2021/07/28(水) - 13:37
7月28日(水)に開催された東京五輪女子タイムトライアルでアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)が2位に56秒差をつける圧倒的な走りを披露。ロードレース銀メダルに続き、念願の金メダルを獲得した。日本から唯一出場の與那嶺恵理は22位。
富士スピードウェイを発着する22.1kmコースで行われた東京五輪女子個人タイムトライアル。全長5kmにも及ぶ高低差220mの登りを含むアップダウンコースの獲得標高差423mで、午前の女子はここを1周、午後の男子は2周する。テクニカルかつパワーが必要で、リズムを刻みにくいコースに20か国25名の選手たちが挑んだ。
11時30分、アフガニスタン出身で、タリバンから逃れてフランスに亡命したマソマハ・アリザダ(難民選手団)を先頭に1分30秒インターバルで選手たちがスタート。中盤の登りのピークに置かれた第1計測(9.7km地点)でトップタイムを叩き出したのは、最後から6番目にスタートしたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)だった。
下り区間でもハイペースを刻んだファンフルーテンが、第1計測2位(6秒遅れ)のグレース・ブラウン(オーストラリア)を大きく引き離す。第2計測(15km地点)でそのタイム差は28秒まで広がり、鬼気迫る表情で富士スピードウェイの登りをこなしたファンフルーテンが30分13秒という圧倒的なタイムでフィニッシュした(平均スピードは43.871km/h)。
現在のタイムトライアル世界チャンピオンである最終走者のアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)は第1計測3位(18秒遅れ)&第2計測3位(29秒遅れ)で、最終的にファンフルーテンから1分01秒遅れの3位フィニッシュ。これまでツキに見放されていたオランダがようやく金メダル獲得、そして表彰台に2人を送り込むことに成功した。
10ヶ月前の落車負傷から復活した2019年タイムトライアル世界チャンピオンのクロエ・ダイガート(アメリカ)は前半から伸びずに7位。ダイガートは8月2日(月)に予選が行われるトラック女子団体追い抜きにも出場する予定だ。2位には第1計測4位(27秒遅れ)&第2計測5位(42秒)で終盤にペースを上げたマーレン・ローセル(スイス)が入っている。
2017年と2018年のロード世界選手権個人タイムトライアルで優勝しているファンフルーテンが、初めて出場した五輪個人タイムトライアルで自身初の金メダル。ロードレースで悔しい2位を経験した38歳がメダルの色を銀色から金色に変えた。
ロードレース21位の與那嶺恵理はトップと4分21秒差の22位。與那嶺はすぐにオランダに帰国し、ヨーロッパでのシーズン後半に備える予定だ。
富士スピードウェイを発着する22.1kmコースで行われた東京五輪女子個人タイムトライアル。全長5kmにも及ぶ高低差220mの登りを含むアップダウンコースの獲得標高差423mで、午前の女子はここを1周、午後の男子は2周する。テクニカルかつパワーが必要で、リズムを刻みにくいコースに20か国25名の選手たちが挑んだ。
11時30分、アフガニスタン出身で、タリバンから逃れてフランスに亡命したマソマハ・アリザダ(難民選手団)を先頭に1分30秒インターバルで選手たちがスタート。中盤の登りのピークに置かれた第1計測(9.7km地点)でトップタイムを叩き出したのは、最後から6番目にスタートしたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)だった。
下り区間でもハイペースを刻んだファンフルーテンが、第1計測2位(6秒遅れ)のグレース・ブラウン(オーストラリア)を大きく引き離す。第2計測(15km地点)でそのタイム差は28秒まで広がり、鬼気迫る表情で富士スピードウェイの登りをこなしたファンフルーテンが30分13秒という圧倒的なタイムでフィニッシュした(平均スピードは43.871km/h)。
現在のタイムトライアル世界チャンピオンである最終走者のアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)は第1計測3位(18秒遅れ)&第2計測3位(29秒遅れ)で、最終的にファンフルーテンから1分01秒遅れの3位フィニッシュ。これまでツキに見放されていたオランダがようやく金メダル獲得、そして表彰台に2人を送り込むことに成功した。
10ヶ月前の落車負傷から復活した2019年タイムトライアル世界チャンピオンのクロエ・ダイガート(アメリカ)は前半から伸びずに7位。ダイガートは8月2日(月)に予選が行われるトラック女子団体追い抜きにも出場する予定だ。2位には第1計測4位(27秒遅れ)&第2計測5位(42秒)で終盤にペースを上げたマーレン・ローセル(スイス)が入っている。
2017年と2018年のロード世界選手権個人タイムトライアルで優勝しているファンフルーテンが、初めて出場した五輪個人タイムトライアルで自身初の金メダル。ロードレースで悔しい2位を経験した38歳がメダルの色を銀色から金色に変えた。
ロードレース21位の與那嶺恵理はトップと4分21秒差の22位。與那嶺はすぐにオランダに帰国し、ヨーロッパでのシーズン後半に備える予定だ。
東京2020オリンピック 女子個人タイムトライアル結果
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ) | 0:30:13 |
2位 | マーレン・ローセル(スイス) | 0:00:56 |
3位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ) | 0:01:02 |
4位 | グレース・ブラウン(オーストラリア) | 0:01:09 |
5位 | アンバー・ネーベン(アメリカ) | 0:01:13 |
6位 | リサ・ブレナウアー(ドイツ) | 0:01:57 |
7位 | クロエ・ダイガート(アメリカ) | 0:02:16 |
8位 | アシュリー・モールマン(南アフリカ) | 0:02:24 |
9位 | ジュリエット・ラボー(フランス) | 0:02:29 |
10位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア) | 0:02:47 |
22位 | 與那嶺恵理(チームティブコSVB) | 0:04:21 |
text:Kei Tsuji
photo:CorVos
photo:CorVos
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