2010年6月18〜20日にかけて、インドネシアのジャワ島でツール・ド・イーストジャワ(UCI アジアツアー2.2)が開催された。日本から唯一参戦した愛三工業レーシングは品川真寛が総合7位、盛一大が山岳賞を獲得する活躍を見せた。各ステージのダイジェストをお届けする。
第1ステージ ツルンガグン 111km
今年で4回目を数えるツールドイーストジャワは3日間のステージレース。日本から唯一参戦する愛三工業レーシングチームは、翌週に待つ全日本選手権を見据えながらのレースとなった。
レースは、序盤にできた4人の逃げに盛一大が入り、この日最初の山岳ポイントをトップ通過。しかしその後下りでパンクしてしまった盛は、メイン集団に戻ることを余儀なくされてしまう。
この日最後にして2つめの山岳ポイントでは、別府匠が2位で通過しポイントを獲得。その後、13人の逃げグループが形成され、愛三は品川真寛をここに送り込む。ステージ優勝狙いでさらにここから5人が抜け出すが、品川は追いつくことができず10位でゴール。総合成績も10位につけた。
第1ステージ結果
1位 ホセイン・アリザデ(イラン、タブリツ・ペトロケミカル) 2h30'15"
2位 サッシャ・ダムロー(ドイツ、CCNコロッシ) +3"
3位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ジャワ・ティムール)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム) +1'00"
20位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) +2'31"
59位 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム)
65位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
67位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
山岳賞
1位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
2位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 3p
3位 別府匠(愛三工業レーシングチーム) 3p
第2ステージ ツルンガグン 154km
第2ステージは愛三が序盤から積極的な走りを見せ、20km過ぎで綾部がアタック。この動きで9人の逃げが形成され、山岳賞2位の盛もここに加わった。この逃げグループはメイン集団に対して最大で2分10秒の差をつけた。
63km地点の山岳ポイントでは、山岳賞獲得を狙う盛が綾部のアシストを受けて2位で山岳ポイントを通過。これにより盛は山岳賞トップに躍り出る。この逃げグループは130km地点で吸収され、愛三は品川の集団スプリントに備える。
綾部が盛を引っ張る好アシストを見せる Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
山岳ポイント獲得のために積極的に走る盛一大 Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
スプリントを制したのはランカウイでも区間優勝しているアヌアル・マナン(マレーシア、クムサン・ジンセン・アジア)。品川は昨日と同じく10位でゴール。これにより総合順位を7位にジャンプアップすることに成功した。盛が山岳賞ジャージを獲得し、愛三にとっては良い形で最終ステージを迎えることになった。
第2ステージ結果
1位 アヌアル・マナン(マレーシア、クムサン・ジンセン・アジア) 3h30'09"
2位 ロマン・クラシルニコフ(ロシア、ポリゴン・スウィート・ナイス)
3位 イワン・セチワン(インドネシア、カスタムサイクリングクラブ・ジャカルタ)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
68位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)
77位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
78位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
99位 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム) +9'43"
山岳賞
1位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 8p
2位 エドムンド・ホランド(オーストラリア、エディ・ホランドバイシクルサービス)7p
3位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
第3ステージ パリアマン〜ムコムコ 103km
最終第3ステージは6.9kmのコースを15周する103.5kmのクリテリウムレース。愛三は、品川の総合ジャンプアップと盛の山岳賞堅守を期してスタートラインに並んだ。
最終ステージのスタート前、愛三工業レーシングチームの面々 Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
アタックが連発する速い展開から、5人の選手が抜け出すことに成功。ここにはアジア屈指のクライマー、ゴン・ヒュソク(韓国、ソウルサイクリング)が含まれたが、平坦なコースでの逃げには分が悪く、残り一周ですべて吸収された。
アシストに徹した別府匠(愛三工業レーシングチーム) Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
アシストの走りに徹したキャプテン綾部勇成 Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
昨日と同じく集団スプリントに備えた品川がステージ5位に食い込む好走。総合順位は7位のままとなったが、UCIポイントを獲得し、いいイメージをつかんだ最終ステージとなった。山岳賞ジャージを着て無事にゴールした盛は総合山岳賞に輝いた。
チームが一丸となって、品川の総合上位と、盛の山岳賞を守った愛三工業レーシングチーム。ここまでアジアツアーを転戦してきたチームにとって、いい形で全日本選手権に弾みをつけた。
個人総合優勝のホセイン・アリザデ(イラン、タブリツ・ペトロケミカル)と山岳賞の盛一大 Photo: Evis Chu-KE visual design studio / Aisan Racing Team
第3ステージ結果
1位 プロジョ・ワセソ(インドネシア、クカルサイクリングチーム) 2h09'46"
2位 セルゲイ・クデントソフ(ロシア、ポリゴン・スウィート・ナイス)
3位 モフド・ザンリ・サラ(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)
5位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
個人総合成績
1位 ホセイン・アリザデ(イラン、タブリツ・ペトロケミカル) 8h10'00"
2位 サッシャ・ダムロー(ドイツ、CCNコロッシ) +6"
3位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ジャワ・ティムール) +9"
7位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム) +1'10"
山岳賞
1位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 8p
2位 エドムンド・ホランド(オーストラリア、エディ・ホランドバイシクルサービス)7p
3位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
第1ステージ ツルンガグン 111km
今年で4回目を数えるツールドイーストジャワは3日間のステージレース。日本から唯一参戦する愛三工業レーシングチームは、翌週に待つ全日本選手権を見据えながらのレースとなった。
レースは、序盤にできた4人の逃げに盛一大が入り、この日最初の山岳ポイントをトップ通過。しかしその後下りでパンクしてしまった盛は、メイン集団に戻ることを余儀なくされてしまう。
この日最後にして2つめの山岳ポイントでは、別府匠が2位で通過しポイントを獲得。その後、13人の逃げグループが形成され、愛三は品川真寛をここに送り込む。ステージ優勝狙いでさらにここから5人が抜け出すが、品川は追いつくことができず10位でゴール。総合成績も10位につけた。
第1ステージ結果
1位 ホセイン・アリザデ(イラン、タブリツ・ペトロケミカル) 2h30'15"
2位 サッシャ・ダムロー(ドイツ、CCNコロッシ) +3"
3位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ジャワ・ティムール)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム) +1'00"
20位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) +2'31"
59位 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム)
65位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
67位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
山岳賞
1位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
2位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 3p
3位 別府匠(愛三工業レーシングチーム) 3p
第2ステージ ツルンガグン 154km
第2ステージは愛三が序盤から積極的な走りを見せ、20km過ぎで綾部がアタック。この動きで9人の逃げが形成され、山岳賞2位の盛もここに加わった。この逃げグループはメイン集団に対して最大で2分10秒の差をつけた。
63km地点の山岳ポイントでは、山岳賞獲得を狙う盛が綾部のアシストを受けて2位で山岳ポイントを通過。これにより盛は山岳賞トップに躍り出る。この逃げグループは130km地点で吸収され、愛三は品川の集団スプリントに備える。


