2021/08/05(木) - 20:59
トップクラスのロード選手が多数参加した男子オムニアムで、普段ボーラ・ハンスグローエに所属するマシュー・ウォールズ(イギリス)がエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)を退け金メダル。橋本英也は15位。女子ケイリンの小林優香は準々決勝で破れた。
男子オムニアム:全てのレースで強さをみせたマシュー・ウォールズ(イギリス)が金メダル
トラック競技4日目は男子オムニアムの4種目すべてが行われた。リオ五輪金メダリストのエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)をはじめ、マシュー・ウォールズ(イギリス)、ロジャー・クルーゲ(ドイツ)、現世界王者のベンジャミン・トマ(フランス)らUCIワールドチームに所属する選手たちが多数参加。日本からはチームブリヂストンサイクリングの橋本英也が五輪に挑んだ。
第1レースのスクラッチでは世界王者トマとボーラ・ハンスグローエに所属するウォールズ(イギリス)、ヤンウィリアム・ファンシップ(オランダ)が動き、5名の逃げを形成。先行する5名は残り4周回でメイン集団を捉え、ラップダウンによるポイントを獲得。一つに戻ったメイン集団はそのままフィニッシュになだれ込み、サム・ウェールズフォード(オーストラリア)が先着。橋本もフィニッシュポイントを獲得し、第1レースを終えて総合8位と上々の滑り出しを見せる。
第2レースのテンポでは序盤に橋本が先頭に顔を出し、スプリントポイントを獲得。再びトマ、ウォールズ、ファンシップらがアタックを仕掛け、集団をラップダウン。ここにヴィヴィアーニも入り、有力選手たちが軒並みスプリントとラップダウンポイントを獲得していった。
第3レースは位置取りとパワーが求められるエリミネーション。1名ずつ脱落していくサバイバルレースで橋本は12位に。総合上位勢の争いになった終盤、6位となる位置で世界王者トマが脱落し、テンポレースで好調さを見せていたファンシップは4位と続々と選手が絞られていく。
最後まで残ったウォールズとヴィヴィアーニのスプリントで先着したのはヴィヴィアーニだった。総合11位につけていたヴィヴィアーニは6位までジャンプアップし、メダルを射程圏内に収めた。ウォールズは総合首位に立ち最終のポイントレースに臨むこととなった。
100ラップで争われるポイントレースではキャンベル・スチュアート(ニュージーランド)が動いた。残り76周回からトマとニクラス・ラーセン(デンマーク)と共に逃げ、残り68周回で集団をラップダウン。その後、ヴィヴィアーニもクルーゲらとラップダウンに成功し、総合2位の位置までポイントを積み重ねた。
しかし、残り17周回からスチュアートが再び先行し、最終周回のジャンがなるタイミングで集団のラップダウンに成功し、総合2位に浮上。
ヴィヴィアーニらと争い着実にポイントを獲得してきた総合首位ウォールズは、ポイントが2倍になるフィニッシュスプリントで堅実に6点を獲得し金メダルに輝いた。一方、ヴィヴィアーニの最終スプリントは振るわず2点にとどまったことで銀メダルはスチュアートに確定。ヴィヴィアーニは5点差の銅メダルに甘んじた。
女子ケイリン:圧倒的なスプリントでシャネ・ブラスペニクス(オランダ)が制す
女子ケイリンの小林優香は、準々決勝に進出するも惜しくも敗退。ケイリンで強さをみせるリー・ワイジー(香港)やエマ・ヒンツェ(ドイツ)らも準決勝で破れ、彼女らたちが不在のなか決勝戦が行われた。
2名の選手を決勝に送り込んだウクライナとカナダに対し、オランダのシャネ・ブラスペニクスとニュージランドのエレセ・アンドリューズは単騎で決勝に挑んだ。最終スプリントが開始されるとブラスペニクスが他を圧倒してフィニッシュラインに飛び込み、オランダに金メダルをもたらした。0.061秒差でアンドリューズが、その後ろにはロリアヌ・ジュネ(カナダ)が続いた。
男子スプリント:準決勝に挑む4強が出揃う 脇本雄太は1/8決勝で敗退
トラック競技4日目も男子スプリントのレースが進行した。前日に敗者復活戦で1/8決勝に駒を進めた脇本雄太だったが、トリニダード・トバゴの強者ニコラス・ポールに破れ、続く1/8決勝敗者復活戦でも勝ち進めず、ここで敗退となった。
続く2本先取の準々決勝で勝ち進んだのは、ジェフリー・ホーフランド(オランダ)、ハリー・ラブレイセン(オランダ)、ジャック・カーリン(イギリス)、デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会)という4名。明日、4強による最強スプリンターを決める戦いに決着がつく。
男子オムニアム:全てのレースで強さをみせたマシュー・ウォールズ(イギリス)が金メダル
トラック競技4日目は男子オムニアムの4種目すべてが行われた。リオ五輪金メダリストのエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)をはじめ、マシュー・ウォールズ(イギリス)、ロジャー・クルーゲ(ドイツ)、現世界王者のベンジャミン・トマ(フランス)らUCIワールドチームに所属する選手たちが多数参加。日本からはチームブリヂストンサイクリングの橋本英也が五輪に挑んだ。
