2022/10/24(月) - 11:57
10月23日(日)、三菱地所JCLロードレースツアー第10戦となる那須塩原クリテリウムが開催された。集団スプリントをレイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京相模原)が制し、個人ランキング首位の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が2位、現役ラストイヤーの中島康晴(キナンレーシングチーム)が3位だった。
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)を含む集団落車によりレースキャンセルとなった第9戦しおやクリテリウムの翌日、JR那須塩原駅の西側大通りを舞台にJCL第10戦「那須塩原クリテリウム」が開催された。コースは1.8kmのコースを25周回する45kmで、前日の落車に巻き込まれた選手たちを含む45名がスタートを切った。
1周回のパレード走行の後、アクチュアルスタートの直後から序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられる。個人ランキング首位の証である黄色のリーダージャージを着る小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)も積極的に動くなか、その牽引役である阿部嵩之が10周回目の中間スプリントを先頭で通過した。
1週間前のジャパンカップで3位に入ったベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京相模原)のアタックにより、チームメイトのレイモンド・クレダー(オランダ)を含む8名の先頭集団が形成される。一時は後続と25秒差ほどのリードを築くなか、15周回目の中間スプリントを同集団の山本大喜(キナンレーシングチーム)が、20周目を地元チームである那須ブラーゼンの西尾勇人がそれぞれトップ通過している。
残り5周回を切った先頭集団は牽制状態に入り、また追走集団をキナンが牽引したことにより残り3周目で集団は合流。勝負は13名に絞り込まれる。そして最終ストレートで先頭に立ったのは大会直前にチーム右京相模原に電撃復帰したベンジャミ・プラデス(スペイン)。その背後を取った孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム)の更に後方からクレダーがスプリントを開始し、小野寺や中島康晴(キナンレーシングチーム)を振り切り勝利した。
「今日はコースが周回コースが短かったこともあり、スタートからフィニッシュまでタフなレースだった。先頭集団では(小石)祐馬の牽引が力となった。ラスト3周で集団がひと塊になったので、ラスト2周はスプリントに備え脚を溜めることにした。これがシーズン最後のレースということもあり、高い集中力を持って全力で踏み込んだ」とレースを振り返るクレダー。
「ベンジャミ(プラデス)に最終コーナーを先頭で通過してもらい、僕はスリップストリームからスプリントしたかったので敢えて4番手ぐらいまでポジションを下げたんだ。そのおかげもあり車輪半分の差で勝つことができた」とクレダーは勝因を語っている。また、レース翌日にオランダへと帰郷する予定のクレダーは「明日は寿司タイムだ!」とインタビューを締めくくった。
2位には小野寺が入り、今年限りで現役を引退する中島が3位で表彰台に上がっている。次節は10月29日(土)に、山口県長門市が舞台の「山口ながとクリテリウム」が予定されている。
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)を含む集団落車によりレースキャンセルとなった第9戦しおやクリテリウムの翌日、JR那須塩原駅の西側大通りを舞台にJCL第10戦「那須塩原クリテリウム」が開催された。コースは1.8kmのコースを25周回する45kmで、前日の落車に巻き込まれた選手たちを含む45名がスタートを切った。
1周回のパレード走行の後、アクチュアルスタートの直後から序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられる。個人ランキング首位の証である黄色のリーダージャージを着る小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)も積極的に動くなか、その牽引役である阿部嵩之が10周回目の中間スプリントを先頭で通過した。
1週間前のジャパンカップで3位に入ったベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京相模原)のアタックにより、チームメイトのレイモンド・クレダー(オランダ)を含む8名の先頭集団が形成される。一時は後続と25秒差ほどのリードを築くなか、15周回目の中間スプリントを同集団の山本大喜(キナンレーシングチーム)が、20周目を地元チームである那須ブラーゼンの西尾勇人がそれぞれトップ通過している。
残り5周回を切った先頭集団は牽制状態に入り、また追走集団をキナンが牽引したことにより残り3周目で集団は合流。勝負は13名に絞り込まれる。そして最終ストレートで先頭に立ったのは大会直前にチーム右京相模原に電撃復帰したベンジャミ・プラデス(スペイン)。その背後を取った孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム)の更に後方からクレダーがスプリントを開始し、小野寺や中島康晴(キナンレーシングチーム)を振り切り勝利した。
「今日はコースが周回コースが短かったこともあり、スタートからフィニッシュまでタフなレースだった。先頭集団では(小石)祐馬の牽引が力となった。ラスト3周で集団がひと塊になったので、ラスト2周はスプリントに備え脚を溜めることにした。これがシーズン最後のレースということもあり、高い集中力を持って全力で踏み込んだ」とレースを振り返るクレダー。
「ベンジャミ(プラデス)に最終コーナーを先頭で通過してもらい、僕はスリップストリームからスプリントしたかったので敢えて4番手ぐらいまでポジションを下げたんだ。そのおかげもあり車輪半分の差で勝つことができた」とクレダーは勝因を語っている。また、レース翌日にオランダへと帰郷する予定のクレダーは「明日は寿司タイムだ!」とインタビューを締めくくった。
2位には小野寺が入り、今年限りで現役を引退する中島が3位で表彰台に上がっている。次節は10月29日(土)に、山口県長門市が舞台の「山口ながとクリテリウム」が予定されている。
10月23日:JCL第10戦那須塩原クリテリウム結果
1位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京相模原) | 1:02:40 |
2位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | |
3位 | 中島康晴(キナンレーシングチーム) | 0:01 |
4位 | 孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム) | |
5位 | 西尾勇人(那須ブラーゼン) | 0:02 |
スプリント賞
10周目 | 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) |
15周目 | 山本大喜(キナンレーシングチーム) |
20周目 | 西尾勇人(那須ブラーゼン) |
text:Sotaro.Arakawa
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