チームブリヂストンサイクリングは、プレスリリースにて2022年体制を発表。新加入の松田祥位を含む13名と、機材サポートする5名の選手を明らかにした。あわせて、MTBチームの活動終了が発表された。



全日本選手権トラックでは全種目で他を圧倒したチームブリヂストンサイクリング全日本選手権トラックでは全種目で他を圧倒したチームブリヂストンサイクリング photo:Satoru Kato
東京五輪が終わったばかりだが、チームブリヂストンサイクリングは早くも2024年パリ五輪を見据えた選手の育成を掲げて2022年体制を発表した。松田祥位が新加入する他は大きな入れ替わりはなく、ほとんどの選手が継続して所属する。

松田は、エカーズに所属してフランスを拠点にレース活動をしてきた。コロナ禍により帰国後は国内レースに出場し、全日本選手権タイムトライアルのU23で優勝。全日本選手権トラック個人パーシュートで3位に入るなど、タイムトライアル系種目で強さを見せる。2022年はエリートでの活躍が期待される。

松田祥位コメント

全日本選手権個人タイムトライアル U23で優勝した松田祥位全日本選手権個人タイムトライアル U23で優勝した松田祥位 photo:Satoru Kato
チームパーシュート、 個人パーシュートでオリンピック及び世界選手権でメダルを取ることを抱負に 2022年この恵まれた環境で活動できることや 、手を差し伸べていただいたことに感謝しています。海外でロード活動してきた走りや考えをトラック競技に活かすことで、チームに貢献し、記録を作っていきます。「 この選手みたいになりたい! 」と言ってもらえるように 、自転車選手としても人としても成長し、自転車の良さやチームのかっこよさが少しでも皆さんに伝えられるように切磋琢磨していきます。よろしくお願いします。

宮崎景涼監督コメント

2021年は東京 2020オリンピックが開催され、2名の選手を輩出することができました。また、若い選手たちの成長も著しく、国内ロードレースでは多くの勝利を獲得する事ができました。

そして、チームはすでに 2024年のパリを目標に走りだしており、来年からは国別の出場枠争いもスタートします。

2022年も国内ロードレースでは多くの勝利を目指すとともに、トラックレースで世界に向けて挑戦し続けて参りますので、引き続きご声援のほど、よろしくお願いします。



MTBチームは活動終了 トラック・ロードの1チーム体制に集約

MTB全日本選手権XCCで優勝した沢田時MTB全日本選手権XCCで優勝した沢田時 photo:Makoto AYANO
一方で、MTBチームの活動終了が発表された。同チームで12年間活動してきた平野星矢が2021年シーズンをもって引退。沢田時は2022年シーズンはロードレースを中心に活動し、MTBとシクロクロスは強化の一環として出場するという。1994年から28年間活動してきた伝統のオフロードチームは、一旦幕を降ろすことになる。

チームブリヂストンサイクリング2022年メンバーチームブリヂストンサイクリング2022年メンバー ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
チームブリヂストンサイクリング 2022年体制
機材サポート選手