2021/09/22(水) - 07:34
ロード世界選手権3日目に男女ジュニアカテゴリーのタイムトライアルが開催された。女子レースでアレナ・イヴァンチェンコ(ロシア)が、男子レースではグスタフ・ワン(デンマーク)が勝利しアルカンシエルを獲得している。
トップタイムを叩き出しながら走るアレナ・イヴァンチェンコ(ロシア) photo:CorVos
好天続きのベルギー、フランドル地方で開催中のロード世界選手権。大会3日目となる9月21日(火)には男女ジュニアカテゴリーのタイムトライアルが開催され、2年ぶりとなる(昨年大会はジュニアとU23カテゴリーの開催なし)新世界チャンピオンが誕生した。
19.3kmコースを使い、10時30分にスタートした女子ジュニアレースに出走したのは32カ国から集った55名。2004年のパリ〜ルーベ覇者マニュス・バクステッド(スウェーデン)の娘であり、2019年3位のエリノア・バックステッド(イギリス)の妹であるゾーイ・バックステッド(イギリス)や、直前のヨーロッパ選手権で2位に入ったアントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ)との接戦を制したのは、ロシアのアレナ・イヴァンチェンコだった。
個人タイムトライアルのジュニアヨーロッパチャンピオンであるイヴァンチェンコは、それまで首位に立っていたバックステッドを中間計測で2秒13上回ると後半区間でもペースを維持。コーナーでミスを出しつつも、バックステッドに10秒差をつける25分05秒(平均46.166km/h)でフィニッシュに飛び込んだ。
女子ジュニア個人TT2位:ゾーイ・バックステッド(イギリス) photo:CorVos
ロード世界選手権2021女子ジュニア個人タイムトライアル表彰台 photo:CorVos
ロシアにとっては2019年大会のアイグル・ガレーヴァ(ロシア)に続くカテゴリー連覇に。ジュニアのトラックポイントレースでヨーロッパチャンピオンに、チームパシュートで世界チャンピオンに輝いたスピード自慢のイヴァンチェンコ。「とても疲れたのでなんと言えばいいか分からないけれど、(優勝は)クールでワンダフル。天気も良く気分良く走ることができた」と話している。
序盤出走したグスタフ・ワン(デンマーク)がトップタイムをマーク photo:CorVos
22.3kmコースを使った男子ジュニア個人タイムトライアルには、47カ国から79名が参加。2003年と2004年生まれのジュニアカテゴリー最速を賭けた戦いが繰り広げられた。
このレースで最速タイムを叩き出したのは序盤の23番手で出走したグスタフ・ワン(デンマーク)だった。平均52.232km/h、25分37秒をマークしたワンには、直近のヨーロッパ選手権を制した優勝候補のアレック・セガール(ベルギー)や、そのヨーロッパ選手権を銀メダルで終えつつも、先週自宅に強盗が押し入り、警報を鳴らすために階段を駆け下りた際に膝を痛め練習ができていなかったという「次世代のレムコ・エヴェネプール」キアン・ウルトブロークス(ベルギー、2022年よりボーラ・ハンスグローエ)も敵わなかった。
ジョシュア・ターリング(イギリス)は2位銀メダル photo:CorVos
優勝候補筆頭のアレック・セガール(ベルギー)は3位 photo:CorVos
ロード世界選手権2021男子ジュニア個人タイムトライアル表彰台 photo:CorVos
タイムトライアル王国デンマークにとって、前日の男子U23個人タイムトライアルで勝利したヨハン・プリースパイタースンに続く2カテゴリー制覇。「素晴らしい気分。2019年にデンマークのジュニアTTナショナルチャンピオンになってから夢見てきたことが叶った。昨年大会がキャンセルされた分、今自分が世界最強だと示すことができて本当に嬉しい」と、言葉を選びながらインタビューに答えたワン。「U23とジュニアで連続して表彰台の頂点に立てたこともアメージング。(デンマークが強い理由を聞かれて)分からないけれど、どうしたらよりエアロなのか分かっているんだろうね」と、笑いながら加えた。
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好天続きのベルギー、フランドル地方で開催中のロード世界選手権。大会3日目となる9月21日(火)には男女ジュニアカテゴリーのタイムトライアルが開催され、2年ぶりとなる(昨年大会はジュニアとU23カテゴリーの開催なし)新世界チャンピオンが誕生した。
