2021/04/25(日) - 01:29
Jプロツアー第5戦の「東日本ロードクラシックDay-1」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。150kmで行われたJプロツアーは終盤に形成された精鋭集団から抜け出した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)がチームに2勝目をもたらす今季初勝利。女子は植竹海貴(Y’s Road)が渡部春雅(明治大学)とのマッチスプリントを制して今季4勝目を挙げた。
Jプロツアー第5戦は、今季初となる東日本での開催。会場となる群馬サイクルスポーツセンターは朝から快晴に恵まれ、この季節の同会場では珍しく汗ばむ陽気になった。
レースは群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを25周する150km。事前にもアナウンスがあった通り、この日はJCF強化指定選抜チームで増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が出場。主戦場をJCL(ジャパンサイクルリーグ)に移した増田がいることで、展開にどのような影響を及ぼすかに大きな注目が集まる中でスタートが切られた。
直後から激しいアタック合戦が繰り広げられるが、決定的な逃げが決まることなく中盤戦へ。7周目になると小森亮平(マトリックスパワータグ)、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)、平井公介(JCF強化指定選抜チーム)という7名の逃げ集団が形成され、メイン集団をリーダーチームのマトリックスパワータグがコントロール展開になったが、14周目にメイン集団が逃げ集団をキャッチして後半戦を迎えることになった。
後半戦に入ると、ひとつになった集団からは有力選手を含む数名の選手が飛び出しては吸収される状況が続いたが、18周目になると今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が単独で飛び出して逃げる展開に。今村は一時、集団から1分半程度のリードを奪う走りを見せたが、残り4周となる22周目に人数を減らしたメイン集団に吸収され、レースは終盤戦に。再びひとつになった集団では激しい攻撃の仕掛け合いの状況が続いたが、決定的な抜け出しはなく最終周に入る。
最終周に入っても決定的な動きがないまま迎えた心臓破りの坂で増田が満を持してアタックを仕掛けて抜け出しを図ると、この動きに窪木が反応して2名が抜け出す展開に。最後は増田の後方でしっかりと状況を見極めた窪木が単独で抜け出し、そのまま独走で今季初勝利を飾った。
年間ランキングは、プロリーダージャージがホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)、ネクストリーダージャージがこの日はJCF強化指定選抜チームでの出場となった平井光介(EQADS)で変わりなし。敢闘賞は単独逃げで見せ場を作った今村、山岳賞は平井が獲得した。
Jプロツアー第5戦は、今季初となる東日本での開催。会場となる群馬サイクルスポーツセンターは朝から快晴に恵まれ、この季節の同会場では珍しく汗ばむ陽気になった。
レースは群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを25周する150km。事前にもアナウンスがあった通り、この日はJCF強化指定選抜チームで増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が出場。主戦場をJCL(ジャパンサイクルリーグ)に移した増田がいることで、展開にどのような影響を及ぼすかに大きな注目が集まる中でスタートが切られた。
直後から激しいアタック合戦が繰り広げられるが、決定的な逃げが決まることなく中盤戦へ。7周目になると小森亮平(マトリックスパワータグ)、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)、平井公介(JCF強化指定選抜チーム)という7名の逃げ集団が形成され、メイン集団をリーダーチームのマトリックスパワータグがコントロール展開になったが、14周目にメイン集団が逃げ集団をキャッチして後半戦を迎えることになった。
後半戦に入ると、ひとつになった集団からは有力選手を含む数名の選手が飛び出しては吸収される状況が続いたが、18周目になると今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が単独で飛び出して逃げる展開に。今村は一時、集団から1分半程度のリードを奪う走りを見せたが、残り4周となる22周目に人数を減らしたメイン集団に吸収され、レースは終盤戦に。再びひとつになった集団では激しい攻撃の仕掛け合いの状況が続いたが、決定的な抜け出しはなく最終周に入る。
最終周に入っても決定的な動きがないまま迎えた心臓破りの坂で増田が満を持してアタックを仕掛けて抜け出しを図ると、この動きに窪木が反応して2名が抜け出す展開に。最後は増田の後方でしっかりと状況を見極めた窪木が単独で抜け出し、そのまま独走で今季初勝利を飾った。
年間ランキングは、プロリーダージャージがホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)、ネクストリーダージャージがこの日はJCF強化指定選抜チームでの出場となった平井光介(EQADS)で変わりなし。敢闘賞は単独逃げで見せ場を作った今村、山岳賞は平井が獲得した。
東日本ロードクラシック群馬大会 結果(150km)
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 3時間40分19秒 |
2位 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) | +5秒 |
3位 | 中井唯晶(シマノレーシング) | |
4位 | ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) | |
5位 | 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +6秒 |
6位 | 横山航太(シマノレーシング) |
中間スプリント賞 小森亮平(マトリックスパワータグ)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
敢闘賞 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
山岳賞 平井光介(JCF強化指定選抜チーム)
プロリーダージャージ ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダージャージ 湯浅博貴(EQADS)
女子 植竹海貴が渡部春雅をマッチスプリントで下し今季4勝目
女子は14周84kmのレース。JCF強化指定選抜チームで梶原悠未、内野艶和、鈴木奈央の3選手が出場することが話題だったが、レースは中盤過ぎまで穏やかな雰囲気で進んだ。終盤戦に入ると集団のペースが上がり、少しずつ人数を減らしながら最終盤には植竹、渡部、梶原、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)の4名に。最後は植竹と渡部の2名になり、マッチスプリントを制した植竹が今季4勝目を飾った。
敢闘賞 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
山岳賞 平井光介(JCF強化指定選抜チーム)
プロリーダージャージ ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダージャージ 湯浅博貴(EQADS)
女子 植竹海貴が渡部春雅をマッチスプリントで下し今季4勝目
女子は14周84kmのレース。JCF強化指定選抜チームで梶原悠未、内野艶和、鈴木奈央の3選手が出場することが話題だったが、レースは中盤過ぎまで穏やかな雰囲気で進んだ。終盤戦に入ると集団のペースが上がり、少しずつ人数を減らしながら最終盤には植竹、渡部、梶原、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)の4名に。最後は植竹と渡部の2名になり、マッチスプリントを制した植竹が今季4勝目を飾った。
F(女子) 結果(84km)
1位 | 植竹海貴(Y’s Road) | 2時間28分14秒 |
2位 | 渡部春雅(明治大学) | |
3位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +10秒 |
E1(120km)
1位 | 川崎嘉久(TeamZenko) | 3時間7分16秒 |
2位 | 佐藤信哉(VC福岡エリート) | |
3位 | 松木健治(VC VELOCE) | |
4位 | 雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド) | |
5位 | 五十嵐洸太(Team BFY Racing) | |
6位 | 坂大恵太(F(t)麒麟山 Racing) |
text&photo:Nobumichi KOMORI/HAT TRICK COMPANY
photo:Satoru Kato
photo:Satoru Kato
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