2021/08/07(土) - 19:24
東京2020オリンピックの自転車トラック競技6日目。プロロード選手が多数参加する男子マディソンで、ミケル・モロコフとラッセノーマン・ハンセンがペアのデンマークが金メダルに輝いた。第1ラウンドが行われた男子ケイリンでは新田祐大と脇本雄太が準々決勝への進出を決めた。
男子マディソン:堅実にポイントを積み重ねたデンマークが金メダル
男子マディソンはオムニアムにも参戦した中長距離の強豪たちが集まった。マシュー・ウォールズとイーサン・ヘイター(イギリス)や、エリア・ヴィヴィアーニとシモーネ・コンソニ(イタリア)、ミケル・モロコフとラッセノーマン・ハンセン(デンマーク)らロードレースでも活躍する選手たちも参戦する中、200ラップの50,000mでポイントレースが行われた。
序盤はフランス、イギリス、デンマーク、オランダが中心にポイントを積み重ねていき、満遍なくポイントを獲得したイギリスが優勢の状況で進んでいった。レースが中盤に差し掛かるとフランスが単独でエスケープを開始し、スプリントポイントの最大点を複数回獲得。同時にフランスを追走したデンマークもコンスタントにポイントを重ねたことで、フランスとデンマークのデッドヒートとなっていった。
終盤に差し掛かるとスイスやスペインなどが積極的にレースの先頭に立つがデンマークが確実にフォロー。ベルギーが勢いよく飛び出すと集団から逃げることに成功し、表彰台を射程圏内に収めそうな勢いで大量にポイントを獲得。さらにベルギーは集団をラップダウンしそうなほど力強い走りで、ベロドロームを駆け抜けた。
残り10周回となったタイミングで、その時点で3位となっていたイギリスが表彰台を守るべくデンマークとフランスと共に追走。残り3周でベルギーに追いつくと、単独首位に立っていたデンマークは金メダルの安全圏内に。フィニッシュスプリントでもダメ押しの2点を獲得し、普段ドゥクーニンク・クイックステップとクベカ・ネクストハッシュで活躍するペアが金メダルを獲得した。
フィニッシュスプリントでは、ベルギーを吸収した勢いのまま駆け抜けたイギリスが先頭で通過。得点が2倍となる最終スプリントで最大点を得たことで、合計40点を獲得。フランスも同点となったが、イギリスは着順で2位に輝き、フランスは3位となった。
女子スプリント:短距離最強を決める最終レースに向けた4強が出揃う
本日の女子スプリントは1/8決勝と準々決勝が行われ、4強が決した。カナダ同士の争いを制したケルシー・ミッチェル、世界王者エマ・ヒンツェ(ドイツ)、スプリントで息を吹き返したリー・ワイジー(香港)、ケイリンで4位となったオレナ・スタリコワ(ウクライナ)が、メダルを賭けた勝負へと進出した。
男子ケイリン:新田祐大と脇本雄太が第1ラウンドをトップ通過
スプリントに出場した脇本雄太と新田祐大が男子ケイリンで再び登場。男子ケイリンはこの日第1ラウンドと敗者復活戦が行われ、準々決勝から決勝まではオリンピック最終日である翌8日に行われる。
スプリントで金メダルのハリー・ラブレイセン、同4位のデニス・ドミトリエフら短距離の強豪が揃う第1ラウンド4組に、新田祐大が挑戦。デルニーが抜けた後に牽制がかかる集団の中、新田はドミトリエフの番手を取り、最終スプリントへ。ドミトリエフの背後を抜け出した新田は、0.004秒の差で先着し予選をトップ通過。
そして5組の脇本雄太も脚をみせつけた。集団中盤に位置づけた脇本は残り2周から先行開始。ロングスプリントを仕掛けた脇本は最後まで踏み切り、5組の先頭で第1ラウンドを勝ち抜けた。日本勢は明日の準々決勝以降のレース、メダルへの期待がかかる。
敗者復活戦でラブレイセンは圧倒的なパワーを見せつけ、ジェイソン・ケニーらと共に準々決勝へのチケットを手に入れた。
男子マディソン:堅実にポイントを積み重ねたデンマークが金メダル
男子マディソンはオムニアムにも参戦した中長距離の強豪たちが集まった。マシュー・ウォールズとイーサン・ヘイター(イギリス)や、エリア・ヴィヴィアーニとシモーネ・コンソニ(イタリア)、ミケル・モロコフとラッセノーマン・ハンセン(デンマーク)らロードレースでも活躍する選手たちも参戦する中、200ラップの50,000mでポイントレースが行われた。
序盤はフランス、イギリス、デンマーク、オランダが中心にポイントを積み重ねていき、満遍なくポイントを獲得したイギリスが優勢の状況で進んでいった。レースが中盤に差し掛かるとフランスが単独でエスケープを開始し、スプリントポイントの最大点を複数回獲得。同時にフランスを追走したデンマークもコンスタントにポイントを重ねたことで、フランスとデンマークのデッドヒートとなっていった。
