2021/07/06(火) - 19:26
トップMTB選手へのインタビュー、そしてメッセージを紹介する連載企画の第3弾は、長年日本の、そしてアジアのMTBシーンを牽引してきた山本幸平(DREAM SEEKER MTB RACING TEAM)だ。現役最後のレースとして東京五輪に挑む彼に話を聞いた。
オリンピックや世界選手権のメダルを獲得してきたトップアスリートがどのようにMTBに出会い、どんな気持ちを大切にしてプロ選手になったのか。
東京オリンピックでのレース観戦を楽しみにする方々、これから世界に挑戦するキッズ・ジュニアのアスリート、そして彼等をサポートするご家族の方々へのメッセージになればと、オリンピックMTBアスリートに協力を頂き、インタビューを行った。
これからチャレンジをするみんなに大事にして欲しいことを含め、アスリートからのメッセージをお届けする。インタビュアー:鈴木禄徳 (PAXPROJECT所属)
山本幸平 プロフィール
アジア選手権大会10度の優勝と全日本選手権12度の優勝を誇るアジア最強のMTBライダー。東京大会での4度目の五輪出場を果たす。日本を牽引してきた山本幸平選手のMTBとの出会いとプロ選手を志した原点を紹介しよう。
北海道出身、1985年生まれ36歳
DREAM SEEKER MTB RACING TEAM所属
東京オリンピック日本代表
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Q1: どのようにしてMTBと出会いましたか?
小学生の頃に補助輪が取れて初めて自分用に買ってもらった自転車がいきなりMTBだったんです。兄と兄の親友がMTBでウイリーやジャックナイフなどトライアルの技を練習してる姿を見て、「カッコいい!思って自分もその輪の中に入りたい!」と思って一緒に遊び始めたのがMTBにハマるきっかけだったかな。近所の友達との遊びの一つがMTB。初レースは10歳で、そこから北海道のシリーズ戦に参加し始めました。
Q2: 子供の頃憧れた選手は?
MTBに競技として向き合い始めてからは、スイスのラルフ・ナフに憧れていました。高校生の時に初めて参加した世界選手権のU23カテゴリで彼が走る姿を見て、「カッコいい!」と直感的に感じて、それから彼の走りをチェックするようになりましたね。見た目や走るフォームもカッコいいけれど、とにかくガムシャラにキツそうに自分を追い込み続ける姿に刺激を受けました。彼のライディングスタイルを真似したり、イメージして練習したりもしましたね。
憧れや目標の選手の走りを頭の中に描いて走るのも、トレーニングをする支えになると思うんです。
Q3:ジュニアや子供の時を思い返して、どんな気持ちでトレーニングに取組んで欲しいですか?
ジュニアの間は遊びとしてMTBに取り組むこと。まずは楽しめばいいんですよ。自分自身が楽しいと思う事が一番。レースや練習が楽しいと思えるから、自分自身に挑戦できるし、身に付く。やらされてると思ったら、身につかないんです。楽しいと思っていれば、ちょっとくらい大変な練習も乗り越えることができます。
Q4:どのようにMTBのテクニックを学んだのですか? 何かオススメのトレーニング方法はありますか?
テクニックに関しては未だ進化の途中で、まだまだ習得したとは思ってないし、満足していません。だからこそ今も練習を続けることが出来ているし、毎日毎日違う感覚で新鮮な気分でMTBに乗り続けられていると思うんです。もっと上手くなりたいという思いを持ち続けることが大切だと思います。
世界中を走ってきた僕からの若いみんなへのアドバイスとしては、日本では四季があるので、フィールドやコースは常に表情が変わる。その環境を活かして、暑い日、寒い日、雨の日などの色々なコンディションでまずは走ってみることです。同じコースでもドライとウェットでは全く違う走り方が必要ですから、五感を研ぎ澄まして走って、色々な状況を経験していく事が大事。「まずは走ろう!」と伝えたいですね。
Q5:ジュニア時代はどのように練習したのでしょうか?