第1レースのスクラッチでは世界王者トマとボーラ・ハンスグローエに所属するウォールズ(イギリス)、ヤンウィリアム・ファンシップ(オランダ)が動き、5名の逃げを形成。先行する5名は残り4周回でメイン集団を捉え、ラップダウンによるポイントを獲得。一つに戻ったメイン集団はそのままフィニッシュになだれ込み、サム・ウェールズフォード(オーストラリア)が先着。橋本もフィニッシュポイントを獲得し、第1レースを終えて総合8位と上々の滑り出しを見せる。
第2レースのテンポでは序盤に橋本が先頭に顔を出し、スプリントポイントを獲得。再びトマ、ウォールズ、ファンシップらがアタックを仕掛け、集団をラップダウン。ここにヴィヴィアーニも入り、有力選手たちが軒並みスプリントとラップダウンポイントを獲得していった。
第3レースは位置取りとパワーが求められるエリミネーション。1名ずつ脱落していくサバイバルレースで橋本は12位に。総合上位勢の争いになった終盤、6位となる位置で世界王者トマが脱落し、テンポレースで好調さを見せていたファンシップは4位と続々と選手が絞られていく。
最後まで残ったウォールズとヴィヴィアーニのスプリントで先着したのはヴィヴィアーニだった。総合11位につけていたヴィヴィアーニは6位までジャンプアップし、メダルを射程圏内に収めた。ウォールズは総合首位に立ち最終のポイントレースに臨むこととなった。
100ラップで争われるポイントレースではキャンベル・スチュアート(ニュージーランド)が動いた。残り76周回からトマとニクラス・ラーセン(デンマーク)と共に逃げ、残り68周回で集団をラップダウン。その後、ヴィヴィアーニもクルーゲらとラップダウンに成功し、総合2位の位置までポイントを積み重ねた。
しかし、残り17周回からスチュアートが再び先行し、最終周回のジャンがなるタイミングで集団のラップダウンに成功し、総合2位に浮上。
ヴィヴィアーニらと争い着実にポイントを獲得してきた総合首位ウォールズは、ポイントが2倍になるフィニッシュスプリントで堅実に6点を獲得し金メダルに輝いた。一方、ヴィヴィアーニの最終スプリントは振るわず2点にとどまったことで銀メダルはスチュアートに確定。ヴィヴィアーニは5点差の銅メダルに甘んじた。
女子ケイリン:圧倒的なスプリントでシャネ・ブラスペニクス(オランダ)が制す
女子ケイリンの小林優香は、準々決勝に進出するも惜しくも敗退。ケイリンで強さをみせるリー・ワイジー(香港)やエマ・ヒンツェ(ドイツ)らも準決勝で破れ、彼女らたちが不在のなか決勝戦が行われた。
2名の選手を決勝に送り込んだウクライナとカナダに対し、オランダのシャネ・ブラスペニクスとニュージランドのエレセ・アンドリューズは単騎で決勝に挑んだ。最終スプリントが開始されるとブラスペニクスが他を圧倒してフィニッシュラインに飛び込み、オランダに金メダルをもたらした。0.061秒差でアンドリューズが、その後ろにはロリアヌ・ジュネ(カナダ)が続いた。
男子スプリント:準決勝に挑む4強が出揃う 脇本雄太は1/8決勝で敗退
トラック競技4日目も男子スプリントのレースが進行した。前日に敗者復活戦で1/8決勝に駒を進めた脇本雄太だったが、トリニダード・トバゴの強者ニコラス・ポールに破れ、続く1/8決勝敗者復活戦でも勝ち進めず、ここで敗退となった。
続く2本先取の準々決勝で勝ち進んだのは、ジェフリー・ホーフランド(オランダ)、ハリー・ラブレイセン(オランダ)、ジャック・カーリン(イギリス)、デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会)という4名。明日、4強による最強スプリンターを決める戦いに決着がつく。
男子オムニアム
1位 | マシュー・ウォールズ(イギリス) | 153pt |
2位 | キャンベル・スチュアート(ニュージーランド) | 129pt |
3位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア) | 124pt |
4位 | ベンジャミン・トマ(フランス) | 118pt |
5位 | ニクラス・ラーセン(デンマーク) | 113pt |
15位 | 橋本英也 | 54pt |
女子ケイリン
1位 | シャネ・ブラスペニクス(オランダ) |
2位 | エレセ・アンドリューズ(ニュージーランド) |
3位 | ロリアヌ・ジュネ(カナダ) |
4位 | オレーナ・スタリコワ(ウクライナ) |
5位 | ミシェル・ケルシー(カナダ) |
6位 | リウボフ・バソワ(ウクライナ) |
準々決勝敗退 | 小林優香 |
男子スプリント
準決勝進出 |
ジェフリー・ホーフランド(オランダ) |
ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
ジャック・カーリン(イギリス) |
デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会) |
1/8決勝敗退 |
脇本雄太 |
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