マヨルカ島を舞台にした5つのワンデーレース連戦シリーズ「チャレンジマヨルカ」が開幕。小集団スプリントに持ち込まれた初日のトロフェオ・カルビアを、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティに移籍した元世界王者ルイ・コスタ(ポルトガル)が制した。

今シーズンの開幕戦に臨んだジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
ヨーロッパに本格的なシーズン開幕を告げる「チャレンジマヨルカ」が開幕した。その名の通り地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島を舞台にした本大会は、1月25日から29日まで5つのワンデーレースが連なったレースシリーズ。ステージレースとは違い出場選手が入れ替わることが特徴とされ、冬季トレーニングの成果を確かめるべく多くの強豪選手たちが集った。
チャレンジマヨルカは昨年から5日開催にパワーアップ。初日となるトロフェオ・カルビア(UCI.1.1)は、マヨルカ島西部の丘陵地帯を巡る150.1kmで長い登りはないものの、細かくアップダウンを繰り返すことで獲得標高差は3,100mを超える。
8つのワールドチームを含む全27チームのなかでも注目されるのがジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)やギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)、UAEチームエミレーツに移籍したティム・ウェレンス(ベルギー)といった選手たち。5年ぶりの記録的な積雪が溶け切ったコースを、ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)とパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)が逃げ、チームメイト3名を率いたアラフィリップを含む10名集団がそれを追う形でレースは進行した。

スペイン・マヨルカ島で開幕した2023年チャレンジマヨルカ photo:CorVos

先頭集団に合流を果たしたルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) photo:CorVos

追走集団の牽引に加わったジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
大会2連覇を狙うブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が落車して途中棄権するなか、アラフィリップのいる追走集団からルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が飛び出し、ルイス・フェルヴァーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が追従。下りで先頭のヒーリーとエインコールンに追いつき、4名となった先頭グループはアラフィリップが自ら牽く集団に1分弱の差を保ち続けた。
やがて先頭からエインコールンが遅れ、残り1kmを切って追走集団が背後に迫るものの、決死のペースアップで逃げ切りに成功。牽引役を務めたヒーリーが力尽き、コスタが元世界王者の意地でフェルヴァーケとのマッチスプリントを制した。

横に並ぶルイス・フェルヴァーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ)とルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ), photo:CorVos

マッチスプリントを制したルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) photo:CorVos
ランプレ・メリダ時代を含め9年所属したUAEチームエミレーツから、今年アンテルマルシェに活躍の場を求めたコスタ。「新しいチームで新しいジャージを臨んだ最初のレースでの勝利!3年ぶりの国際大会での勝利は新チームでこれ以上願うことのできないスタートとなった。(例年は温暖なマヨルカ島とは違い)強風と雨、そして低い気温が今日というレースの難易度を上げた。追走の気配は感じていたが、決して後ろを振り向かず冷静さを保つことを意識した。今夜は皆で祝いたい」とナショナル選手権を除けば2020年2月のサウジ・ツアー以来となる勝利をコスタは喜んだ。
翌日のトロフェオ・アルクディアはマヨルカ島北部に舞台を移し行われる173.2kmレース。コースはほぼ平坦だが残り25km地点から始まる2級山岳コル・デ・サ・バタッラ(距離8.7km/平均5%)が控えるため、悔しさ残るアラフィリップのようなパンチャー有利な展開になるはずだ。

トロフェオ・カルビア2023表彰台:2位ルイス・フェルヴァーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ)、1位ルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)、3位ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos

ヨーロッパに本格的なシーズン開幕を告げる「チャレンジマヨルカ」が開幕した。その名の通り地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島を舞台にした本大会は、1月25日から29日まで5つのワンデーレースが連なったレースシリーズ。ステージレースとは違い出場選手が入れ替わることが特徴とされ、冬季トレーニングの成果を確かめるべく多くの強豪選手たちが集った。
チャレンジマヨルカは昨年から5日開催にパワーアップ。初日となるトロフェオ・カルビア(UCI.1.1)は、マヨルカ島西部の丘陵地帯を巡る150.1kmで長い登りはないものの、細かくアップダウンを繰り返すことで獲得標高差は3,100mを超える。
8つのワールドチームを含む全27チームのなかでも注目されるのがジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)やギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)、UAEチームエミレーツに移籍したティム・ウェレンス(ベルギー)といった選手たち。5年ぶりの記録的な積雪が溶け切ったコースを、ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)とパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)が逃げ、チームメイト3名を率いたアラフィリップを含む10名集団がそれを追う形でレースは進行した。



大会2連覇を狙うブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が落車して途中棄権するなか、アラフィリップのいる追走集団からルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が飛び出し、ルイス・フェルヴァーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が追従。下りで先頭のヒーリーとエインコールンに追いつき、4名となった先頭グループはアラフィリップが自ら牽く集団に1分弱の差を保ち続けた。
やがて先頭からエインコールンが遅れ、残り1kmを切って追走集団が背後に迫るものの、決死のペースアップで逃げ切りに成功。牽引役を務めたヒーリーが力尽き、コスタが元世界王者の意地でフェルヴァーケとのマッチスプリントを制した。


ランプレ・メリダ時代を含め9年所属したUAEチームエミレーツから、今年アンテルマルシェに活躍の場を求めたコスタ。「新しいチームで新しいジャージを臨んだ最初のレースでの勝利!3年ぶりの国際大会での勝利は新チームでこれ以上願うことのできないスタートとなった。(例年は温暖なマヨルカ島とは違い)強風と雨、そして低い気温が今日というレースの難易度を上げた。追走の気配は感じていたが、決して後ろを振り向かず冷静さを保つことを意識した。今夜は皆で祝いたい」とナショナル選手権を除けば2020年2月のサウジ・ツアー以来となる勝利をコスタは喜んだ。
翌日のトロフェオ・アルクディアはマヨルカ島北部に舞台を移し行われる173.2kmレース。コースはほぼ平坦だが残り25km地点から始まる2級山岳コル・デ・サ・バタッラ(距離8.7km/平均5%)が控えるため、悔しさ残るアラフィリップのようなパンチャー有利な展開になるはずだ。

トロフェオ・カルビア2023結果
1位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | 3:59:34 |
2位 | ルイス・フェルヴァーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
3位 | ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:01 |
4位 | カスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ) | +0:03 |
5位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | |
6位 | カルロス・カナル(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | |
7位 | コーブ・ホーセンス(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | |
8位 | ベン・ツィーホフ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
9位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ) | +0:09 |
10位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、スーダル・クイックステップ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp
Choice ゴールデンホエイ グラスフェッド ホエイプロテイン 抹茶 1kg プロテイン 人工甘味料不使用 国内製造 乳酸菌ブレンド GMOフリー
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥5,980 (¥6 / グラム)
Choice ゴールデンアイソレート グラスフェッド ホエイプロテイン WPI 抹茶味 1kg 人工甘味料不使用 プロテイン 国内製造 天然甘味料
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥6,980 (¥7 / グラム)
チョイス SILVER WHEY (シルバーホエイ) ホエイプロテイン 抹茶 (1.05kg) GMOフリー/人工甘味料不使用/粉末 ドリンク グラスフェッド プロテイン
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥4,980 (¥4,980 / 個)