小学生の時は、学校や課外活動以外でもスキーやスピードスケートなどたくさんのスポーツで身体を動かしていました。実は中学校から高校2年生の夏まで卓球部に所属して、MTBは趣味として乗っていたんです。
その頃は自転車競技の練習を専門的にやっていたわけではありませんが、色々なスポーツを通じて体力をつけたのでしょう。高校2年生の夏に自転車競技に取り組もうと心に決めてからは、自転車一本に絞って練習に打ち込んで、高校3年生の時に世界選手権に参加できました。
ジュニアの時は一つのスポーツにこだわらずに、様々なスポーツを通じて身体を沢山動かして、バランスの良い身体を作ることと体力を付けることが大事だと思いますね。自転車でも何か1つにこだわるのではなくて、トラック、ロード、BMX、シクロクロス、ダウンヒルと色々な種目があるから、色々なことにチャレンジすることが大事だと思います。特にジュニアの間は一つにこだわりすぎず、色々なことをやることが本当に大切ですね。
Q6:学生時代はどのように過ごしていたのでしょうか?
「本気」でしたね。全部に対して。山本家の家訓として、兄も自分も皆勤賞。レース参加の為に公欠というのはあったけど、(昔は今と学校の受け止め方も違ったので)多少体調が悪かったとしても、頑張って学校に行くことにこだわっていました。
決め事や自分自身の目標に対して諦めないことと、何でも一生懸命やることの大切さというのは小さい頃に家庭と学校で学びましたね。ちなみに学校の体育祭や体育の授業は、いつも誰よりも全力で取り組む生徒だったと思います(笑)。
Q7:レースで勝つ為に大事だと思うことを3つ教えてください。
心・・・スタートまでの準備や日々の生活をレースに向けて集中する。
技・・・テクニックや機材の準備をしっかりと行うこと。
体・・・トレーニングを積むこと、身体のメンテナンスをすること。
これまでのアジア選手権や全日本選手権を振り返って感じるのは、良い走りをするには「心・技・体」が整っている事がすごく大事。MTBは個人で走る競技なので、自転車競技の中でも特にこの3つのバランスが整っている必要があると感じます。
Q8:どの様にプロ選手への道が開けたのでしょうか?
高校3年生の時に、初めて日本代表としてスイスのルガーノで行われた世界選手権に参加した際に、現地の熱狂的なファンやコースの難易度、選手のカッコよさなど、全てで日本とても大きな差があることを強く感じました。MTBを受け入れる環境と文化が日本とは全く違ったんです。
その時「本当のMTBライダーになりたいのなら、日本を出て海外のレースに挑戦していかないとダメだ」と思ったので、専門学校卒業後にフランスを拠点に活動していたブリヂストンアンカーに加入して、プロ選手としての生活をスタートさせました。MTBの本場のスイスで行われた世界選手権を経験したことで、世界で戦うMTBライダーになるという人生の目標を決断しましたね。
Q9: 今現在プロ選手としてどのように生活を楽しんでいますか?
