2023/04/04(火) - 12:30
4月1日に東南アジアの国タイで開幕した第18回ツアー・オブ・タイランド。初日に逃げた小石祐馬(JCL TEAM UKYO)が2位に入り、2日目はレイモンド・クレダー(オランダ)が3位と健闘。3日目終了時点で小石が総合2位につけている。
4月であっても気温30度を超す灼熱のタイを舞台にしたステージレース、ツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)が開幕。タイの首都であるバンコクを囲うように時計回りに巡る6日間レースであり、第3ステージはフィニッシュ地点手前に2級山岳が設定されているため、総合優勝の行方を左右するクイーンステージとなる。
出場したのはトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチームなどアジアのコンチネンタルチームに加え、タイや韓国、マレーシアのナショナルチームなど計15チーム。日本からはJCL TEAM UKYOが出場し、ツアー・オブ・オマーンやツール・ド・台湾に出場した小石祐馬やレイモンド・クレダー(オランダ)ら6名が顔を揃えた。
第1ステージ
初日はタイ西部、カーンチャナブリーを発着する119.4kmの平坦コースで。序盤に小石を含む19人が逃げグループを形成する一方で、メイン集団にはツール・ド・台湾で総合3位に入ったベンジャミ・プラデス(スペイン)ら総合を争う選手たちが残った。
順調にローテーションを回し距離を消化する逃げ集団に対し、プロトンでは積極的に牽引するチームが現れなかったためその差は徐々に拡大する。最終的に12分差まで拡がり、小石を含む逃げグループでは区間優勝を争う動きが活発化。タイのコンチネンタルチームであるルージャイ・オンライン・インシュランス所属のテグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル)が残り40km地点で単独アタックを成功させ、初日勝者に輝いた。
また、後続集団では小石が抜け出し37秒遅れの2位でフィニッシュ。プロトンが12分25秒遅れだったため、総合争いに繋がる好成績を収めた。
第2ステージ
大会2日目も起伏のない179kmの平坦路で行われた。序盤からアタックと吸収が繰り返される展開から、レース中盤でオーストラリアのコンチネンタルチームであるセントジョージコンチネンタルが2名を送り込む、5名の逃げ集団が形成される。
一方、岡篤志(JCL TEAM UKYO)などが牽引に加わったメイン集団は協力態勢が整わない。そして逃げから単独で飛び出したディラン・サンダーランド(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)が独走勝利を決め、その他の逃げを飲み込んだプロトンは集団スプリントへ。レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)が3位に入った。
第3ステージ
アユタヤを出発する第3ステージはカオヤイナショナルパークにフィニッシュする大会唯一の山岳ステージ。スタート直後から9名が飛び出し逃げグループを形成。レース中盤で8分以上の差が開いたことからJCL TEAM UKYOがメイン集団の牽引を開始した。
しかしこの日も追走は届かず、勝負は逃げに入った選手たちに絞られる。そして2人の韓国人選手(ジャン・キュング&パク・コヌ)を登坂で引き離したアントン・クズミン(カザフスタン、アルマティー・アスタナ・モーターズ)が勝利。総合リーダーであるバトサイカンとの争いの末、小石は区間7位に入り、総合3位から2位に順位を1つ上げた。
小石はレース後、「今日も理想の展開に近い形でレースを運べたのはチームメイトの助けのおかげです。自分としても勝負に賭けた走りだったが一番苦しいところで再度チームに助けられ総合2位に戻ることが出来ました。レースは何があるか分からないし、まだ希望は捨てない。あと3ステージ頑張ります」と、総合優勝に向け意気込みを語っている。
4月であっても気温30度を超す灼熱のタイを舞台にしたステージレース、ツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)が開幕。タイの首都であるバンコクを囲うように時計回りに巡る6日間レースであり、第3ステージはフィニッシュ地点手前に2級山岳が設定されているため、総合優勝の行方を左右するクイーンステージとなる。
出場したのはトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチームなどアジアのコンチネンタルチームに加え、タイや韓国、マレーシアのナショナルチームなど計15チーム。日本からはJCL TEAM UKYOが出場し、ツアー・オブ・オマーンやツール・ド・台湾に出場した小石祐馬やレイモンド・クレダー(オランダ)ら6名が顔を揃えた。
