2022/08/02(火) - 09:15
この日に25歳の誕生日を迎えたセルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)が、ツール・ド・ポローニュ第3ステージの登りスプリントで勝利。ボーナスタイムを加算し、総合でも首位浮上を果たしている。
全7ステージで行われる第79回ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)は3日目。クラシニクから今年多くのウクライナ避難民が逃れた地として知られるプシェミシルまでの237.9kmで行われた。この日は3つのボーナスタイム付き中間スプリントを越え、残り33kmから3級、2級、3級山岳を越える丘陵ステージであり、最後はカテゴリーのない登坂距離1.5km/最大勾配15.4%(平均7.7%)を駆け上がるパンチャーやクライマー向きのレイアウトだ。
この日は逃げ切りを目指してエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)やマティアス・ブレンドレ(オーストリア、イスラエル・プレミアテック)らが序盤から飛び出し、ミヒェル・ヘスマン(ドイツ、ユンボ・ヴィスマ)が合流して5名の逃げ集団が形成された。
総合優勝を目指すイネオス・グレナディアーズやボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団は、残り33kmまで続く平坦路を2分程度にタイトコントロール。途中でブエルタ・ア・エスパーニャに向けて調整を進めるトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)がプロトンから飛び出したものの、合流は叶わず集団に戻っている。
逃げ集団が1つ目のカテゴリー山岳に突入すると、ユンボ・ヴィスマの下部育成チームから昇格したばかりのヘスマンがペースアップ。これにトゥーンスが追従し、2人が逃げ切りを目指して突き進んだ。その後方ではマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)やスプリンターが脱落して50名程度に絞り込まれたプロトンが追いかけた。
勢いよく駆け上がるヘスマンは3連続カテゴリー山岳をトップ通過して山岳賞ジャージ獲得を決め、フィニッシュ地点の丘に続く平坦区間でメイン集団に吸収される。熾烈なポジション争いが繰り広げながら、バイクエクスチェンジ・ジェイコを先頭に最終登坂へ。
まずマイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が先手を打ったものの、イネオス・グレナディアーズが組織的なペーシングで引き戻す。最大勾配15.4%の区間を越え、勾配が緩む残り100m地点から、この日25歳の誕生日を迎えたセルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)が加速し先頭に躍り出た。
イギータはそのままペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)らを抑え、バースデー勝利。ボーナスタイムも獲得し、リーダージャージにも袖を通した。
「最高の誕生日プレゼントとなった!最後の登りはとても厳しく、信じられないほど急勾配だった。だがコロンビアで似たような登りでトレーニングを積んでいたので僕向きのコースだった。残り200mまで力を溜めることを意識し、最後は強烈なキックを見せつけた。フィニッシュした瞬間は完全に空っぽになっていた。アシストしてくれたチームに感謝し、この勝利を喜びたい」とイギータは語った。
この結果総合順位からスプリンターは消え、本格的な総合争いが幕を開けたことに。総合首位にはイギータが立ち、3月のボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)に続く今季2度目の総合優勝に向けて好発進している。
なおレース後、アルペシン・ドゥクーニンクのスタッフ5名から新型コロナウイルスの陽性が検出。PCR検査の結果選手は全員陰性だったものの、チームはレースからの撤退を発表している。
全7ステージで行われる第79回ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)は3日目。クラシニクから今年多くのウクライナ避難民が逃れた地として知られるプシェミシルまでの237.9kmで行われた。この日は3つのボーナスタイム付き中間スプリントを越え、残り33kmから3級、2級、3級山岳を越える丘陵ステージであり、最後はカテゴリーのない登坂距離1.5km/最大勾配15.4%(平均7.7%)を駆け上がるパンチャーやクライマー向きのレイアウトだ。
この日は逃げ切りを目指してエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)やマティアス・ブレンドレ(オーストリア、イスラエル・プレミアテック)らが序盤から飛び出し、ミヒェル・ヘスマン(ドイツ、ユンボ・ヴィスマ)が合流して5名の逃げ集団が形成された。
総合優勝を目指すイネオス・グレナディアーズやボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団は、残り33kmまで続く平坦路を2分程度にタイトコントロール。途中でブエルタ・ア・エスパーニャに向けて調整を進めるトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)がプロトンから飛び出したものの、合流は叶わず集団に戻っている。
逃げ集団が1つ目のカテゴリー山岳に突入すると、ユンボ・ヴィスマの下部育成チームから昇格したばかりのヘスマンがペースアップ。これにトゥーンスが追従し、2人が逃げ切りを目指して突き進んだ。その後方ではマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)やスプリンターが脱落して50名程度に絞り込まれたプロトンが追いかけた。
勢いよく駆け上がるヘスマンは3連続カテゴリー山岳をトップ通過して山岳賞ジャージ獲得を決め、フィニッシュ地点の丘に続く平坦区間でメイン集団に吸収される。熾烈なポジション争いが繰り広げながら、バイクエクスチェンジ・ジェイコを先頭に最終登坂へ。
まずマイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が先手を打ったものの、イネオス・グレナディアーズが組織的なペーシングで引き戻す。最大勾配15.4%の区間を越え、勾配が緩む残り100m地点から、この日25歳の誕生日を迎えたセルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)が加速し先頭に躍り出た。
イギータはそのままペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)らを抑え、バースデー勝利。ボーナスタイムも獲得し、リーダージャージにも袖を通した。
「最高の誕生日プレゼントとなった!最後の登りはとても厳しく、信じられないほど急勾配だった。だがコロンビアで似たような登りでトレーニングを積んでいたので僕向きのコースだった。残り200mまで力を溜めることを意識し、最後は強烈なキックを見せつけた。フィニッシュした瞬間は完全に空っぽになっていた。アシストしてくれたチームに感謝し、この勝利を喜びたい」とイギータは語った。
この結果総合順位からスプリンターは消え、本格的な総合争いが幕を開けたことに。総合首位にはイギータが立ち、3月のボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)に続く今季2度目の総合優勝に向けて好発進している。
なおレース後、アルペシン・ドゥクーニンクのスタッフ5名から新型コロナウイルスの陽性が検出。PCR検査の結果選手は全員陰性だったものの、チームはレースからの撤退を発表している。
ツール・ド・ポローニュ2022第3ステージ結果
1位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ) | 5:25:46 |
2位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
3位 | クイントン・ヘルマンス(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | |
4位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
5位 | カンタン・パシェ(フランス、グルパマ・エフデジ) | |
6位 | マウロ・シュミット(スイス、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
7位 | フェリックス・ガル(オーストリア、AG2Rシトロエン) | |
8位 | スティーブン・ウィリアムズ(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
9位 | ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
10位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
個人総合成績
1位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ) | 15:31:00 |
2位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | 0:04 |
3位 | クイントン・ヘルマンス(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | 0:06 |
4位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:10 |
5位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
6位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
7位 | リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ) | |
8位 | マウロ・シュミット(スイス、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
9位 | カンタン・パシェ(フランス、グルパマ・エフデジ) | |
10位 | ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) |
その他の特別賞
山岳賞 | ミヒェル・ヘスマン(ドイツ、ユンボ・ヴィスマ) |
ポイント賞 | オラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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