レースやトレーニングで世界中で色々な国々に行き、多くの文化と沢山の友人に出会うことが出来たこと。これがが僕の財産であり、視野が広がった事で今の人生に繋がったと思います。自分の世界を広げることは、人生をとても楽しくしてくれると思いますね。
Q10:マイバイクの気に入っているポイントを教えてください。
プロ生活を通じて数々のバイクに乗ってきましたが、それらの中でも、世界で戦う為の自分のライディングスタイルに合っていて、自分が理想だと思う走りを実現してくれるのが、キャノンデールのScalpelだと感じています。
ワールドカップで求められるパワーを受け止めるちょうど良い硬さのフレームと、現代の高いテクニック求められるレースにマッチしたリアサスペンションシステムが僕の走りを支えてくれています。僕専用の日本チャンピオンのカラーリングもとても気に入っています。
Q11:東京五輪の観戦を楽しみにしている若い皆さんへコメントをお願いします。
東京オリンピックは今の日本のMTBシーンにとって大切なレースだと信じています。
僕自身、スイスの世界選手権ではトップライダーの走る姿を見て、彼らに憧れて、この世界で戦おうと心に決めました。それと同じような世界最高の選手達のレースが、伊豆・修善寺のコースで行われるのだから、是非とも会場やテレビでこのレースを観戦してMTBの熱量と魅力を味わって欲しいと思います。
世界のトップレーサー達とそこで走る山本幸平を見てくれた皆さんが、MTBの素晴らしさを感じて、レースに出てみよう、オリンピック選手の様に走ってみたい、と思ってもらえるきっかけになるのであれば、それ以上嬉しいことはありません。7月26日のレースを楽しみにしていてください。
2003年で経験したスイスでの世界選手権で日本を出て海外で挑戦することを心に決め、世界で戦い続けた山本選手。ワールドチームの一員としてレース参戦を重ね、文字通り世界中を走り回ると同時に2008年の全日本選手権エリート初優勝と北京五輪出場から13年に渡り日本とアジアのトップとして走り続けた。これは山本選手以外の日本人が誰もやったことがない彼だけの挑戦の足跡である。
素晴らしい実績の一方で山本選手はある大会のインタビューで「世界で一番負けてきたのは自分」とも語った事もある。たとえ、何度も挑戦して壁に跳ね飛ばされても、山本選手は高校生の頃に見て、カッコイイと思った世界での理想の走りを求めて今日まで走り続けてきたのだ。
東京五輪では山本選手のチャレンジをする姿に注目すると同時に彼が挑戦し続けてきた世界の走りを肌で感じよう。
筆者プロフィール:鈴木禄徳(PAXPROJECT)
オフロードが特に大好きな雑食系アマチュアサイクリスト。幼少期からMTBを中心に、アニメ聖地巡礼から海外レース遠征まで幅広い自転車の楽しみ方を経験。
現在はアマチュアMTB/CXチーム「PAXPROJECT」のキャプテンとして、「明るく、楽しく、でも競技はガチで」をモットーにレース参戦と仲間と一緒にレベルアップすることに没頭。誰も観ていないジャンプで、数少ない観客(ほぼ友人のみ)を魅了する走りが信条。
PAXPROJECT
Notes
Special Thanks Koichiro Nakamura
オリンピックや世界選手権のメダルを獲得してきたトップアスリートがどのようにMTBに出会い、どんな気持ちを大切にしてプロ選手になったのか。
東京オリンピックでのレース観戦を楽しみにする方々、これから世界に挑戦するキッズ・ジュニアのアスリート、そして彼等をサポートするご家族の方々へのメッセージになればと、オリンピックMTBアスリートに協力を頂き、インタビューを行った。
これからチャレンジをするみんなに大事にして欲しいことを含め、アスリートからのメッセージをお届けする。インタビュアー:鈴木禄徳 (PAXPROJECT所属)
山本幸平 プロフィール
アジア選手権大会10度の優勝と全日本選手権12度の優勝を誇るアジア最強のMTBライダー。東京大会での4度目の五輪出場を果たす。日本を牽引してきた山本幸平選手のMTBとの出会いとプロ選手を志した原点を紹介しよう。
北海道出身、1985年生まれ36歳
DREAM SEEKER MTB RACING TEAM所属
東京オリンピック日本代表
Q1: どのようにしてMTBと出会いましたか?
小学生の頃に補助輪が取れて初めて自分用に買ってもらった自転車がいきなりMTBだったんです。兄と兄の親友がMTBでウイリーやジャックナイフなどトライアルの技を練習してる姿を見て、「カッコいい!思って自分もその輪の中に入りたい!」と思って一緒に遊び始めたのがMTBにハマるきっかけだったかな。近所の友達との遊びの一つがMTB。初レースは10歳で、そこから北海道のシリーズ戦に参加し始めました。
Q2: 子供の頃憧れた選手は?
