショナルチーム)ら3名が飛び出し、プロトンはこれを容認。そして残り25km地点で2人を置き去りにしたキュングが、独走のまま勝利を掴み取った。
第6ステージ
大会最終日もまた平坦基調のステージで争われ、レースは序盤からツール・ド・台湾で総合優勝したイエロン・メイヤース (オランダ、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)を含む6名が逃げを打つ。残り10kmでそのエスケープを捉えたレースは、2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
そして最終日の勝者に輝いたのは、タイ・コンチネンタル・サイクリングチームに所属するサラワット・シリロンナチャイ(タイ)。斜行によりフィニッシュ直前にブレーキを握ったクレダーは、繰り上げにより2位に入った。
勝利したシリロンナチャイはタイの元ロード&TT国内王者。過去にはツール・ド・熊野やジャパン・カップへの出場経験もある30歳が、最終日にしてようやく地元タイに勝利をもたらした。
そして総合優勝は初日に勝利し、大会を通してリーダージャージを守ったテグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル、テグシュバヤール・バトサイカン)の手に。2位はサインバヤールだった。
総合3位でレースを終えた小石は、「逆転のモーションにもトライしましたが、平坦基調のステージに崩すことが出来ずゴールスプリントへ気持ちを切り替えました」とコメント。「総合2位、3位を行ったり来たりしたレース。最後が3位は悔しい部分ですがトレンガヌのサインバヤール選手が強かった結果。気持ちを切り替えて次のレースに向かいます」と語っている。
第4ステージ結果
1位 | テリー・クスマ(インドネシアナショナルチーム) | 4:27:23 |
2位 | ルーカス・カーステンセン(ドイツ、ルージャイ・オンライン・インシュランス) | |
3位 | レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO) |
第5ステージ結果
1位 | ジャン・キュング(韓国ナショナルチーム) | 4:00:29 |
2位 | キャメロン・アイボリー(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) | +0:42 |
3位 | ルーカス・カーステンセン(ドイツ、ルージャイ・オンライン・インシュランス) |
第6ステージ結果
1位 | サラワット・シリロンナチャイ(タイ・コンチネンタル・サイクリングチーム) | 3:48:52 |
2位 | レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO) | |
3位 | パトンポブ・フォナルジャタン(タイナショナルチーム) |
個人総合成績
1位 | テグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル、テグシュバヤール・バトサイカン) | 23:38:00 |
2位 | ジャンバラヤムツ・サインバヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | +0:42 |
3位 | 小石祐馬(JCL TEAM UKYO) | +0:43 |
その他の特別賞
ポイント賞 | テリー・クスマ(インドネシアナショナルチーム) |
山岳賞 | ジャン・キュング(韓国ナショナルチーム) |
チーム総合成績 | インドネシアナショナルチーム |
text:Sotaro.Arakawa
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