2022/10/01(土) - 20:31
大分県大分市で「OITAサイクルフェス」が開幕。初日は大分駅前でのクリテリウム「おおいた いこいの道クリテリウム」が行われ、沢田桂太郎が優勝。自身2度目の優勝で、所属するスパークルおおいたレーシングチームに地元初勝利をプレゼントした。
「OITAサイクルフェス」は、大分市内を舞台にUCIクリテリウムの「おおいた いこいの道クリテリウム」と、UCI1.2のワンデーレース「おおいたアーバンクラシック」の2つのレースをメインとしたイベント。2018年にUCIレースとして初めて開催されて以降、2020年のJプロツアーとしての開催を挟むものの、コロナ禍にあっても中止されることなく開催され続けてきた大会だ。
今年は、初日のクリテリウムのスタート前に電気自動車などが走る「モビリティパレード」や、一般参加の市民自転車パレードが行われたほか、2日目のレース終了後には一般参加のエンデューロレースも行われる。
出場チームは、コロナ禍以降初となる海外チームを含む15チーム。残念ながらパキスタンのチーム(Bikestan Cycling Academy Pakistan)が直前に出場辞退となったものの、オーストラリアのARAプロレーシング・サンシャインコーストと、香港ナショナルチームの2チームが来日した。対する国内チームは、UCIコンチネンタルチームを中心に13チームが出場。一部チームは10月2日から開幕する「ツール・ド・台湾」と並行しての参戦となる。出場チームは以下の通り。
「OITAサイクルフェス」は、大分市内を舞台にUCIクリテリウムの「おおいた いこいの道クリテリウム」と、UCI1.2のワンデーレース「おおいたアーバンクラシック」の2つのレースをメインとしたイベント。2018年にUCIレースとして初めて開催されて以降、2020年のJプロツアーとしての開催を挟むものの、コロナ禍にあっても中止されることなく開催され続けてきた大会だ。
今年は、初日のクリテリウムのスタート前に電気自動車などが走る「モビリティパレード」や、一般参加の市民自転車パレードが行われたほか、2日目のレース終了後には一般参加のエンデューロレースも行われる。
出場チームは、コロナ禍以降初となる海外チームを含む15チーム。残念ながらパキスタンのチーム(Bikestan Cycling Academy Pakistan)が直前に出場辞退となったものの、オーストラリアのARAプロレーシング・サンシャインコーストと、香港ナショナルチームの2チームが来日した。対する国内チームは、UCIコンチネンタルチームを中心に13チームが出場。一部チームは10月2日から開幕する「ツール・ド・台湾」と並行しての参戦となる。出場チームは以下の通り。
OITAサイクルフェス2022 出場チーム
ARAプロレーシング・サンシャインコースト(オーストラリア) | 香港ナショナルチーム(香港) |
宇都宮ブリッツェン | キナンレーシングチーム※ |
愛三工業レーシングチーム※ | マトリックスパワータグ |
チームブリヂストンサイクリング | チーム右京※ |
那須ブラーゼン | シマノレーシング※ |
ヴィクトワール広島 | さいたまディレーブ |
レバンテフジ静岡 | VC福岡 |
スパークルおおいたレーシングチーム |
※印=ツール・ド・台湾出場チーム
おおいた いこいの道クリテリウム は、JR大分駅前から南に伸びる「大分いこいの道」周辺の公道に設定された1周1kmのコースを40周するレース。コントロールライン直後、大分駅前で折り返すヘアピンコーナーを除けば、スピードに乗ってクリアしていけるコーナーが続くため、ハイスピードのレース展開となる。小集団が逃げ切った例もあるが、多くは集団スプリントで勝負が決する。
朝から晴れた大分市内では、28.1℃の最高気温を記録。その最高気温が記録された12時40分にスタートしたレースは、序盤からアタックと吸収を繰り返しながら進行していく。
レース中盤、宇賀隆貴(チーム右京)とライアン・ガバナ(ヴィクトワール広島)の2名が先行。メイン集団はマトリックスパワータグがコントロールに入って追走する。数周に渡って先行していた2名が吸収され、レースが後半に入ると集団内では最後の勝負に向けた動きが見え始める。
残り14周となる26周目、山本大喜(KINAN Racing Team)の飛び出しにガバナが追従。残り10周からは山本が独走で逃げ続ける。メイン集団は宇都宮ブリッツェンとマトリックスパワータグが中心となって追走。しかし20秒ほどまで開いた差はなかなか縮まらないまま最終盤を迎える。
山本は10秒以上の差を維持して最終周回に突入するも残り半周を前に落車してしまい、集団でのスプリント勝負へ。残り100m、孫崎大樹のリードアウトから加速する沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム)が先頭で姿を現す。昨年優勝の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が追いすがるも、すでに沢田のリードは決定的となっていた。
Jプロツアーとして開催された2020年以来2度目となった沢田の優勝は、スパークルおおいたレーシングチームにとって念願の地元レース初勝利となった。
おおいた いこいの道クリテリウム は、JR大分駅前から南に伸びる「大分いこいの道」周辺の公道に設定された1周1kmのコースを40周するレース。コントロールライン直後、大分駅前で折り返すヘアピンコーナーを除けば、スピードに乗ってクリアしていけるコーナーが続くため、ハイスピードのレース展開となる。小集団が逃げ切った例もあるが、多くは集団スプリントで勝負が決する。
朝から晴れた大分市内では、28.1℃の最高気温を記録。その最高気温が記録された12時40分にスタートしたレースは、序盤からアタックと吸収を繰り返しながら進行していく。
レース中盤、宇賀隆貴(チーム右京)とライアン・ガバナ(ヴィクトワール広島)の2名が先行。メイン集団はマトリックスパワータグがコントロールに入って追走する。数周に渡って先行していた2名が吸収され、レースが後半に入ると集団内では最後の勝負に向けた動きが見え始める。
残り14周となる26周目、山本大喜(KINAN Racing Team)の飛び出しにガバナが追従。残り10周からは山本が独走で逃げ続ける。メイン集団は宇都宮ブリッツェンとマトリックスパワータグが中心となって追走。しかし20秒ほどまで開いた差はなかなか縮まらないまま最終盤を迎える。
山本は10秒以上の差を維持して最終周回に突入するも残り半周を前に落車してしまい、集団でのスプリント勝負へ。残り100m、孫崎大樹のリードアウトから加速する沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム)が先頭で姿を現す。昨年優勝の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が追いすがるも、すでに沢田のリードは決定的となっていた。
Jプロツアーとして開催された2020年以来2度目となった沢田の優勝は、スパークルおおいたレーシングチームにとって念願の地元レース初勝利となった。
おおいた いこいの道クリテリウム 結果(40km)
1位 | 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム) | 54分26秒 |
2位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | |
3位 | 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング) | |
4位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ、スペイン) | |
5位 | デクラン・トレザイス(ARAプロレーシング・サンシャインコースト、オーストラリア) | |
6位 | 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) | |
7位 | バトムンク・マラルエルデン(レバンテフジ静岡、モンゴル) | |
8位 | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) | |
9位 | 佐藤信哉(VC福岡) | |
10位 | 重満 丈(シマノレーシング) |
明日10月2日は会場を大分スポーツ公園に移し、ロードレース「おおいたアーバンクラシック」が午前9時にスタートする。ライブ配信もあるので、詳細は大会公式サイトからご確認を。
text&photo:Satoru Kato
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