2022/08/11(木) - 14:02
ベルギーのワロン地域で行われたシルキュイ・フランコベルジュ(UCI.Pro)。サバイバルな展開をアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)が制し、上位に複数人送り込んだロット・スーダルがワールドチーム残留に向けUCIポイントを上積みした。
今年81回目を迎えた歴史あるシルキュイ・フランコベルジュ(UCI.Pro)。昨年まではユーロメトロポール・ツアーという名称だった本大会は2016年に4日間のステージレースからワンデーレースになり、9月下旬〜10月上旬頃開催の日程が今年は8月10日に移るなど様々な変遷を辿ってきた歴史ある大会だ。
コースはベルギー最古の町であり、ノートルダム大聖堂の所在地としても知られるトゥルネーからラ・ルビエールにフィニッシュする175.2km。途中に2つの急勾配の丘を越えながら、ラ・ルビエールに設定された最大勾配22%の「ブリュックの森(距離0.3km/平均8.3%)」を含む20.5kmコースを5周回する。
スプリンターズレースで優勝候補と目されたのは今年のツール・ド・フランスで区間1勝を挙げたファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル)。他にもアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)やビニヤム・ギルマイ(エリトリア、共にアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)、カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)などトップスプリンターたちがトゥルネーの街に集結した。
スタート直後から逃げグループを形成したのは今年トップチームに昇格したティム・ナーベルマン(オランダ、チームDSM)を含む4名の選手たち。一方のメイン集団では、ワールドチーム残留のため優勝と複数選手の上位入賞を狙うロット・スーダルが牽引役を担った。
残り72km地点でこの日の優勝候補であったギルマイや、ワールドツアー降格圏にいるチームのために勝利が欲しいジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、イスラエル・プレミアテック)らが落車。共に大きな怪我はなかったものの、チームメイトに勝利を託すこととなった。
最大勾配22%の「ブリュックの森」に入ると、堪らずヤコブセンが遅れを喫する。続いてグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)らのアタックでペースが上がったプロトンから、ツール後に鎖骨のプレート除去手術から復帰したユアンも脱落。
混沌とした集団から残り19km地点でジャスパー・デブイスト(ロット・スーダル)とドリス・ファンゲステル(トタルエネルジー)によるベルギー人コンビが飛び出し、それに唯一クリストフが追従した。
残り2.7km地点でメイン集団から飛び出したヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル)が合流を果たすと、勝負は4名の先頭集団に絞られた。
チームから2名を送り込み数的有利の状況を作り出したロット・スーダルは、デブイストを先頭固定させてフラムルージュ(残り1km)地点を通過。直近のシャンゼリゼ決戦で3位と未だ力衰えないクリストフと、今年のヘント〜ウェヴェルヘムで表彰台(3位)に上がったファンゲステルというトップスプリンター2人に対し、カンペナールツが先にスプリントを開始した。
フィニッシュ手前の緩斜面で後続と若干の差を作ったカンペナールツだったが、その背後についたクリストフが残り50mでパス。同じく追い上げたファンゲステルを抑え、クリストフが今季3勝目を掴み取った。
「どうやらツール・ド・フランスが良いトレーニング合宿になったようだね」とジョークを飛ばしたクリストフ。「それぐらい今の自分に力を感じる。今日の登りスプリントは若い頃の僕にピッタリなレイアウト。しかし今日の僕は、勝利のためにもがかなければらなかった。この勝利をチームにもたらすことができて本当に嬉しいよ」と、来年ウノエックス・プロサイクリング チームへの移籍が決まっているクリストフは語った。
勝利こそ逃したものの3位にカンペナールツ、4位にデブイスト、更に6位にアルノー・デリー(ベルギー)が入ったことでUCIポイントを合計195点を獲得したロット・スーダル(合計13,181点)。この結果、ワールドチーム残留圏内の18位にいるモビスター(13,645)との差を464点差まで縮めている。
今年81回目を迎えた歴史あるシルキュイ・フランコベルジュ(UCI.Pro)。昨年まではユーロメトロポール・ツアーという名称だった本大会は2016年に4日間のステージレースからワンデーレースになり、9月下旬〜10月上旬頃開催の日程が今年は8月10日に移るなど様々な変遷を辿ってきた歴史ある大会だ。
コースはベルギー最古の町であり、ノートルダム大聖堂の所在地としても知られるトゥルネーからラ・ルビエールにフィニッシュする175.2km。途中に2つの急勾配の丘を越えながら、ラ・ルビエールに設定された最大勾配22%の「ブリュックの森(距離0.3km/平均8.3%)」を含む20.5kmコースを5周回する。
スプリンターズレースで優勝候補と目されたのは今年のツール・ド・フランスで区間1勝を挙げたファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル)。他にもアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)やビニヤム・ギルマイ(エリトリア、共にアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)、カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)などトップスプリンターたちがトゥルネーの街に集結した。
スタート直後から逃げグループを形成したのは今年トップチームに昇格したティム・ナーベルマン(オランダ、チームDSM)を含む4名の選手たち。一方のメイン集団では、ワールドチーム残留のため優勝と複数選手の上位入賞を狙うロット・スーダルが牽引役を担った。
残り72km地点でこの日の優勝候補であったギルマイや、ワールドツアー降格圏にいるチームのために勝利が欲しいジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、イスラエル・プレミアテック)らが落車。共に大きな怪我はなかったものの、チームメイトに勝利を託すこととなった。
最大勾配22%の「ブリュックの森」に入ると、堪らずヤコブセンが遅れを喫する。続いてグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)らのアタックでペースが上がったプロトンから、ツール後に鎖骨のプレート除去手術から復帰したユアンも脱落。
混沌とした集団から残り19km地点でジャスパー・デブイスト(ロット・スーダル)とドリス・ファンゲステル(トタルエネルジー)によるベルギー人コンビが飛び出し、それに唯一クリストフが追従した。
残り2.7km地点でメイン集団から飛び出したヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル)が合流を果たすと、勝負は4名の先頭集団に絞られた。
チームから2名を送り込み数的有利の状況を作り出したロット・スーダルは、デブイストを先頭固定させてフラムルージュ(残り1km)地点を通過。直近のシャンゼリゼ決戦で3位と未だ力衰えないクリストフと、今年のヘント〜ウェヴェルヘムで表彰台(3位)に上がったファンゲステルというトップスプリンター2人に対し、カンペナールツが先にスプリントを開始した。
フィニッシュ手前の緩斜面で後続と若干の差を作ったカンペナールツだったが、その背後についたクリストフが残り50mでパス。同じく追い上げたファンゲステルを抑え、クリストフが今季3勝目を掴み取った。
「どうやらツール・ド・フランスが良いトレーニング合宿になったようだね」とジョークを飛ばしたクリストフ。「それぐらい今の自分に力を感じる。今日の登りスプリントは若い頃の僕にピッタリなレイアウト。しかし今日の僕は、勝利のためにもがかなければらなかった。この勝利をチームにもたらすことができて本当に嬉しいよ」と、来年ウノエックス・プロサイクリング チームへの移籍が決まっているクリストフは語った。
勝利こそ逃したものの3位にカンペナールツ、4位にデブイスト、更に6位にアルノー・デリー(ベルギー)が入ったことでUCIポイントを合計195点を獲得したロット・スーダル(合計13,181点)。この結果、ワールドチーム残留圏内の18位にいるモビスター(13,645)との差を464点差まで縮めている。
シルキュイ・フランコベルジュ2022
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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