19.3kmコースを使い、10時30分にスタートした女子ジュニアレースに出走したのは32カ国から集った55名。2004年のパリ〜ルーベ覇者マニュス・バクステッド(スウェーデン)の娘であり、2019年3位のエリノア・バックステッド(イギリス)の妹であるゾーイ・バックステッド(イギリス)や、直前のヨーロッパ選手権で2位に入ったアントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ)との接戦を制したのは、ロシアのアレナ・イヴァンチェンコだった。
個人タイムトライアルのジュニアヨーロッパチャンピオンであるイヴァンチェンコは、それまで首位に立っていたバックステッドを中間計測で2秒13上回ると後半区間でもペースを維持。コーナーでミスを出しつつも、バックステッドに10秒差をつける25分05秒(平均46.166km/h)でフィニッシュに飛び込んだ。
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ロシアにとっては2019年大会のアイグル・ガレーヴァ(ロシア)に続くカテゴリー連覇に。ジュニアのトラックポイントレースでヨーロッパチャンピオンに、チームパシュートで世界チャンピオンに輝いたスピード自慢のイヴァンチェンコ。「とても疲れたのでなんと言えばいいか分からないけれど、(優勝は)クールでワンダフル。天気も良く気分良く走ることができた」と話している。
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22.3kmコースを使った男子ジュニア個人タイムトライアルには、47カ国から79名が参加。2003年と2004年生まれのジュニアカテゴリー最速を賭けた戦いが繰り広げられた。
このレースで最速タイムを叩き出したのは序盤の23番手で出走したグスタフ・ワン(デンマーク)だった。平均52.232km/h、25分37秒をマークしたワンには、直近のヨーロッパ選手権を制した優勝候補のアレック・セガール(ベルギー)や、そのヨーロッパ選手権を銀メダルで終えつつも、先週自宅に強盗が押し入り、警報を鳴らすために階段を駆け下りた際に膝を痛め練習ができていなかったという「次世代のレムコ・エヴェネプール」キアン・ウルトブロークス(ベルギー、2022年よりボーラ・ハンスグローエ)も敵わなかった。
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タイムトライアル王国デンマークにとって、前日の男子U23個人タイムトライアルで勝利したヨハン・プリースパイタースンに続く2カテゴリー制覇。「素晴らしい気分。2019年にデンマークのジュニアTTナショナルチャンピオンになってから夢見てきたことが叶った。昨年大会がキャンセルされた分、今自分が世界最強だと示すことができて本当に嬉しい」と、言葉を選びながらインタビューに答えたワン。「U23とジュニアで連続して表彰台の頂点に立てたこともアメージング。(デンマークが強い理由を聞かれて)分からないけれど、どうしたらよりエアロなのか分かっているんだろうね」と、笑いながら加えた。
ロード世界選手権2021女子ジュニア個人タイムトライアル結果
タイム | 平均スピード | ||
---|---|---|---|
1位 | アレナ・イヴァンチェンコ(ロシア) | 25:05 | 46.166km/h |
2位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス) | 0:10 | 45.861km/h |
3位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ) | 0:25 | 45.412km/h |
4位 | アンナ・ファンデルメイデン(オランダ) | 1:25 | 43.698km/h |
5位 | マドレーヌ・リーチ(イギリス) | 1:26 | 43.671km/h |
ロード世界選手権2021男子ジュニア個人タイムトライアル結果
タイム | 平均スピード | ||
---|---|---|---|
1位 | グスタフ・ワン(デンマーク) | 25:37 | 52.232km/h |
2位 | ジョシュア・ターリング(イギリス) | 0:20 | 51.561km/h |
3位 | アレック・セガール(ベルギー) | 0:29 | 51.264km/h |
4位 | カールフレデリック・ビヴォルテ(デンマーク) | 0:30 | 51.232km/h |
5位 | エディ・ルウイトーズ(フランス) | 0:33 | 51.134km/h |
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