終盤に差し掛かるとスイスやスペインなどが積極的にレースの先頭に立つがデンマークが確実にフォロー。ベルギーが勢いよく飛び出すと集団から逃げることに成功し、表彰台を射程圏内に収めそうな勢いで大量にポイントを獲得。さらにベルギーは集団をラップダウンしそうなほど力強い走りで、ベロドロームを駆け抜けた。
残り10周回となったタイミングで、その時点で3位となっていたイギリスが表彰台を守るべくデンマークとフランスと共に追走。残り3周でベルギーに追いつくと、単独首位に立っていたデンマークは金メダルの安全圏内に。フィニッシュスプリントでもダメ押しの2点を獲得し、普段ドゥクーニンク・クイックステップとクベカ・ネクストハッシュで活躍するペアが金メダルを獲得した。
フィニッシュスプリントでは、ベルギーを吸収した勢いのまま駆け抜けたイギリスが先頭で通過。得点が2倍となる最終スプリントで最大点を得たことで、合計40点を獲得。フランスも同点となったが、イギリスは着順で2位に輝き、フランスは3位となった。
女子スプリント:短距離最強を決める最終レースに向けた4強が出揃う
本日の女子スプリントは1/8決勝と準々決勝が行われ、4強が決した。カナダ同士の争いを制したケルシー・ミッチェル、世界王者エマ・ヒンツェ(ドイツ)、スプリントで息を吹き返したリー・ワイジー(香港)、ケイリンで4位となったオレナ・スタリコワ(ウクライナ)が、メダルを賭けた勝負へと進出した。
男子ケイリン:新田祐大と脇本雄太が第1ラウンドをトップ通過
スプリントに出場した脇本雄太と新田祐大が男子ケイリンで再び登場。男子ケイリンはこの日第1ラウンドと敗者復活戦が行われ、準々決勝から決勝まではオリンピック最終日である翌8日に行われる。
スプリントで金メダルのハリー・ラブレイセン、同4位のデニス・ドミトリエフら短距離の強豪が揃う第1ラウンド4組に、新田祐大が挑戦。デルニーが抜けた後に牽制がかかる集団の中、新田はドミトリエフの番手を取り、最終スプリントへ。ドミトリエフの背後を抜け出した新田は、0.004秒の差で先着し予選をトップ通過。
そして5組の脇本雄太も脚をみせつけた。集団中盤に位置づけた脇本は残り2周から先行開始。ロングスプリントを仕掛けた脇本は最後まで踏み切り、5組の先頭で第1ラウンドを勝ち抜けた。日本勢は明日の準々決勝以降のレース、メダルへの期待がかかる。
敗者復活戦でラブレイセンは圧倒的なパワーを見せつけ、ジェイソン・ケニーらと共に準々決勝へのチケットを手に入れた。
男子マディソン
1位 | デンマーク | 43pt |
2位 | イギリス | 40pt |
3位 | フランス | 40pt |
4位 | ベルギー | 32pt |
5位 | オランダ | 17pt |
6位 | スペイン | 14pt |
7位 | スイス | 8pt |
8位 | ポーランド | 0pt |
9位 | ドイツ | -6pt |
10位 | イタリア | -9pt |
女子スプリント 準決勝進出者
オレナ・スタリコワ(ウクライナ) |
ケルシー・ミッチェル(カナダ) |
エマ・ヒンツェ(ドイツ) |
リー・ワイジー(香港) |
男子ケイリン 準々決勝出場者
ラヤン・エラル(フランス) |
マキシミリアン・リビ(ドイツ) |
ジャック・カーリン(イギリス) |
マシュー・リチャードソン(オーストラリア) |
アワン・アジズルハスニ(マレーシア) |
ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ) |
新田祐大(日本) |
デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会) |
脇本雄太(日本) |
カラム・ソーンダーズ(オーストラリア) |
クウェシ・ブラウン(トリニダード・トバゴ) |
ムハンマド・サロム(マレーシア) |
ジェイソン・ケニー(イギリス) |
シュテファン・ボティシャー(ドイツ) |
ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
ジャイル・チョンエンファ(スリナム) |
マシュー・グレーツァー(オーストラリア) |
ケビン・キンテロ(コロンビア) |
Amazon.co.jp