盤石なリードアウトからファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル)がライバルたちを圧倒し、区間2勝目をマーク。ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ)がリーダージャージを堅守した。
内陸のアルモドバルから南の沿岸部へ向かうプロトン photo:CorVos
3日目を迎えたヴォルタ・アン・アルガルヴェの舞台は、アルモドバルから海辺の街ファロを目指す今大会最長の211.4km。残り25kmに4級山岳が登場するものの、それ以降は下り基調の平坦路が続くため、今大会2度目、そして最後のスプリントステージとなった。
連日山岳ポイントを狙って逃げるジョアン・マティアス(タブフィール・モルターグア・オヴォス・マティナドス)ら7人がエスケープし、リーダージャージのグルパマ・エフデジが牽引するプロトンから最大7分のリードを得る。集団内では途中ベン・トゥレット(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)ら3名による落車が発生しながらも、大西洋に向かい南下するレースは順調に距離を消化していった。
ポイント加算して山岳賞ジャージを奪還したジョアン・マティアス(ポルトガル、タブフェル・モルタグア・オヴォス・マティナドス) photo:Volta ao Algarve
終盤にプロトン先頭に人数を揃えペースを作ったアルペシン・フェニックス photo:CorVos
最終4級山岳をトップで通過したマティアスが、前日に1級山岳フィニッシュを制した総合首位ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ)から山岳賞ジャージの奪還に成功。前日に続きアルペシン・フェニックスが積極的に牽引するプロトンは、残り10km地点で逃げを吸収した。そして各チームがアルモドバルの街まで続く幹線道路で横いっぱいに並びながら高速牽引し、スプリント勝負の幕が切って落とされた。
総合3位につけるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)を先頭に、残り1kmのラウンドアバウトを通過。最終アシストの後ろでヤコブセンとブライアン・コカール(フランス、コフィディス)が、スプリント開始のタイミングを伺いながら緩斜面の最終ストレートに突っ込んでいった。
フィニッシュ手前200mで役目を終えたベルト・ファンレルベルフ(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)の後ろからヤコブセンが飛び出す。ヤコブセンは横並びでスプリントを開始したコカールを引き離し、更に後ろについたティム・メルリール(ベルギー、アルペシン・フェニックス)を抑えてステージ2勝目を掴み取った。
緩い登りフィニッシュを先頭で突き進むファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:CorVos
区間2勝目を挙げたファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:CorVos
「勝利はいつだった嬉しい。ティム・デクレルクを胃腸のトラブルで失いながらも、僕たちは完璧な仕事をやってのけた。昨年置かれた自分の状態を考えると、開幕から僅か3週間で4勝は特別な気持ちがする。この後に待つ大事なレースに向けて自信に繋がる勝利だ」。2020年の大怪我から昨年4月に実戦復帰を果たし、それ以来順調に勝利を重ねるヤコブセンは喜んだ。
総合首位はトップ集団でフィニッシュしたゴデュがキープ。翌日の第4ステージは32.2kmの個人タイムトライアルが行われ、山岳フィニッシュの最終日で総合優勝の行方が決まる。
早くもシーズン4勝目をマークしたファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:Volta ao Algarve

3日目を迎えたヴォルタ・アン・アルガルヴェの舞台は、アルモドバルから海辺の街ファロを目指す今大会最長の211.4km。残り25kmに4級山岳が登場するものの、それ以降は下り基調の平坦路が続くため、今大会2度目、そして最後のスプリントステージとなった。
連日山岳ポイントを狙って逃げるジョアン・マティアス(タブフィール・モルターグア・オヴォス・マティナドス)ら7人がエスケープし、リーダージャージのグルパマ・エフデジが牽引するプロトンから最大7分のリードを得る。集団内では途中ベン・トゥレット(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)ら3名による落車が発生しながらも、大西洋に向かい南下するレースは順調に距離を消化していった。


最終4級山岳をトップで通過したマティアスが、前日に1級山岳フィニッシュを制した総合首位ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ)から山岳賞ジャージの奪還に成功。前日に続きアルペシン・フェニックスが積極的に牽引するプロトンは、残り10km地点で逃げを吸収した。そして各チームがアルモドバルの街まで続く幹線道路で横いっぱいに並びながら高速牽引し、スプリント勝負の幕が切って落とされた。
総合3位につけるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)を先頭に、残り1kmのラウンドアバウトを通過。最終アシストの後ろでヤコブセンとブライアン・コカール(フランス、コフィディス)が、スプリント開始のタイミングを伺いながら緩斜面の最終ストレートに突っ込んでいった。
フィニッシュ手前200mで役目を終えたベルト・ファンレルベルフ(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)の後ろからヤコブセンが飛び出す。ヤコブセンは横並びでスプリントを開始したコカールを引き離し、更に後ろについたティム・メルリール(ベルギー、アルペシン・フェニックス)を抑えてステージ2勝目を掴み取った。


「勝利はいつだった嬉しい。ティム・デクレルクを胃腸のトラブルで失いながらも、僕たちは完璧な仕事をやってのけた。昨年置かれた自分の状態を考えると、開幕から僅か3週間で4勝は特別な気持ちがする。この後に待つ大事なレースに向けて自信に繋がる勝利だ」。2020年の大怪我から昨年4月に実戦復帰を果たし、それ以来順調に勝利を重ねるヤコブセンは喜んだ。
総合首位はトップ集団でフィニッシュしたゴデュがキープ。翌日の第4ステージは32.2kmの個人タイムトライアルが行われ、山岳フィニッシュの最終日で総合優勝の行方が決まる。

ヴォルタ・アン・アルガルヴェ2022第3ステージ結果
1位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル) | 4:54:51 |
2位 | ティム・メルリール(ベルギー、アルペシン・フェニックス) | |
3位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | |
4位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | |
5位 | ユーゴ・オフステテール(フランス、アルケア・サムシック) | |
6位 | クレモン・ルッソ(フランス、アルケア・サムシック) | |
7位 | ジョルディ・メーウス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) | |
8位 | ミケーレ・ガッツォーリ(イタリア、アスタナカザフスタン) | |
9位 | コリン・ジョイス(アメリカ、ヒューマンパワードヘルス) | |
10位 | リンゲル・リナレス(ベネズエラ、タブフェル・モルタグア・オヴォス・マティナドス) |
個人総合成績
1位 | ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ) | 14:42:11 |
2位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ) | 0:01 |
3位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
4位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
5位 | スヴェンエリック・ビーストルム(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | |
6位 | ジュリアン・ベルナール(フランス、トレック・セガフレード) | |
7位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | |
8位 | トニー・ガロパン(フランス、トレック・セガフレード) | 0:08 |
9位 | トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:17 |
10位 | ディラン・ファンバーレ(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | 0:18 |
その他特別賞
ポイント賞 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、クイックステップ・アルファヴィニル) |
山岳賞 | ジョアン・マティアス(タブフィール・モルターグア・オヴォス・マティナドス) |
ヤングライダー賞 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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