MTBに競技として向き合い始めてからは、スイスのラルフ・ナフに憧れていました。高校生の時に初めて参加した世界選手権のU23カテゴリで彼が走る姿を見て、「カッコいい!」と直感的に感じて、それから彼の走りをチェックするようになりましたね。見た目や走るフォームもカッコいいけれど、とにかくガムシャラにキツそうに自分を追い込み続ける姿に刺激を受けました。彼のライディングスタイルを真似したり、イメージして練習したりもしましたね。
憧れや目標の選手の走りを頭の中に描いて走るのも、トレーニングをする支えになると思うんです。
Q3:ジュニアや子供の時を思い返して、どんな気持ちでトレーニングに取組んで欲しいですか?
ジュニアの間は遊びとしてMTBに取り組むこと。まずは楽しめばいいんですよ。自分自身が楽しいと思う事が一番。レースや練習が楽しいと思えるから、自分自身に挑戦できるし、身に付く。やらされてると思ったら、身につかないんです。楽しいと思っていれば、ちょっとくらい大変な練習も乗り越えることができます。
Q4:どのようにMTBのテクニックを学んだのですか? 何かオススメのトレーニング方法はありますか?
テクニックに関しては未だ進化の途中で、まだまだ習得したとは思ってないし、満足していません。だからこそ今も練習を続けることが出来ているし、毎日毎日違う感覚で新鮮な気分でMTBに乗り続けられていると思うんです。もっと上手くなりたいという思いを持ち続けることが大切だと思います。
世界中を走ってきた僕からの若いみんなへのアドバイスとしては、日本では四季があるので、フィールドやコースは常に表情が変わる。その環境を活かして、暑い日、寒い日、雨の日などの色々なコンディションでまずは走ってみることです。同じコースでもドライとウェットでは全く違う走り方が必要ですから、五感を研ぎ澄まして走って、色々な状況を経験していく事が大事。「まずは走ろう!」と伝えたいですね。
Q5:ジュニア時代はどのように練習したのでしょうか?
小学生の時は、学校や課外活動以外でもスキーやスピードスケートなどたくさんのスポーツで身体を動かしていました。実は中学校から高校2年生の夏まで卓球部に所属して、MTBは趣味として乗っていたんです。
その頃は自転車競技の練習を専門的にやっていたわけではありませんが、色々なスポーツを通じて体力をつけたのでしょう。高校2年生の夏に自転車競技に取り組もうと心に決めてからは、自転車一本に絞って練習に打ち込んで、高校3年生の時に世界選手権に参加できました。
ジュニアの時は一つのスポーツにこだわらずに、様々なスポーツを通じて身体を沢山動かして、バランスの良い身体を作ることと体力を付けることが大事だと思いますね。自転車でも何か1つにこだわるのではなくて、トラック、ロード、BMX、シクロクロス、ダウンヒルと色々な種目があるから、色々なことにチャレンジすることが大事だと思います。特にジュニアの間は一つにこだわりすぎず、色々なことをやることが本当に大切ですね。
Q6:学生時代はどのように過ごしていたのでしょうか?
「本気」でしたね。全部に対して。山本家の家訓として、兄も自分も皆勤賞。レース参加の為に公欠というのはあったけど、(昔は今と学校の受け止め方も違ったので)多少体調が悪かったとしても、頑張って学校に行くことにこだわっていました。
決め事や自分自身の目標に対して諦めないことと、何でも一生懸命やることの大切さというのは小さい頃に家庭と学校で学びましたね。ちなみに学校の体育祭や体育の授業は、いつも誰よりも全力で取り組む生徒だったと思います(笑)。
Q7:レースで勝つ為に大事だと思うことを3つ教えてください。
心・・・スタートまでの準備や日々の生活をレースに向けて集中する。
技・・・テクニックや機材の準備をしっかりと行うこと。
体・・・トレーニングを積むこと、身体のメンテナンスをすること。
これまでのアジア選手権や全日本選手権を振り返って感じるのは、良い走りをするには「心・技・体」が整っている事がすごく大事。MTBは個人で走る競技なので、自転車競技の中でも特にこの3つのバランスが整っている必要があると感じます。
Q8:どの様にプロ選手への道が開けたのでしょうか?