スプリントを制したのはランカウイでも区間優勝しているアヌアル・マナン(マレーシア、クムサン・ジンセン・アジア)。品川は昨日と同じく10位でゴール。これにより総合順位を7位にジャンプアップすることに成功した。盛が山岳賞ジャージを獲得し、愛三にとっては良い形で最終ステージを迎えることになった。
第2ステージ結果
1位 アヌアル・マナン(マレーシア、クムサン・ジンセン・アジア) 3h30'09"
2位 ロマン・クラシルニコフ(ロシア、ポリゴン・スウィート・ナイス)
3位 イワン・セチワン(インドネシア、カスタムサイクリングクラブ・ジャカルタ)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
68位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)
77位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)
78位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
99位 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム) +9'43"
山岳賞
1位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 8p
2位 エドムンド・ホランド(オーストラリア、エディ・ホランドバイシクルサービス)7p
3位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
第3ステージ パリアマン〜ムコムコ 103km
最終第3ステージは6.9kmのコースを15周する103.5kmのクリテリウムレース。愛三は、品川の総合ジャンプアップと盛の山岳賞堅守を期してスタートラインに並んだ。

アタックが連発する速い展開から、5人の選手が抜け出すことに成功。ここにはアジア屈指のクライマー、ゴン・ヒュソク(韓国、ソウルサイクリング)が含まれたが、平坦なコースでの逃げには分が悪く、残り一周ですべて吸収された。


昨日と同じく集団スプリントに備えた品川がステージ5位に食い込む好走。総合順位は7位のままとなったが、UCIポイントを獲得し、いいイメージをつかんだ最終ステージとなった。山岳賞ジャージを着て無事にゴールした盛は総合山岳賞に輝いた。
チームが一丸となって、品川の総合上位と、盛の山岳賞を守った愛三工業レーシングチーム。ここまでアジアツアーを転戦してきたチームにとって、いい形で全日本選手権に弾みをつけた。

第3ステージ結果
1位 プロジョ・ワセソ(インドネシア、クカルサイクリングチーム) 2h09'46"
2位 セルゲイ・クデントソフ(ロシア、ポリゴン・スウィート・ナイス)
3位 モフド・ザンリ・サラ(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)
5位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
個人総合成績
1位 ホセイン・アリザデ(イラン、タブリツ・ペトロケミカル) 8h10'00"
2位 サッシャ・ダムロー(ドイツ、CCNコロッシ) +6"
3位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ジャワ・ティムール) +9"
7位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム) +1'10"
山岳賞
1位 盛一大(愛三工業レーシングチーム) 8p
2位 エドムンド・ホランド(オーストラリア、エディ・ホランドバイシクルサービス)7p
3位 ラソウル・バラーティ(イラン、ジャイアントアジア) 7p
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