第1ステージ
初日はタイ西部、カーンチャナブリーを発着する119.4kmの平坦コースで。序盤に小石を含む19人が逃げグループを形成する一方で、メイン集団にはツール・ド・台湾で総合3位に入ったベンジャミ・プラデス(スペイン)ら総合を争う選手たちが残った。
順調にローテーションを回し距離を消化する逃げ集団に対し、プロトンでは積極的に牽引するチームが現れなかったためその差は徐々に拡大する。最終的に12分差まで拡がり、小石を含む逃げグループでは区間優勝を争う動きが活発化。タイのコンチネンタルチームであるルージャイ・オンライン・インシュランス所属のテグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル)が残り40km地点で単独アタックを成功させ、初日勝者に輝いた。
また、後続集団では小石が抜け出し37秒遅れの2位でフィニッシュ。プロトンが12分25秒遅れだったため、総合争いに繋がる好成績を収めた。
第2ステージ
大会2日目も起伏のない179kmの平坦路で行われた。序盤からアタックと吸収が繰り返される展開から、レース中盤でオーストラリアのコンチネンタルチームであるセントジョージコンチネンタルが2名を送り込む、5名の逃げ集団が形成される。
一方、岡篤志(JCL TEAM UKYO)などが牽引に加わったメイン集団は協力態勢が整わない。そして逃げから単独で飛び出したディラン・サンダーランド(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)が独走勝利を決め、その他の逃げを飲み込んだプロトンは集団スプリントへ。レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)が3位に入った。
第3ステージ
アユタヤを出発する第3ステージはカオヤイナショナルパークにフィニッシュする大会唯一の山岳ステージ。スタート直後から9名が飛び出し逃げグループを形成。レース中盤で8分以上の差が開いたことからJCL TEAM UKYOがメイン集団の牽引を開始した。
しかしこの日も追走は届かず、勝負は逃げに入った選手たちに絞られる。そして2人の韓国人選手(ジャン・キュング&パク・コヌ)を登坂で引き離したアントン・クズミン(カザフスタン、アルマティー・アスタナ・モーターズ)が勝利。総合リーダーであるバトサイカンとの争いの末、小石は区間7位に入り、総合3位から2位に順位を1つ上げた。
小石はレース後、「今日も理想の展開に近い形でレースを運べたのはチームメイトの助けのおかげです。自分としても勝負に賭けた走りだったが一番苦しいところで再度チームに助けられ総合2位に戻ることが出来ました。レースは何があるか分からないし、まだ希望は捨てない。あと3ステージ頑張ります」と、総合優勝に向け意気込みを語っている。
第1ステージ結果
1位 | テグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル、テグシュバヤール・バトサイカン) | 2:35:50 |
2位 | 小石祐馬(JCL TEAM UKYO) | +0:36 |
3位 | テリー・クスマ(インドネシアナショナルチーム) | +0:38 |
第2ステージ結果
1位 | ディラン・サンダーランド(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) | 3:52:08 |
2位 | テリー・クスマ(インドネシアナショナルチーム) | +1:47 |
3位 | レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO) | |
27位 | 山本大喜(JCL TEAM UKYO) |
第3ステージ結果
1位 | アントン・クズミン(カザフスタン、アルマティー・アスタナ・モーターズ) | 4:45:43 |
2位 | ジャン・キュング(韓国ナショナルチーム) | 0:57 |
3位 | パク・コヌ(韓国、LXサイクリングチーム) | 5:03 |
7位 | 小石祐馬(JCL TEAM UKYO) | +5:13 |
個人総合成績(第3ステージ終了時)
1位 | テグシュバヤール・バトサイカン(モンゴル、テグシュバヤール・バトサイカン) | 11:20:28 |
2位 | 小石祐馬(JCL TEAM UKYO) | +0:43 |
3位 | ジャンバラヤムツ・サインバヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | +0:51 |
text:Sotaro.Arakawa
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