高校3年生の時に、初めて日本代表としてスイスのルガーノで行われた世界選手権に参加した際に、現地の熱狂的なファンやコースの難易度、選手のカッコよさなど、全てで日本とても大きな差があることを強く感じました。MTBを受け入れる環境と文化が日本とは全く違ったんです。
その時「本当のMTBライダーになりたいのなら、日本を出て海外のレースに挑戦していかないとダメだ」と思ったので、専門学校卒業後にフランスを拠点に活動していたブリヂストンアンカーに加入して、プロ選手としての生活をスタートさせました。MTBの本場のスイスで行われた世界選手権を経験したことで、世界で戦うMTBライダーになるという人生の目標を決断しましたね。
Q9: 今現在プロ選手としてどのように生活を楽しんでいますか?
レースやトレーニングで世界中で色々な国々に行き、多くの文化と沢山の友人に出会うことが出来たこと。これがが僕の財産であり、視野が広がった事で今の人生に繋がったと思います。自分の世界を広げることは、人生をとても楽しくしてくれると思いますね。
Q10:マイバイクの気に入っているポイントを教えてください。
プロ生活を通じて数々のバイクに乗ってきましたが、それらの中でも、世界で戦う為の自分のライディングスタイルに合っていて、自分が理想だと思う走りを実現してくれるのが、キャノンデールのScalpelだと感じています。
ワールドカップで求められるパワーを受け止めるちょうど良い硬さのフレームと、現代の高いテクニック求められるレースにマッチしたリアサスペンションシステムが僕の走りを支えてくれています。僕専用の日本チャンピオンのカラーリングもとても気に入っています。
Q11:東京五輪の観戦を楽しみにしている若い皆さんへコメントをお願いします。
東京オリンピックは今の日本のMTBシーンにとって大切なレースだと信じています。
僕自身、スイスの世界選手権ではトップライダーの走る姿を見て、彼らに憧れて、この世界で戦おうと心に決めました。それと同じような世界最高の選手達のレースが、伊豆・修善寺のコースで行われるのだから、是非とも会場やテレビでこのレースを観戦してMTBの熱量と魅力を味わって欲しいと思います。
世界のトップレーサー達とそこで走る山本幸平を見てくれた皆さんが、MTBの素晴らしさを感じて、レースに出てみよう、オリンピック選手の様に走ってみたい、と思ってもらえるきっかけになるのであれば、それ以上嬉しいことはありません。7月26日のレースを楽しみにしていてください。
2003年で経験したスイスでの世界選手権で日本を出て海外で挑戦することを心に決め、世界で戦い続けた山本選手。ワールドチームの一員としてレース参戦を重ね、文字通り世界中を走り回ると同時に2008年の全日本選手権エリート初優勝と北京五輪出場から13年に渡り日本とアジアのトップとして走り続けた。これは山本選手以外の日本人が誰もやったことがない彼だけの挑戦の足跡である。
素晴らしい実績の一方で山本選手はある大会のインタビューで「世界で一番負けてきたのは自分」とも語った事もある。たとえ、何度も挑戦して壁に跳ね飛ばされても、山本選手は高校生の頃に見て、カッコイイと思った世界での理想の走りを求めて今日まで走り続けてきたのだ。
東京五輪では山本選手のチャレンジをする姿に注目すると同時に彼が挑戦し続けてきた世界の走りを肌で感じよう。
筆者プロフィール:鈴木禄徳(PAXPROJECT)
オフロードが特に大好きな雑食系アマチュアサイクリスト。幼少期からMTBを中心に、アニメ聖地巡礼から海外レース遠征まで幅広い自転車の楽しみ方を経験。
現在はアマチュアMTB/CXチーム「PAXPROJECT」のキャプテンとして、「明るく、楽しく、でも競技はガチで」をモットーにレース参戦と仲間と一緒にレベルアップすることに没頭。誰も観ていないジャンプで、数少ない観客(ほぼ友人のみ)を魅了する走りが信条。
PAXPROJECT
Notes
Special Thanks Koichiro Nakamura
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