デジタルジャパンカップが開催　19チーム44選手がオンラインの宇都宮でバーチャルレース

10月16日（土）に開催されるデジタルジャパンカップの出場選手リストが発表された。UCIワールドチームと国内外コンチネンタルチームに加え、ジャパンカップ優勝経験者のクネゴとモーリ、バッソの3人からなるスペシャルチームなど、19チーム総勢44人がオンラインの宇都宮を舞台に熱いレースを繰り広げる。

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第1回大会のデジタルジャパンカップは宇都宮市のオリオンスクエアで観戦イベントが開催されていた photo:Makoto.AYANO
10月16日（土）に開催される「デジタルジャパンカップ」はYouTubeでのLIVE配信にてその模様を観戦することができる。まずは一般参加型オンラインレース「デジタルジャパンカップ　オープンレース」が16:00にスタートする。

17:00からは東京2020オリンピック自転車ロードレースに出場した新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）と増田成幸（宇都宮ブリッツェン）の2名が参加するオンライントークショーが開催される。レースの実況と解説を務めるサッシャさん、栗村修さん、辻啓さんも一緒に参加予定となっている。

東京2020オリンピックに出場した新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス） photo:CorVos東京2020オリンピックに出場し、ツアー・オブ・ジャパン2021で総合優勝している増田成幸（宇都宮ブリッツェン） photo: Utsunomiya Britzen

そして18：00からスタートするのは、UCIワールドチームのトップ選手が出場する「2021デジタルジャパンカップサイクルロードレースうつのみや」。バーチャルサイクリングサービス「ROUVY」を使用し、オンライン上で忠実に再現された「宇都宮市森林公園周回コース」の3周（30km）を走るバーチャルレース。参戦するのはUCIワールドチームとUCIプロコンチネンタルチーム、国内外コンチネンタルチーム、大学チーム、ジャパンカップ優勝経験者で編成されたスペシャルチームの19チーム総勢44人。

UCIワールドチームからはバーレーン・ヴィクトリアスとバイクエクスチェンジの2チームが参戦。バーレーン・ヴィクトリアスは、東京2020オリンピックに出場した新城幸也、今年のスロベニアナショナルチャンピオンでツール・ド・フランスでも2ステージで優勝しているマテイ・モホリッチ（スロベニア）、今シーズンのジロ・デ・イタリアで総合2位を獲得しているダミアーノ・カルーゾ (イタリア）が出場する強力なメンバー構成だ。

ダミアーノ・カルーゾ（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス） マテイ・モホリッチ（スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス）

ジャック・バウアー （ニュージーランド、バイクエクスチェンジ） マイケル・マシューズ（オーストラリア 、バイクエクスチェンジ） ロバート・スタナード（オーストラリア 、バイクエクスチェンジ）

バイクエクスチェンジはジロ・デ・イタリアで4回のステージ優勝をしているマイケル・マシューズ（オーストラリア）、2013年のジャパンカップ優勝者ジャック・バウアー（ニュージーランド ※マイケル・ロジャースの失格により繰り上げ）、2018ジャパンカップクリテリウムで4位に入っているロバート・スタナード（オーストラリア）の3名がエントリーしている。

ジャパンカップに2014年から2019年まで6年連続出場し、昨年のデジタルジャパンカップにも出場しているUCIプロコンチネンタルチームのノボノルディスクが今年も参戦。ルーカス・ドージュ（フランス）とステファン・クランシー（アイルランド）、ゲルト・デ・カイザー（オランダ）の3名が出場する。

ルーカス・ドージュ（フランス、ノボノルディスク） ステファン・クランシー（アイルランド、ノボノルディスク） ゲルト・デ・カイザー（オランダ、ノボノルディスク）

岡篤志（NIPPO・プロヴァンス・PTSコンチ） 織田聖（NIPPO・プロヴァンス・PTSコンチ）

スイス籍のUCIコンチネンタルチーム、NIPPO・プロヴァンス・PTSコンチからは岡篤志と織田聖が参戦。国内コンチネンタルチームからは愛三工業レーシングチーム、マトリックスパワータグ、那須ブラーゼン、シマノレーシングチーム、チーム右京相模原、宇都宮ブリッツェン、さいたまディレーブ、レバンテフジ静岡、ヴィクトワール広島、スパークルおおいたレーシングチーム、大学チームからは日本大学、 京都産業大学、地元宇都宮市内の作新学院大学の計13の国内チームが参戦。

国内チームの注目選手は東京2020オリンピックに出場し、ツアー・オブ・ジャパン2021で総合優勝を遂げた増田成幸（宇都宮ブリッツェン）、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップで勝利した草場啓吾（愛三工業レーシングチーム）。宇都宮ブリッツェンの堀孝明と及川一総、シマノレーシングの床井亮太と中田拓也が出場する。地元栃木県出身という事もあり、ジャパンカップのコースを熟知しているため、バーチャルでも優位にレースを展開出来るだろう。

2012年のジャパンカップを制したイヴァン・バッソ（イタリア） photo:Kei Tsuji
2005年と2008年ジャパンカップ優勝のダミアーノ・クネゴ（イタリア） photo:Makoto.AYANO2007年にジャパンカップを制覇し、クリテリウムスペシャルチームでも出場していたマヌエーレ・モーリ（イタリア） photo:Makoto.AYANO

スペシャルライダーとしてロビー・マキュアン（オーストラリア）も参戦 photo:Kei Tsuji
ジャパンカップサイクルロードレースでそれぞれ優勝経験のあるダミアーノ・クネゴ、マヌエーレ・モーリ、イヴァン・バッソのイタリア出身の3名のレジェンドからなるスペシャルチームも参戦。現役を引退しているが、優勝経験がありジャパンカップのコースでの勝ち方を知っているため、現役選手たちの脅威になるだろうか。さらに、スペシャルライダーとしてツール・ド・フランスでポイント賞のマイヨ・ヴェールを3度獲得しているロビー・マキュアン（オーストラリア）の参戦も発表された。

18：00スタートを予定しているレースの模様は、実況・解説付きで「YouTubeジャパンカップ公式チャンネル」でライブ配信が行われる。パソコンやスマホなどから観戦することができるため、予めチャンネル登録をすることをお勧めする。オンラインの宇都宮で繰り広げられるトップ選手たちの熱い走りに期待したい。

YouTube「ジャパンカップ公式チャンネル」はこちら